忘れられない贈り物──自分だけの推し活物語
🕯️自分だけの秘密にしたい推し活物語🕯️
私には、ずっと応援している韓国の舞台俳優さんがいる。
気づけばもう5年。デビューしたばかりの頃からだから、きっと古参のファンだと思う。
彼のことを好きになったのは、ただ見た目がかっこいいからじゃない。
どんなに忙しくても稽古を欠かさない努力家なところ。
ファンを大事にしてくれる優しいところ。
そして時々、インスタライブで実家のお母さんの話をしてくれるような、あたたかい家族思いのところ。
そんな姿に、少しずつ惹かれていった。
最初のうちは、インスタの写真を眺めたり、作品を観たりするだけで胸がいっぱいだった。
でも気づけば、想いがあふれてしまって…ある年のクリスマスに、私の「プレゼント作戦」が始まった。
日本のお菓子、帽子、パーカー、キーケース、作品の写真をコラージュしたアルバム。
その年ごとに、想いをのせた手紙を添えて少しずつ送った。
誰に見せるでもない、小さな自己満足の贈り物。
それでも、彼の手元に届いているかもしれないと思うと、それだけで幸せだった。
そしてある年、彼が活動名を変えた。
私は新しい名前を刻んだキャメル色の革のペンケースを選び、心をこめて包んだ。
(韓国では、俳優さんが活動名を変えることってよくあるのだそう)
そんなこともすっかり忘れていたある日。
ドラマの読み合わせの写真がインスタに上がっていて、思わず息をのんだ。
そこには、あのペンケースが写っていたのだ。
「本当に使ってくれていたんだ……!」
嬉しくて、涙がにじんだ。
そのあとも、舞台裏の写真にそのペンケースが何度も登場して、見るたびに胸の奥がじんわりと温かくなった。
推し活って、ただ自分が想いを届けるだけの一方通行だと思っていた。
でもあの日、初めて「つながっている」と感じた。
あの小さな贈り物が、私の想いをちゃんと運んでくれたんだと思う。
彼は今、ミュージカルの世界で確かな地位を築いている。
チケットが取れないほどの人気俳優になって、デビュー当時から比べると、その存在ははるか遠くに感じる。
それでも…!
心は、きっと今もそばにある。
そう信じて、これからも小さな灯火のように、細く長く、応援していこうと思う。
🌿
noterさんに寄り添う記事を書くこたらさん👞と、スキ画像クリエイターの分析ママさんによる「noteの街をみんなで灯す企画」に参加しました。
記事募集期間: 2025年11月7日(金)〜 11月21日(金)
文字数: 1225文字以下
参加タグ: #忘れられない贈り物
書いて、読んで、スキして、コメントして…
素敵な循環で火を灯すnote企画。
ちょっとご無沙汰だったnoteを書くきっかけをもらいました。
ありがとうございました💛
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