ナナメ目線のSASUKEごっこ
幼稚園のころ、ムスコもムスメも大好きだった遊びがあります。
SASUKEごっこ。
近所の大きな公園の池の周りで行われます。
遊具は一切使いません。
池の周囲をぐるっと囲う丸太や岩の上を、落ちないように慎重に、しかしできるだけ速く、華麗に一周する。
それだけです。
ただし、重要なポイントがあります。
実況です。
本家SASUKEのメイン実況を務める杉山アナウンサーのように!
限りなく緊張感と高揚感を引き出し、限りなくドラマチックに!
(••••••杉山アナを降ろす時間)
「さあ始まりました、SASUKE 1stステージ。天気は薄曇り、絶好のSASUKE日和であります。これまで数々の挑戦者を飲み込んできたこの《鋼鉄の魔城》。今日はこのモンスターの前に、一体どれだけの涙が流れることになるのでしょうか•••!」
ムスコの表情がキリッと引き締まり、目には小さな炎が宿ります。
「1人目の挑戦者は•••北海道名寄市からの参戦、ムスコくん!シーズン開始以来、この《鋼鉄の魔城》に挑み続けてきた小さな勇者であります!!」
《鋼鉄の魔城》はムスコが気に入ってるので多めに入れます。入れないと、
「こうてつのまじょっていって!」とダメ出しが入ります。
「ムスコくんのファーストチャレンジ!!」
私をじっと見つめ、小さく頷くムスコ。
「スターーート!!!」
ムスコが手前の丸太に跳び乗る!すぐさま次の丸太へ!
「いったぁーーーー!さあ順調な立ち上がり!さすがは前大会の覇者、貫禄の滑り出しであります!!!」
数十本の丸太を渡り終えたムスコは岩ゾーンへ!
デコボコの大きな岩に、フラフラしながらよじ登る!
「おおーっと、わずかにグラついたか?!ここは伝説の《鋼鉄の魔城》、百戦錬磨のムスコくんを持ってしても油断は許されません!!」
ムスコ、落ちないように必死で岩から岩へ!
「さあ、越えられるか?!」
いつも3回に1回くらいしか成功しない、一番大きくて断面が斜めになってる岩でやっぱりバランスを崩し滑り落ちる。
「ああぁ〜〜〜〜〜!!!!こ〜こ〜で〜〜落ちてしまったぁ〜〜〜!!!!!」
地面に手をつき、ガックリと肩を落とすムスコ。
私は素速くカメラマンになってうなだれるムスコの顔を覗き込みアップショット。
「悔しい表情!ここまでこのチャレンジに費やしてきた時間、支えてきた家族、」
「もういっかい!しゃいしょから」
「あ、はい」
「さあ〜ムスコくんのセカンドチャレンジ!(サスケにセカンドチャレンジないけどね😑)先ほどの失敗を乗り越え•••」
これを気が済むまでやります。
変な親子。
ムスコより私がヤバい。
うわー、あの親子またやってるよ•••って思われてそう。
ムスコの2歳下のムスメも参戦するようになってからはどう考えても私の負担が大き過ぎました。
失敗した。軽い気持ちでやった実況にこんなにハマるとは。早くSASUKE卒業してくれ。
杉山アナすごい。エライ。
ムスメ小3のある朝。
「あ!今日の昼休み3年生外あそびだ!サッカーつかれるんだよなー」
「え!サッカーしてるの?すごいね。女の子と?」
「いや、男子ばっかり」
「男子とサッカーしてるの?!すごいねぇ!!」
「いや、私実況だから」
「???実況•••?」
「そ、頼まれちゃって。」
一度ふざけて実況したら、すごいウケてそれから毎回呼ばれるんだそうです。
みんな実況されるの好きねぇ。
にしても、友だちのサッカーをSASUKE風に実況してるムスメ•••
私の子だなぁ。変人〜🤣
↓その他のムスメエピソード

あんまり似ませんでした😅
イーロンマスク風。
いまだに胸筋の仕上がりすごい
