短編小説|レシートに、恋が書いてあった/シロクマ文芸部/詩のような物語
レシートに書かれた電話番号を、何度も見返している。
まさか、あなたからこんなふうに教えてもらえるなんて思わなくて、今も手が少し震えている。
そのうち、胸の奥が、じわっと熱くなった。
思い切って声をかけてよかった。
思ったより、脈があった。
ちょっと照れくさそうに、笑ってくれた。
ただの紙きれのはずなのに、
今日は、指先で触れるたびに温度がある。
財布の中にしまっても、
そこだけ、やけに明るく感じるのは気のせいだろうか。
レシートは、
買い物の証明じゃなくて、
あの一瞬の勇気と、あなたの優しさの証になった。
きっとこの先、色は薄れていく。
でも、今日のこの気持ちは、消えない。
だからこれはもう、紙きれなんかじゃない。
今日から僕の、宝物。
シロクマ文芸部に参加させていただいています。
小牧部長さま、いつもありがとうございます!
今回のお題
「レシートに」から始まる文芸作品です。
【詩のような物語】という、小さな物語たちを紡いでいます。
もし、今日の物語が、あなたの心にふれていたら
──それだけで、うれしいです。ありがとうございます。
これからも、日々の光や影を、そっと言葉にしていきます。
🌸【詩のような物語】🌸
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あなたの「もう一度、書いてみたい」に、そっと寄り添えたらうれしいです。
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