なぜ生成AIは微妙に残念なミスをするのか〜仲良くやっていくために気をつけたいこと〜
「これって本当に私が言いたかったこと?」
そんなふうに、生成AIに書いてもらった文章にちょっとした違和感を覚えたこと、ありませんか?
日常に、ビジネスに、生成AIはなくてはならない存在になりつつあります。
わたしも、記事やSNS投稿の最終チェックに、毎日のように生成AI(主にChatGPT)を活用しています。
けれど、AIがレビューしてくれた文章をよくよく読み返すと、
「文法的には間違っていないけれど、文脈として事実と違う」
そんな、微妙に“惜しい”ミスが紛れていることがよくあります。
今回は、なぜ超優秀なはずの生成AIがこうしたミスをしてしまうのか、そして、わたしたちはそれにどう折り合っていけばいいのか――ということを、実体験を交えてお話ししてみたいと思います。
生成AIは“調べてくれる”AIではない
まず大前提として、ChatGPTをはじめとした生成AIは
「質問について正確に調べて答える」ためのAIではありません。
実際に使っていても、
・文法的には正しいけれど、
・実際の事実とは異なる内容が混ざっている
ということがよくあります。
たとえば、記事のレビューを頼んだときに「この表現、少し違わない?」という違和感を覚える場面も少なくありません。
わたしは感情や思いを乗せるタイプの文章を扱うことが多いので、
小さな訂正が入ることで「文が分かりやすくなった」と安心してそのまま公開してしまうと、実は“本来の意図や事実とズレていた”というケースもあるのです。
もちろん、第三者視点でわかりやすくしてくれるのは本当にありがたい。
でも、最終的に「この言葉はわたしの意図とズレていないか?」をチェックするのは、人間であるわたし自身の仕事なのだと、改めて感じています。
なぜミスが起きるのか?
では、どうしてこんな“惜しい”ミスが起こるのでしょう?
それは、ChatGPTの根本的な仕組みに理由があります。
ChatGPTは、大量のテキスト(インターネット上の言語情報)を学習して、
「この単語の次に来る、もっとも可能性の高い単語は何か?」を予測しながら文章を生成しています。
つまり、確率論に基づいて最も自然に見える言葉を並べているだけであり、
「実際の事実を確認して答える」わけではないのです。
この性質上、情報の平均値的な部分が強くなったり、
正確に調査・検証されたわけではない表現が“それらしく”混ざってしまうのは、ある意味当然のこと。
どう付き合えばいいのか?
わたしたちにできることは、この「生成AIの特性」をちゃんと理解したうえで使うこと。
・AIが提案してくれた言葉に違和感がないか
・表現が本当に自分の意図と合っているか
・事実と異なる箇所が混ざっていないか
このようなチェックは、やはり人の目と感覚が必要です。
「AIが仕上げてくれたから安心」ではなく、
「AIが提案してくれたものを、自分の視点で整える」
そんなふうに、頼りすぎず、でも活かせるところは活かす。
それが、生成AIと付き合っていくためのコツではないでしょうか。
最後に:生成AIと“仲良く”やっていくために
生成AIは、もはや日常や仕事に欠かせない相棒です。
けれどそれは、「万能の相棒」ではありません。
わたしたちが生成AIとよりよく付き合っていくためには、
「AIは超優秀なパートナーであっても、自分の代弁者ではない」
という視点を忘れないことが大切です。
小さな違和感やズレを見逃さず、
最後には「これは私の言葉として、本当に伝えたいことなのか?」を見直す。
そのひと手間が、AIとのいい関係を築いてくれると考えています。
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