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現代オーディオは小型でも侮れない!

 コツコツnoteを投稿しようと思いながらも、ついつい時間が空いてしまいました。気付けば日中はとても暑くて、外出はおろか家の中でもエアコン無しでいられません。皆様如何お過ごしでしょうか?

 私はというと、先日少し思うところあってFostexのAP25というD級アンプを購入したりして、色々と実験をしておりました。というのも、私は現在メインのスピーカーとしてFE108SS-HPを用いた共鳴管を使っているのですが、何せ共鳴管やバックロードホーンというのはアンプにとって相当な難モノ、中でも共鳴管は、名前の通り共鳴を積極的に使うものですから、共鳴周波数での共鳴により振動板がアンプからの信号とは関係なく振られるのを抑え込み、振動板を正確に振動させるには、駆動力のあるアンプが必要となるわけです。

我がリファレンス(大袈裟な!!)、名前は特になかったのだがさっき思いついた。フロアタイプの共鳴管(Quarter Lambda)で、改造に次ぐ改造で何世代目かははっきりしないが振動板も星型だしキリもいいので5として、FQ−5SS!
ニックネームはツギハギでボロボロなのと、スリムを通り越して細長いので「スキニー・フランケン」でどうだろう。振動板が白系ではなく紫がかったグレーなのも、怪物感があっていい。
元々私は実家のスピーカーも「リヴァイアサン」
とか、「麒麟」とか空想の生き物、どちらかと言うと怪物系のニックネームをつけていたのでぴったりかもしれない。


 10cmのフルレンジ一発とはいえ、超ド級ユニットのFE108SS-HPと共鳴管の組み合わせでは、私が今使っているデノンのPMA600NEではかなり無理をさせているのは間違いありません。
 実際、どうにも低域にキレがなくぼやけていたのですが、とはいえこれは自作共鳴管の設計や造りがイマイチな可能性も大いにあります。湯水のようにお金があるわけでもないので、高額なアンプを買ってから自身の設計が悪いと気がついてはショックも大きい。。
 そこで、昨今話題のPWMアンプ、俗に言うD級アンプは小型でも相当な駆動力との評判ですし、実は先日行われたFostexの試聴会でもAP25が使用されておりその実力を目の当たりにしていたので、価格もお手頃でパソコン横のサブシステムにも丁度良いし(と言うよりこちらが本来の用途)、前々からD級アンプにとても興味があったので思い切って実験用として1台購入してきたのです。

Fostex AP25 
フォステクスのパーソナルアンプの最上位モデル。
この小ぶりの見た目からは全く信じられない音がする。
駆動力と情報量に関してはPMA600NEを断然上回る。
もしかすると実家で使っている山水のB-2105より駆動力はあるかもしれない。帰省の際にカバンにでも入れておこうか。3.5スケが余裕で入るスピーカーターミナルも嬉しい。(画像はFostexのECサイトより)


 AP25は、電源投入直後からなかなかキレのある低域を聴かせてくれ、最初は中高域が少々刺々しいもののウォームアップやエージングの効果が大きいようで、1〜2時間くらいで中高域のキツさがなくなり質感向上、上下方向ともにFレンジが広がりました。
 やはり駆動力は優秀で、低域もスピード感があり全体に情報量も豊富、 定位や音場も正確で、特に驚いたのは現代のポップスなどのシンセサイザーの音は、まるでヘッドホンで聴いているかのように耳元や頭の中で鳴ると同時に、部屋の隅々まで音が広がります。
 ただし、やはりどうしても超高域が少し歪みっぽいというかどこか耳につき、全体に音楽というよりは音声信号、情報という感じ。さすがHiFiオーディオ用だけあってか、PMA600NEの方が演奏や会場の雰囲気や匂いのようなものの再現は得意で、AP25は演奏の繊細な表現の部分などをじっくり聴き込むにはあまり向かないのかなと私は感じました。3週間ほど使いましたが、AP25のおかげもあってかユニットやエンクロージャーのエージングが進んだようで、PMA600NEでも低域に随分キレが出てきたので今は600NEに戻しています。
 しかし、たった4万円ほどのD級アンプがこれほど高音質で、ガッチリとユニットを駆動する事には驚きました。おそらくユニットのエージングが加速度的に進んだのもAP25の力強い駆動力あってのものでしょう。


さてさて、次の一手をどうしよう

 というわけで無事、共鳴管の設計や造り、もっと言うならほかの機材含めたセッティングといった部分ではそう間違っていなかった事は確認できたので、本格的に次のアンプを考えているのですが、大本命はやはりデノンのPMA1700NEあたりでしょうか。個人的には1つ上の2500NEよりもストレートな音で好みだし、当分は38センチのウーファーや超低インピーダンスのスピーカーを鳴らす予定もないので物量的にはこちらで十分でしょう。ただ、2500NEの物量もとても魅力的なのは間違いありません。

DENON PMA1700NE
なんと往年の山水AU-α607シリーズとほぼ同じ重量、全高が少し低くて値段は時代が違うので約2倍。
今時こんな金属の塊をこのお値段で販売してもらえるのはとても有難い。(画像はDENON公式サイトより)

 正直なところすぐに購入したいところなのですが、実は今の自宅があまりに狭く、アンプの置き場に困ってしまうのは目に見えているし(AP25を購入した裏事情の一つ!)、この10月に広い物件へ引っ越しを予定している事もあり、導入はもう少し先となりそうです。
 おそらく新居での機器のセッティングや、部屋の変化による音質のレポートが先になるとは思いますが、導入した際には必ずnoteでレポートしようと思いますので見て頂けると嬉しいです。



やっぱり中古レコードは楽しい

 余談ですが、先日いつも通り御茶ノ水のディスクユニオンで買ってきた1枚がなかなか面白かったので紹介しておこうと思います。

ケネス・ギルバート(クラヴサン)
ラモー/インドの優雅な人々

 御茶ノ水クラシック館で随分前から気になっていたけど買わず、他に買う人もいなかったようで、ついにはお値下げコーナーにあったので買ってきたもの。
 タイトルにインドと書かれているし長い間店頭にあったということはゲテモノ盤の類かと思っていたのですが、何のことはない、至極真当なクラヴサンの独奏。全然知らなかったが調べたら曲はラモーの有名なオペラからのもののようで非常に親しみやすく聴きやすくリアルさもあり、演奏もなかなかいい。録音はほどよい距離感で、全体にソフトタッチで目が醒めるような音ではないが、キーの音やレバーの音もしっかり入っていて雰囲気がよく伝わってくる。
 仏語が読めないので録音場所がわからないのだが、車の音と思われる超低音が入っていて、曲間など楽器が鳴り止んだ時には時折子供が遠くで騒ぐ声がはっきり聴こえる。仰々しい演奏会を聴くのではなく、生活や文化と密接に繋がった音楽という印象で、全く奇抜なことはしない演奏だががとても面白い。

 何より驚くのが、お値下げでこの盤がなんとたったの350円だったということ!!350円でこれだけ充実した音楽を聴けるならとてもハイCPではないでしょうか。今回は合わせて4枚ほどレコードを買いましたが、それでも1500円ほどでした。
これだから中古レコードはやめられませんね。

 ということで、今回はこのあたりで!とりあえず、熱中症対策でここのところ休日も日中は家にこもっているので、次はレコード周りの紹介でもしようかなと思っています。
 また、次の記事も見ていただけると嬉しいです!

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