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社労士試験のテキストは何周すればいい?

はじめに

こんにちは。

今日は、社労士試験を勉強している方なら一度は気になる、

「テキストって結局、何周読めば合格できるの?」

というテーマについてお話ししたいと思います。

受験生時代の私は、SNSやブログでこんな言葉をよく目にしました。

「テキストを10周しました!」
「15周読んだから合格できました!」

そのたびに、

「えっ、10周……?」

と気が遠くなっていました。

当時の私は未就学児を育てながら勉強していたので、まとまった勉強時間なんてほとんどありません。

家事をして、子どもと遊んで、ご飯を作って、お風呂に入れて、寝かしつけをしたら一日が終わる。

やっと机に向かえたと思っても30分ほど。

そんな生活の中で、

「10周なんて、本当にできるの?」

と思っていました。

しかも、1周読むだけでも何か月もかかります。

「このペースで本当に試験に間に合うのかな……」

「まだ1周目なのに、もう最初の労基法を忘れてる……」

そんな焦りを何度も感じました。

さらに困っていたのが、

「読んでいるだけで、本当に覚えられている気がしない」

ということです。

テキストは毎日開いているのに、いざ問題を解くと全然答えられない。

「ちゃんと勉強しているはずなのに、なんで覚えられないんだろう」

そう落ち込む日も少なくありませんでした。

正直に言うと、1・2年目の私は、

「テキストを読むこと=勉強」

だと思い込んでいました。

だから、とにかく何度も読もうとしていたんです。

でも、その勉強法ではなかなか結果につながらず、不合格。

3年目に勉強法を大きく見直したことで、ようやく合格することができました。

そこで気づいたのは、

社労士試験は、「何周読んだか」より「どう読むか」のほうがずっと大切だった

ということです。

この記事では、私が3年間の受験生活を通してたどり着いた、

  • テキストは何周読めばいいのか

  • 周回ごとの目的

  • 効率よく知識を定着させる読み方

について、実体験を交えながらお話しします。

「10周なんて無理……」

そう感じている方に、少しでも安心してもらえたら嬉しいです。



第1章 結論|通して読むのは3周までで十分です

先に結論からお伝えします。

私は、

テキストを最初から最後まで10周はしていません。

それでも合格することができました。

私がおすすめしたいのは、

通して読むのは3周まで。

4周目以降は、テキストを最初から最後まで読むのではなく、

辞書のように必要なページだけ開く。

この使い方です。

イメージすると、こんな流れになります。

周回      目的          ポイント
1周目    全体像をつかむ     理解3割でOK
2周目    問題集とセットで読む  出題ポイントを知る
3周目    苦手を整理する     間違える部分を重点的に読む
4周目以降  辞書として使う     必要なページだけ確認する

この表を見ていただくと分かるように、

大切なのは、

「何周読んだか」ではなく、「その周回で何をするか」

なんです。

社労士試験は、最初から最後まで暗記してから問題を解く試験ではありません。

1周目は全体像を知る。

2周目から問題を解く。

間違えたところだけテキストへ戻る。

この流れを何度も繰り返すことで、知識は少しずつ定着していきます。

私は1・2年目、「あと何周読めば覚えられるんだろう」と回数ばかり気にしていました。

でも3年目は、

「今日は何回思い出したかな?」

という考え方に変えました。

すると、勉強がずいぶん楽になったんです。

ぜひこの記事では、

読む回数ではなく、周回ごとの目的

に注目しながら読み進めてもらえたらと思います。


第2章 1周目は「理解3割」で進めましょう

勉強を始めたばかりの方が、一番やってしまいがちな失敗があります。

それは、

「全部理解してから次のページへ進もう」とすること。

私もまさにそうでした。

分からない言葉が出てきたら調べる。

制度を完全に理解するまで何度も読む。

覚えられるまで次へ進まない。

真面目な人ほど、この勉強法をしてしまうと思います。

でも、社労士試験ではこれが大きな落とし穴になります。

なぜなら、社労士試験は科目数がとても多いからです。

労働科目が終わった頃には、最初に勉強した内容を忘れてしまう。

健康保険法まで進んだ頃には、

「労基法ってどんな内容だったっけ?」

となる。

これは決して記憶力が悪いからではありません。

人は忘れるのが当たり前だからです。

だから1周目は、

理解度3割くらいで十分。

「宇宙語を読んでいるみたい。」

そんな感覚でも大丈夫です。

私は健康保険法を読み始めた頃、

「日本語なのに何を言っているのか分からない……」

と本気で思っていました(笑)。

でも、それでいいんです。

1周目の目的は、

全部理解することではなく、全部に一度会うこと。

小説を読むような感覚で、

「こんな制度があるんだな」

くらいで先へ進みましょう。

労基法だけで何週間も止まる必要はありません。

まずは最後まで走り切ることが最優先です。

私が1・2年目に遠回りした理由

1・2年目の私は、

1ページずつ丁寧に読んでいました。

理解できるまで何度も読み返し、

ノートにもきれいにまとめ、

「これなら覚えられたはず。」

そう思って次へ進んでいました。

でも、次の科目へ行く頃には、

最初に覚えた内容をほとんど忘れていたんです。

結局、

また最初から読み直す。

そしてまた忘れる。

この繰り返しでした。

3年目は考え方を変えました。

「どうせ1回では覚えられない。」

そう割り切って、

分からなくてもテンポよく最後まで進むようにしたんです。

すると、1周目が今までよりずっと早く終わり、そのぶん2周目、3周目に時間を使えるようになりました。

今振り返ると、

合格できた一番の理由は、

1周目を完璧にしようとしなかったこと

だったのかもしれません。

社労士試験は、

1回で覚える試験ではありません。

何度も出会って、

何度も忘れて、

何度も思い出す。

その繰り返しで少しずつ知識が積み重なっていく試験です。

だから1周目は、安心して「理解3割」で進んでみてください。

それが、結果的に合格への一番の近道になると思います。

第3章 2周目・3周目は「問題集とセット」で進めましょう

1周目が終わったら、ここから勉強のやり方を少し変えていきます。

それまでの私は、

「テキストを読めば覚えられる」

と思っていました。

でも実際は、何度読んでも問題になると答えられません。

「読んだはずなのに、思い出せない……」

そんなことの繰り返しでした。

3年目になって気づいたのは、

テキストは"読むだけ"では覚えられない

ということです。

「読む」と「思い出す」は全く違います

例えば、人の名前も、

何度も名簿を眺めるより、

「この人の名前、何だっけ?」

と思い出そうとしたほうが記憶に残りますよね。

勉強も同じです。

テキストを読むだけでは、「知っているつもり」になりやすいもの。

でも問題を解いて、

「思い出そう」

とした瞬間に、知識は定着しやすくなります。

だから2周目からは、

テキストと問題集をセットで進める

ことをおすすめします。

私がやっていた流れは、とてもシンプルです。

① テキストを読む

② その日の範囲の過去問を解く

③ 間違えた問題を確認する

④ テキストで該当ページだけ読み直す

この流れを繰り返すだけです。

ポイントは、

全部読み直さないこと。

間違えたところだけ戻れば十分です。

私が3年目に変えた大きなこと

ちなみに、1・2年目も通信講座についていた問題集は解いていました。

ただ、3年目は市販の年度別過去問題集へ切り替えました。

これが私には、とても合っていました。

通信講座の問題集は、単元ごとに整理されているので勉強しやすい反面、本試験のような流れで問題を解く機会が少なかったように感じます。

一方、年度別過去問では、

「今年の本試験なら、こういう順番で出るんだ」

「こういう聞かれ方をするんだ」

という感覚が自然と身についていきました。

もちろん、教材との相性は人それぞれです。

でも私にとっては、

「読む勉強」から「解く勉強」へ切り替えたこと

が、大きな転機になりました。

2周目、3周目になると、

「ここって去年も間違えたな。」

「またこの論点が出てきた。」

そんなふうに、自分の苦手も見えてきます。

そして、苦手な部分だけ何度も確認しているうちに、

自然と覚えられるようになっていきました。


第4章 4周目以降は「辞書」として使いましょう

ここまでくると、

テキストとの付き合い方も変わってきます。

昔は、

「テキストを何周も読みましょう」

という勉強法が主流だったかもしれません。

でも今は、

問題演習を中心に進める勉強法が一般的になっています。

つまり、

問題を解く

間違える

テキストで確認する

この繰り返しです。

4周目以降は、

もう最初から最後まで丁寧に読む必要はありません。

むしろ、

必要なページだけ開くほうが効率的です。

例えば、

健康保険法の「傷病手当金」が苦手なら、そのページだけ。

厚生年金の「在職老齢年金」が苦手なら、そのページだけ。

そうやって、

苦手な論点だけ何度も確認していきます。

すると不思議なことに、

苦手なページは10回、20回と開くことになります。

逆に、

得意なページはほとんど開かなくなります。

これが、一番効率のいい周回なんです。

「私はテキストを10周しました。」

という合格体験記を見ても、

実際には、

テキスト全体を10周したというより、苦手なページを何度も見返していた

というケースも少なくありません。

だから、

周回数だけを気にする必要はありません。

大切なのは、

自分が理解できていないところを減らしていくこと。

それができれば、

テキストは十分役目を果たしてくれます。


第5章 私が3年目で変えた勉強法

ここで改めて、

私自身の勉強法を振り返ってみます。

1・2年目

当時の私は、

「勉強=テキストを読むこと」

だと思っていました。

だから、

毎日机に向かって何時間もテキストを開いていました。

でも、

問題を解く時間はそれほど多くありませんでした。

「今日は50ページ読んだ。」

「今日は2時間勉強した。」

そんなことに満足していたんです。

ところが、

模試や過去問になると、

思ったように点数が取れません。

「読んだはずなのに、どうして?」

と何度も落ち込みました。

今思えば、

インプットばかりで、アウトプットが圧倒的に足りなかった

んですね。

3年目に変えたこと

3年目は思い切って考え方を変えました。

まず、

勉強時間の中心を、

テキストではなく問題演習

にしました。

テキストは、

分からなかったときだけ確認するもの。

そんな位置づけに変えたんです。

また、問題集も通信講座のものだけではなく、年度別の過去問題集を取り入れ、本試験に近い形で解く練習を増やしました。

最初は、

「こんなにテキストを読まなくて大丈夫かな……」

と少し不安でした。

でも続けていくうちに、

間違えるところがだんだん決まってきます。

すると、

開くページも自然と決まってくるんです。

苦手なページは何度も確認する。

得意なページはほとんど見ない。

この勉強法に変えてから、

知識の定着がとても早くなりました。

振り返ってみると、

私が変えたのは、

勉強時間ではありません。

**勉強の"使い方"**でした。

「たくさん読む」ことより、

「何度も思い出す」ことを大切にした。

その積み重ねが、

3年目の合格につながったのだと思っています。

第6章 初心者がやりがちな4つの失敗

最後に、私自身も経験した「初心者がやりがちな失敗」と、その改善策をまとめておきます。

これから勉強を始める方は、ぜひ反面教師として参考にしてみてくださいね。

失敗① 「何周読んだか」を気にしてしまう

受験を始めると、

「私は5周しました!」

「10周読んで合格しました!」

という体験談を目にすることがあります。

でも、それを見て焦る必要はありません。

大切なのは、何周読んだかではなく、その内容を思い出せるかどうかです。

たとえ3周でも、問題を見て答えられるなら十分力がついています。

反対に、10周読んでいても問題が解けなければ、本試験では点数になりません。

周回数は人と比べるものではなく、自分の理解度を高めるための目安くらいに考えておきましょう。


失敗② 全部を何度も読み直してしまう

問題を解くたびに、

「また最初から読もう。」

としてしまう方も少なくありません。

私も1・2年目は、この勉強法をしていました。

でも、そのたびに時間ばかり過ぎてしまい、なかなか問題演習が進みませんでした。

おすすめなのは、

間違えたページだけ開くこと。

苦手なところだけ何度も確認したほうが、短時間でも効率よく知識が定着していきます。


失敗③ 読むだけで満足してしまう

「今日は2時間勉強した!」

そう思っていても、その2時間がずっとテキストを読んでいるだけだった…

そんな経験はありませんか?

私には何度もありました。

でも、本試験では「読んだかどうか」は問われません。

問題を見て答えられるかどうかがすべてです。

だからこそ、

テキストを読んだら、必ず問題を解く。

このセットを意識してみてください。

最初は間違えてばかりでも大丈夫です。

間違えた問題こそ、次につながる大切な財産になります。


失敗④ 1周目から完璧を目指してしまう

社労士試験は、範囲がとても広い試験です。

1周目ですべて理解することは、ほとんど不可能だと思います。

それなのに、

「まだ理解できていない。」

「覚えられていない。」

と立ち止まってしまうと、いつまで経っても先へ進めません。

1周目は理解3割。

2周目で5〜6割。

3周目で7〜8割。

そんなイメージで十分です。

完璧を目指すよりも、

何度も出会うことを大切にしてみてください。


よくある質問

Q. テキストは本当に3周で大丈夫ですか?

はい、私は通して読むのは3周を目安にしていました。

もちろん、人によって理解のスピードは違います。

大切なのは3周という数字ではなく、

3周目くらいまでに全体像をつかみ、その後は問題演習を中心に切り替えることです。

4周目以降は、辞書のように必要なページだけ確認する使い方がおすすめです。


Q. 1周読むだけで何か月もかかります…

もし何か月もかかっているなら、

もしかすると1ページずつ理解しようと頑張りすぎているのかもしれません。

私も最初はそうでした。

でも、1周目は全部理解することが目的ではありません。

「こういう制度があるんだな。」

それくらいの気持ちで最後まで進んでみてください。

1周目が早く終わると、その後の復習に時間を使えるようになります。


Q. テキストと過去問はどちらを優先すればいいですか?

1周目はテキスト中心で全体像をつかみましょう。

そして2周目以降は、

過去問を解くことを中心に進めるのがおすすめです。

分からなかったところだけテキストへ戻る。

この流れが一番効率よく感じました。


Q. 読んでもすぐ忘れてしまいます

大丈夫です。

私も何度も忘れました。

社労士試験は覚える量が本当に多いので、忘れるのは当たり前です。

だからこそ、

「忘れないようにする」

ではなく、

「忘れたらまた思い出す」

という考え方が大切だと思います。

何度も問題を解いて思い出しているうちに、少しずつ記憶は定着していきます。

焦らなくても大丈夫ですよ。


まとめ

最後に、この記事でお伝えしたかったことを3つだけ振り返ります。

  • 通して読むのは3周までを目安にする

  • 2周目からはテキストと問題集をセットで進める

  • 4周目以降は辞書のように使い、「思い出す回数」を増やす

受験生だった頃の私は、

「あと何周読めば覚えられるんだろう。」

と、ずっと回数ばかり気にしていました。

でも、合格できた3年目は違いました。

勉強の中心は、テキストではなく問題演習。

分からないところだけテキストに戻る。

この繰り返しを続けていたら、自然と苦手なページだけ何度も開くようになっていました。

今振り返ると、合格につながったのは、

たくさん読んだからではなく、たくさん思い出したからだったのだと思います。

家事や育児、仕事をしながらの受験勉強は、思うように時間が取れない日もたくさんあります。

だからこそ、限られた時間を「読むこと」だけに使うのではなく、「思い出すこと」に使ってみてください。

社労士試験は、

「何回読んだか」を競う試験ではありません。

「何回思い出したか」が、合格を左右する試験です。

焦らなくても大丈夫です。

一歩ずつ積み重ねていけば、その努力は必ず力になります。

この記事が、同じように頑張るあなたの勉強のヒントになれば、とても嬉しいです。

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