恋愛心理学|いい人なのに、なぜ決められない?マッチングアプリで「もっといい人」を探してしまう心理
いい人と出会っているのに、なぜか次の人を探してしまう
マッチングアプリを使っていると、こんな経験はありませんか?
何度かメッセージをして、実際に会ってみた。
話も合うし、一緒にいて楽しい。
「この人、いいかも」
そう思っていたはずなのに、家に帰ってマッチングアプリを開くと、また別の人を見てしまう。
「この人も気になるな」
「もっと自分に合う人がいるかも」
イラスト1「いい人なんだけど……」

気づけば、目の前にいる「いい人」よりも、まだ出会っていない「もっといい人」を探している。
でも、これは単純に「理想が高いから」とは限りません。
マッチングアプリでは、スマホを開けば次々と新しい人が目に入ります。
つまり、一人の相手と向き合っている最中でも、常に「他の選択肢」が見えている状態なんです。
「悪くない。でも、もっといい人がいるかも」という終わらない迷い
出会いが増えれば、理想の人を見つけやすくなる。
一見すると、そう思いますよね。
でも、選択肢が増えるほど、
「この人で本当にいいのかな?」
「次にもっと合う人が現れるかも」
という迷いも生まれやすくなります。
そして厄介なのは、この「もっと」には終わりがないことです。
一人の相手と出会う。
いいなと思う。
でも、新しい人が目に入る。
また比べる。
そして、次を探す。
これを繰り返していると、せっかくいい人と出会っても、その人をじっくり知る前に次へ進んでしまうことがあります。
もしかすると、マッチングアプリで恋愛が難しくなる理由の一つは、
「出会えないこと」ではなく、「選べすぎること」
なのかもしれません。
では、なぜ選択肢が増えるほど、人は一人を選べなくなってしまうのでしょうか。
実はここに、マッチングアプリならではの「心のクセ」が隠れています。
マッチングアプリは「選べる」からこそ、恋愛が難しくなる?
マッチングアプリの大きな魅力は、たくさんの人と出会えることです。
普段の生活では出会えなかった人とも、スマホ一つでつながれる。
これは、とても大きなメリットですよね。
でも、選択肢が多いことは、必ずしも「選びやすい」ということではありません。
たとえば、気になる人とマッチしても、
「もっと趣味が合う人がいるかも」
「もっと話しやすい人がいるかも」
「もう少し探してから決めよう」
と考えてしまう。
そして、新しい人を見るたびに比較が始まります。
出会いが増えれば幸せになれるとは限らない
選択肢が少なければ、目の前の相手をじっくり知ろうとします。
でも、次の選択肢がすぐに見える環境では、少し気になる部分があるだけで、
「他の人を探した方がいいかも」
と思いやすくなります。
もちろん、無理に一人を選ぶ必要はありません。
大切なのは、たくさんの人と出会うこと自体が目的になっていないか、一度考えてみることです。
あなたが探しているのは、
「欠点のない人」でしょうか。
それとも、
「もっと知ってみたいと思える人」でしょうか。
マッチングアプリで選択肢が増えた今だからこそ、「誰と出会うか」だけではなく、自分がどうやって相手を選んでいるのかにも目を向ける必要があるのかもしれません。

気づかないうちに「目の前の人」より「まだ見ぬ誰か」を見ていませんか?
マッチングアプリを開けば、今日も新しい人が表示されます。
だから、目の前に気になる人がいても、
「もっと気が合う人がいるかも」
「もっと理想に近い人がいるかも」
と考えてしまうことがあります。
でも、「まだ出会っていない人」には一つだけ大きな特徴があります。
それは、嫌なところがまだ見えていないことです。
比べ続ける恋愛が、本当に大切なものを見えにくくする
実際に会った人には、良いところも悪いところも見えてきます。
話してみたら、少し価値観が違った。
LINEのテンポが思っていたのと違った。
ちょっとした癖が気になった。
一方、アプリに表示される「まだ見ぬ誰か」は、プロフィールから想像するしかありません。
だからこそ、現実の相手より魅力的に見えることがあります。
ここで、一度考えてみてください。
あなたは「目の前の人」と「他の人」を比べていますか?
それとも、
「現実の人」と「頭の中で作った理想の人」を比べていませんか?
完璧な人を探し続けるより、「この人のことをもう少し知ってみたい」と思える相手と向き合ってみる。
その時間の中でしか見つからない魅力も、きっとあります。

心理学を知ると、マッチングアプリの見え方は変わる
ここまで読んで、
「自分も、もっといい人がいるかもって探していたかも」
と思った人もいるかもしれません。
でも、マッチングアプリをやめる必要も、無理に一人を選ぶ必要もありません。
大切なのは、自分がなぜそう感じるのかを知ることです。
「相手を攻略する」より、自分の心の動きを知ることから始めよう
恋愛心理学というと、
「どうすれば好かれる?」
「どうすれば本命になれる?」
といったテクニックを想像する人も多いですよね。
でも、心理学が役立つのは、それだけではありません。
なぜ返信が遅いと不安になるのか。
なぜ一つの行動だけで「脈なしかも」と思ってしまうのか。
なぜいい人と出会っても、次の人を探してしまうのか。
こうした自分自身の心の動きにも、さまざまな心理が関係しています。
心理学を知ることは、相手の心を操るためではありません。
むしろ、
「今、自分は思い込みに振り回されていないかな?」
と、一度立ち止まって自分の恋愛を見られるようになること。
それだけでも、マッチングアプリでの出会い方は少し変わってくるかもしれません。

あなたが探しているのは「最高の人」?それとも「一緒に幸せになれる人」?
マッチングアプリには、たくさんの出会いがあります。
だからこそ、
「もっといい人がいるかも」
と思うこと自体は、不思議なことではありません。
でも、もしその「もっと」を追い続けることに疲れてしまったら、一度だけ考えてみてください。
あなたが探しているのは、
欠点のない「最高の人」ですか?
それとも、
お互いを知りながら、一緒に幸せになれる人ですか?
マッチングアプリに疲れたときこそ、恋愛を心理学から見つめてみる
マッチングアプリでは、今回紹介した「もっといい人がいるかも」という迷い以外にも、さまざまな心の動きが起こります。
返信が遅いだけで、不安になる。
プロフィール写真だけで、「この人は誠実そう」と感じる。
何度も会ううちに、少しずつ相手が気になってくる。
一つの行動だけで、「脈ありかも」「脈なしかも」と考えてしまう。
こうした恋愛の「なぜ?」を知ると、今までとは少し違う角度から相手や自分を見られるようになります。
大切なのは、心理学を使って相手を思い通りに動かすことではありません。
相手を理解し、自分の心の動きにも気づくこと。
私は、マッチングアプリや恋愛で起こるさまざまな「なぜ?」を、心理学の視点から一つの記事にまとめました。
「もっといい人」を探し続ける前に。
一度、自分がどんな心理で恋愛をしているのかを知ってみる。
それだけでも、次にマッチングアプリを開いたとき、目の前の人の見え方が少し変わるかもしれません。
心理学は、恋愛の正解を教えてくれるものではありません。
でも、迷ったときに自分の現在地を知るための「地図」にはなってくれます。
あなたが本当に大切にしたい人と出会ったとき、その人を見失わないために。
まずは、自分の心を知ることから始めてみてください。
