社労士試験は1科目ずつ?同時並行?
はじめに
こんにちは。
今日は、「社労士試験の勉強は1科目ずつ進めるべき?それとも同時並行がいい?」という、多くの受験生が一度は悩むテーマについてお話ししたいと思います。
勉強を始めたばかりの頃って、
「1科目終わらせてから次へ進むべき?」
「最初から何科目も並行して勉強したほうがいい?」
と迷いますよね。
SNSやYouTubeを見ても、人によって言っていることはさまざま。
「1科目ずつ派」もいれば、「最初から同時並行派」もいて、結局どっちが正解なのか分からなくなってしまいます。
さらに、
「1科目ずつ完璧に終わらせようと思ったら、最後の科目に行く頃には最初の労基法を忘れてしまうんじゃない?」
「今日は子どもの習い事や夕飯の支度で30分しか勉強できない…。こんな短時間で同時並行なんて本当にできるの?」
そんな不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
私もまさに同じでした。
当時は未就学児の育児をしながらの受験生活。まとまった勉強時間はほとんど取れず、「間違った勉強法で貴重な時間を無駄にしたくない」という思いがとても強かったのを覚えています。
正直に言うと、1・2年目の私はこの勉強法選びで迷い続け、不合格でした。
でも3年目に勉強の進め方を見直したことで、ようやく合格することができました。
この記事では、3年間の受験生活を通してたどり着いた、「最初は1科目ずつ、春以降は同時並行」という勉強法について、実体験を交えながらお話しします。
同じように悩んでいる方が、少しでも遠回りせずに済めば嬉しいです。
第1章 結論|「最初は1科目ずつ、春以降は同時並行」がおすすめ
先に結論からお伝えします。
社労士試験は、
「1科目ずつ」と「同時並行」のどちらか一方を選ぶ必要はありません。
勉強する時期によって、やり方を切り替えるのがおすすめです。
イメージするとこんな流れになります。
9月〜3月
▼
1科目ずつ学習
・労働基準法
↓
・労災保険法
↓
・雇用保険法
↓
・健康保険法
↓
・年金科目…
まずはテンポよく全科目を1周することを目標にします。
4月〜6月
▼
過去問中心の学習
2〜3科目を並行しながら復習を繰り返します。
7月〜試験本番
▼
全科目を毎日少しずつ回す
模試・法改正・白書対策も取り入れ、本番に近い状態を作っていきます。
社労士試験は、
「知識を覚える時期」と「知識を定着させる時期」で勉強法が変わる試験です。
この流れを知っているだけでも、「今は何を優先すればいいんだろう?」と迷う時間がぐっと減ります。
第2章 なぜ最初は1科目ずつ勉強するの?
勉強を始めたばかりの時期は、まず1科目ずつ進めることをおすすめします。
理由は3つあります。
理由① 科目数がとにかく多いから
社労士試験には、労働科目・社会保険科目・一般常識など、多くの科目があります。
最初から全部を同時に勉強しようとすると、どの科目も中途半端になってしまいます。
まずは1科目に集中して全体像をつかむことが大切です。
理由② 知識が混ざりやすいから
社労士試験では、似た制度や数字、用語がたくさん出てきます。
基礎ができていない状態で複数科目を勉強すると、
「これは労災だっけ?」
「健康保険だったかな?」
と混乱しやすくなります。
基礎を固めるまでは、1科目ずつ進めたほうが理解しやすいと感じました。
理由③ スキマ時間学習と相性がいいから
家事や育児をしながらの勉強は、15〜30分程度のスキマ時間が中心になります。
その短時間で毎回違う科目を勉強すると、頭の切り替えだけで時間が終わってしまうこともあります。
「今日は労基法だけ」
と決めておくほうが、短時間でも集中しやすいです。
大切なのは「高速で1周すること」
ここで一番伝えたいことがあります。
それは、
1科目を完璧にしてから次へ進まないこと。
社労士試験は、1回で覚える試験ではありません。
まずは7割くらい理解できたら次へ進み、テンポよく全科目を1周することが大切です。
私も1・2年目は、「全部覚えてから次へ進もう」と思っていました。
一見、丁寧な勉強法に思えますよね。
でも実際には、1科目を終える頃には最初に覚えたことを忘れてしまい、何度も同じところをやり直していました。
今振り返ると、これが遠回りだったと思います。
第3章 春以降はなぜ同時並行にするの?
全科目を一通り学び終えたら、春頃からは同時並行へ切り替えます。
理由は3つあります。
理由① 足切り対策になるから
社労士試験は、総合点だけではなく、科目ごとにも基準点があります。
つまり、得意科目だけ高得点でも、苦手科目が極端に低いと不合格になる可能性があります。
だからこそ、春以降は全科目に少しずつ触れ続けることが大切になります。
私も健康保険法や年金科目が苦手でした。
正直、避けたくなる日もありましたが、「毎日少しだけでも見る」と決めたことで苦手意識が少しずつ減っていきました。
理由② 本試験の感覚に慣れるため
本番では、1日で全科目を解くことになります。
普段から複数科目を勉強しておくことで、頭の切り替えにも慣れていきます。
本番と同じような状態で勉強することは、想像以上に大切でした。
理由③ 横断整理ができるようになる
社労士試験では、「似ている制度の違い」を理解することが重要です。
例えば、
労災保険の休業補償給付と健康保険の傷病手当金
国民年金と厚生年金
労災保険と健康保険の給付
これらは別々に覚えるよりも、並べて比較すると違いが整理しやすくなります。
私も年金科目は苦手でしたが、比較しながら勉強するようになってから理解が深まりました。
第4章 忙しい主婦でもできる同時並行のやり方
「同時並行って、1日に何冊もテキストを開くこと?」
そう思う方もいるかもしれません。
でも、そんな必要はありません。
私が実際にやっていたのは、このくらいでした。
朝(子どもが起きる前)20分
年金科目のテキストを読む
家事の合間・待ち時間
スマホで労働科目の一問一答
夜(寝かしつけ後)
一般常識を少し読む
これだけでも十分、同時並行学習になります。
まとまった時間がなくても、
「今日はこの科目に5分だけ触れよう」
そんな積み重ねで十分です。
机に向かう時間だけが勉強ではありません。
第5章 私が3年目で変えた勉強法
改めて振り返ると、私の勉強法は大きく変わりました。
1・2年目
完璧主義だった
1科目を終えるまで次へ進まなかった
復習不足で忘れてしまった
3年目
完璧を目指さなくなった
「どうせ忘れる」と考えるようになった
何度も回す勉強へ切り替えた
春から同時並行学習にした
苦手科目も毎日少しずつ触れた
この勉強法に変えてから、知識が少しずつつながるようになり、合格することができました。
今思えば、合格できなかった原因は努力不足ではなく、勉強法が自分に合っていなかったことだったのだと思います。
第6章 初心者がやりがちな失敗
私も経験した失敗を4つ紹介します。
① 1科目に何か月もかける
→ 7割理解できたら次へ進みましょう。
② 毎日科目を変えすぎる
→ 基礎が固まるまでは1科目に集中しましょう。
③ 完璧主義になる
→ 社労士試験は何周も回す試験です。
④ 忘れることを怖がる
→ 忘れるのは普通です。
忘れた頃にもう一度見ることで、知識は定着していきます。
よくある質問
Q. 1科目終わらないと次へ進んではいけませんか?
いいえ。
7割くらい理解できたら、次へ進んで大丈夫です。
Q. 毎日全部の科目をやる必要がありますか?
ありません。
2〜3科目に少しずつ触れられれば十分です。
Q. 忘れてしまいます。
私も何度も忘れました。
社労士試験は、
「忘れる→復習する」
この繰り返しで合格に近づいていく試験です。
Q. 同時並行はいつから始めればいいですか?
全科目を一度学習し終えた頃、目安として春頃から始めるのがおすすめです。
まとめ
1年目は、「みんなは順調に進んでいるのに、私だけ遅れている」と焦ってばかりいました。
でも今振り返ると、大切だったのは勉強時間の長さではなく、「正しい順番で何度も繰り返すこと」でした。
家事や育児、仕事と両立しながらの勉強は、思うように進まない日もあります。
それでも、今日積み重ねた30分の勉強は、決して無駄にはなりません。
焦らなくて大丈夫です。
一歩ずつ積み重ねていけば、知識は必ずつながっていきます。
この記事が、あなたに合った勉強法を見つけるきっかけになれば嬉しいです。
