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京都駅からすぐの京都市立芸術大学で出合う美術作品の数々〜超穴場の芸術空間〜

運転免許の更新のために、京都駅前の京都運転免許更新センターへ行ってきました。京都へ越してきてから初の免許更新です。
京都駅から地下道で入口に繋がっているので便利でした。
平日の午前中のためか(といっても朝一番や曜日によっては多少の混雑はあるようです)空いていたので思ったより早く終了して、前から気になっていた京都市立芸術大学へ行ってきました。
2023年10月に京都市西京区沓掛から京都駅東部エリアへ全面移転していたのですが、京都駅周辺にはJR京都伊勢丹へ行く以外にはあまり出向くことがなかったので今になってしまいました。
新キャンパスは、地域に開かれた大学をコンセプトに、門や塀もなく学外の人も自由に出入りできると聞いていたので、どんな建物なのかも気になっていました。

竹内栖鳳や佐渡裕など近現代の芸術家を生んだ学びの場

京都市立芸術大学は、前身の京都府画学校は1880(明治13)年に設立された国内最古の芸術系大学(東京藝術大学の前身・東京美術学校は1887年に設立)。
1969(昭和44)年には京都市立音楽短期大学を前身とした音楽学部が一緒になり、
美術学部と音楽学部を持つ大学となりました。
140年以上の歴史の中で竹栖栖鳳や堂本印象など京都ゆかりの名だたる画家をはじめ草間彌生や佐渡裕など世界に誇る芸術家を輩出している名門大学です。

免許更新センターからは地下道へ戻り、京都市立芸術大学方面出口の階段を上って高倉通と塩小路通の交わる高倉塩小路交差点まで行くと目の前に真新しい建物が現れます。それが京都市立芸術大学のA棟で、そのまま塩小路通沿いに進むと隣のC棟に『ギャラリー@KCUA(ギャラリーアクア)』と『芸術資料館』があります。この2つの施設は一般の人に公開されているので、無料で自由に見学ができます。

気軽に入れる芸術空間で名作と向き合える贅沢さ


最初に入った『芸術資料館』では、移転特別展「京都芸大〈はじめて〉物語」の第4期の展示中でした。大学の歴史年表や写真とともに、彫刻や絵画などこれまでの収蔵品が展示されていました。
なかでも昨年亡くなった上村淳之さんの「鴫」(2000年制作)を観ることができたのは収穫でした。鳥が大好きで鴫の絵も多く描いた淳之さんですが、この作品の鴫は、リアルな姿というよりイラスト的などこかユーモラスな雰囲気を醸し出していて、淳之さんの鴫に対する愛情が深く感じられる作品でした。
『ギャラリー@KCUA(ギャラリーアクア)』では、卒業生たちによる2つの展覧会が開催中でした。何気なくふらっと入った空間の中で、思いがけない美術作品に触れられるのはステキな時間だと思います。こちらは写真撮影も可でした。

岡倉天心のエネルギッシュな筆致に出合う

そして、今回はこれらの他にも素晴らしい作品との出合いがありました。
受付の方に教えてもらった「アートスペースK.Kaneshiro」で開催されていた「第4回企画展  筆を執る-金城コレクションに遺る文化人の筆跡」です。
このスペースへは、ギャラリーのあるC棟のエレベーターで6階まで行くことになります。エレベーターを降りると、大学の教室が並ぶ静かな “学びの空間”です。
その一角にある「アートスペースK.Kaneshiro」とは、大学移転の際に多大な貢献をした金城一守氏の「学生の役に立ちたい」という思いから誕生した場所で、氏の様々なコレクションが展示されています。
今回の企画展では、川端康成、谷崎潤一郎、岡倉天心、西周の美術関係者との書簡や書作品が展示されていました。四氏の筆跡が間近に見られる非常に貴重な場所でした。
特に目を引いたのは岡倉天心の書簡。大きな文字の右下がりの勢いのある筆致でエネルギッシュさがみなぎっていました。岡倉天心26歳の書で、フェノロサと東京美術学校の設立に尽力していた当時のものとのことです。

京都駅から歩いて5分足らずの場所に気軽に芸術空間に浸ることができる空間があるのは、京都市民はもとより京都以外から来た人にとっても、うれしいことではないでしょうか。何しろ空いていますしね。欲を言えば、今後はひと息つけるカフェなどができることを願っています・・・




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