「白市町家ひな祭り」で箏と尺八の音色を楽しみました♪
2026年2月28日(土)と3月1日(日)の二日間、東広島市白市(しらいち)で「白市町家ひな祭り」が開催されました。
主催は「NPO法人白市町家保存会」。白市地区の「重要伝統的建造物群保存地区」(略して「重伝建」)登録を目指してさまざまな活動をおこなっています。
私が訪れたのは日曜日。この日は伊原正三家住宅で箏と尺八の演奏がおこなわれていました。

聴かせてくださったのは広島大学邦楽部有志の山岡優太さん、鈴木柳生さん、當銘花奈子さんです。演奏は『六段の調べ(ろくだんのしらべ)』からスタート。箏と尺八の雅な音色に誘われるように20~30名くらいの方が足を止めました。
『黒髪(くろかみ)』、『八千代獅子(やちよじし)』と演奏は続き、『八千代獅子』では當銘さんが唄も披露。お雛様に見守られながら、しっとりとした邦楽の調べを楽しみました。
伊原正三家住宅には、地域の方のものと思われる雛人形がズラリ!私の後ろにいた親子連れが「すごい!かわいい~!」と言いながら通り過ぎていきました。確かに最近はマンション暮らしの方も多いので、段飾りの雛人形を見る機会もぐんと減っている気がします。




どこもかしこも雛人形!それぞれ顔が違うので、思わず見入ってしまいます。
邦楽の演奏は調弦を挟みながらゆったりと続き、箏と尺八の生演奏をBGMに見学するのはなんとも贅沢な気分。
演奏者さんにお話を聞くと「BGMと聞いてたが思いがけず多くの方が聴いてくださり、うれしい驚きでした。会場がほどよく賑わっているため、ホールでの演奏会とはまた違った雰囲気のなかで、肩の力を抜いて演奏できました。」とおっしゃっていました。
白市には伊原正三家住宅のほかにもたくさんの登録有形文化財があります。普段は外観しか見学できませんが、このようなイベント時には特別に中に入れます!
こちらは保手濱家住宅。コーヒーを販売していました。中では無料着付け体験や着物の譲渡会(有料)がおこなわれていたようです。

下は大藤家住宅に飾られていたお雛様。こちらではアンティークラリーキルトの洋服とレトロ小物の販売がおこなわれ、奥ではランチの提供もされていたようです。

中庭にはアーティスト・イン・レジデンスで白市に滞在された白濱雅也さんの作品《牛馬神》。ひな祭りの賑わいをそっと見守っていました。

私は4人家族なのですが、自分以外は全員男性。取り立ててひな祭りで盛り上がることもありません。その分、白市で「自分のための雛祭り」を楽しみ、贅沢な気分にひたれた週末でした♪
★NPO法人白市町家保存会は、白市地区の「重要伝統的建造物群保存地区」(略して「重伝建」)登録を目指し、さまざまな活動をおこなっています。以下の記事でその取り組みを紹介しているので、よかったら読んでみてください。
アートの力で「忘れられた町」を「重要伝統的建造物群保存地区」へ~白市町家保存会の挑戦~
★「重要伝統的建造物群保存地区」とは
城下町や宿場町といった歴史的な町並みを「地区全体」で守る制度。市町村が保存したいエリアとルールを決め、その中から国が特に価値が高いと認めたものが選ばれる。選定後は、国や都道府県が専門的なアドバイスや修理費などの支援を行い、地域と国が協力して日本の伝統的な景色を未来へ残していく。
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