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人から何かをもらう=お返しをしなくてはいけないという呪いについて。

私もそうだったのですが
世の中には一定数 友人、知人から突然何かもらうことがちょっと苦手な人、身構えてしまう人がいると思う。

何かもらって嬉しくないわけではない。
ないわけではないのだが
ありがとうー!ともらった喜びを感じるより先によぎるのがコレ↓

なにをお返したら良いのだろう…!

問題。


真面目で律儀で世間体や常識を
重んじる人ほどそうなる傾向が強い気がする。

もらったものの単価をこっそり調べ
それに見合うもの、相手の好みを考え
(消え物が望ましい)購入して
タイミングをはかって渡す。。。

(因みに購入するためスマホとにらめっこしている間はもらったプレゼントは脇に放置されることが多い。)

「何かしてもらったら
同等の何かでお返ししなくてはいけない。
でないと失礼になる。」
という謎の呪いに縛られて
相手の好意、善意だけを無邪気に受け取れず
気がついたら借りは作りたくない!という
マウント合戦、対価リレーに発展していて。。

とりあえず、これでお返しときゃ間違いないっしょ!と手頃なとこでポチり
そんな、いいよいいよお返しなんて!
と遠慮する相手に
いやいや対したもんじゃないから気にしないで!とサッと渡して1クール完了。
自分の気持ちはスッキリ!
まさに一仕事終えた感覚。

…なんだ…このやりとり。
贈り物の意味とは一体…。


と常日頃モヤモヤする中 ある事件が発生。

当時3歳だった息子が1ヶ月近く入院し、 
母である私は24時間付き添い。
食べものも病院の売店などで限られ
大部屋をカーテンで仕切っただけの個室スペースにはあまりプライベートもなく
大分弱っていたころ。。

自営で飲食を営む友達が突然お見舞いにきたのですよ。

茹でたての越前がにを大皿に盛って…!

「いや、昨日まで福井に旅行に行ってきたからさー。お土産!入院ってろくなもん食べてないでしょ?食べて!」

と、にこやかにカニを置いて去っていく
友達。

そして、大部屋に思いきり漂う海鮮の香り…


いや、これどうすりゃいいの?!
我が子が病気で入院してるのに
隣で優雅に茹でたてのカニ(しかも丸ごと)
食べてる保護者って
聞いたことないんだけど…!
同室の他のお母さん方の顰蹙も買うだろうし
検温の看護師さんに見つかったら恥ずかしすぎる…!(恐怖)

友達は独身のノンセクシャル男子(裕福)
こちらの細かい事情なんて分からず
ただただ、本当に私が付き添い大変だからと
美味しいものを食べて欲しい一心で
持ってきてくれたんだと思います。

しかし、この時の私は看護疲れ、周囲への気疲れで極限状態。。
そんな彼の思いやりとか善意を感じる隙もなく、ただ流れゆく日々の中穏便に入院生活を維持することだけに注力していたので


マジでなんてブツ置いてくんだこの野郎!
しかもこのカニ、いくらすんだよ!
お返しどうすりゃいいんだよ!と

ひたすらやり場のない怒りに困惑しきりだったことを覚えています。

その後旦那に連絡をとり
仕事帰りにカニを引き取りにきてもらい
(ラップをして臭いが漏れないようにしていた)
結局私はもらったカニを一口も食べることなく病院の付き添い用ベッドの上で
越前がにの相場を検索、お返しに悩んで
一晩寝られない夜を過ごしました。

かにって…サイズによって値段全然違うし
時価なんですよね…(泣)


その後、息子は無事に退院し
カニの大皿を返す名目で例の彼のお店を訪問。もちろんお返しも持って。

私、バッチリ悩みの沼にハマりましてね、、
その頃にはすっかりプレゼント恐怖症になり…ここではっきり言わねば気持ちの良い友達付き合いはできないと思い 彼に言いました。

「カニ…ありがとう。だけどお返しに困っちゃうから今後はあまり高価な差し入れは
大丈夫だよ。」と。

さすがにカニスメルが病室に漂って
迷惑だったとまでは言わなかったけど笑
我ながらかなりはっきり言った!言い切った!

「えっ…!お返しとかそんなの気にしなくてもいいのに。」

「いやいや、私がそういうのめちゃ気になるから…ごめん」

「……わかった。気をつける。」


ものすごく、そう、、もんのすごく不服そうな顔でつぶやかれ
お互いなんとなく気まずい空気のまま
私は店を出て

そこからちょっと疎遠になってしまいました。

あれから数年、新しい友達ができたり
私も仕事を辞めてほぼ専業主婦になる中で
いろんな「価値観」について考えることが
多く。。
たまに「病室カニ事件」について想いを馳せたりもします。

新しい友達はなんというか
すごく「貰い上手」で
こちらから何かをしてあげたり、
ちょっとした何かをあげても
満面の笑みでありがとう!嬉しいー!と
いって、その後それについてのお返しが特に来るわけでもなく…

なのでこちらも
たまーに彼女からなにかもらっても
ありがとう!嬉しい😄と気持ちを伝えるだけで収まってますが
そういう時もらったものって
お返しの呪縛がないので普通に素直にありがたいんですよね。

そうなんです。
ようやく気がついたんです。

「人は人に何かをあげる時は物質的な見返りを求めているわけではなく
シンプルに自分があげたいだけ。
単純にその人に喜んで欲しいからあげているだけである。」

出産祝いとか、〇〇祝いとか
形式があるものだと相応の返礼のカタチが
決まってたりしますが。
(これはこれで)

何かあげたいからあげる→相手が喜んでくれる。私も嬉しい!イェイ★ハッピー!
以上!
これに尽きるのかもしれません。

もっと早く気づいてたら
あの時…
越前がにも快く受け取れて心の底から笑顔で「ありがとう!嬉しい!」と言えてたのかも。
そして未だに仲の良い友達でいられたのかも。(ありがたくもらっておいて何だけど、
あの時実は匂いがちょっと大変だったよと笑いながら)

カニを買うところから茹でるところ、
大皿に盛って病室まで運ぶのも大変だったはず。。
しかもその間ずっと私の喜ぶ顔を浮かべていたとしたら?

お返しの呪いに囚われすぎて
本当に大事なことを見落としていた当時を今更大後悔。。
(しかもそのお返しも釣り合いだけを気にして決して相手のことを考えて選んだものではなかったという。)←バカバカしすぎる。。

世の中の甘えベタさん、
借りは作りたくない自立心の強い方、
人から何かもらった時、してもらった時は
反射神経的にお返しせねばー!
と躍起になるんじゃなくて

1回深呼吸して相手の気持ちを考えてみても
いいかもです。

果たして相手はお返しが欲しくてそれをあなたにあげたのか…?

いやそうではない!
と気がつくと もらうこと=苦手
ではなく純粋な喜びに変わるかも。

逆に良かれと思って渡しただけなのに
義務的なお返しが即座に返ってきたら
気を遣わせて悪かったかな?と寂しい気持ちになりませんか?


改めて声を大にして言います。。

いいんだよー!
嬉しい気持ちだけ相手にしっかり届けば甘んじて受け取るだけであなたはいいんだよー!笑


以上、本日の気づき
ダラダラ長文失礼しました!
皆様良い1日を✡


 








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