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無料3DポーズツールSetPose/Anthropic Mythos米国一部再開/Apple Vision Pro幹部OpenAI移籍とフィジカルAI10.5兆円投資【Creative AI Digest No.103 2026.06.28】

おはようございます。AI Visual ArtistのCHIHIROです。
今朝は、クリエイターのワークフローに直結する話題が並びました。無料で使える3Dポーズツールの登場、Anthropicの主力モデル「Mythos」の米国一部再開、そしてApple Vision Pro責任者のOpenAI移籍という、ハードとソフトの両面で次の時代を予感させるニュース。さらにフィジカルAIへの10.5兆円規模の官民投資など、地殻変動の音が聞こえてくる週末です。週末の朝、少しゆっくりめにお届けします。
本日は主役3件、ほかに気になる動きを6件お届けします。



Podcast



無料で創作に生かせる3Dポーズ作成ツール「SetPose」が登場

イラストレーターやアニメーター、3Dアーティストにとって「ポーズの当たり」を素早く取れるツールは制作の生命線です。今回登場した「SetPose」は、無料かつログイン不要で使える3Dデッサン人形ツール。ブラウザ上で体のパーツごとにドラッグするだけで自由にポーズを付けられ、創作の参考資料として直接活用できます。アカウント登録の手間がないため、思いついたタイミングですぐに開いて触れるのが大きな魅力。アングルの確認、難しい構図のパース取り、AI画像生成のControlNet用ベース素材としても応用できる汎用性を持っています。商用ツールに比べれば機能は絞られているものの、「無料・即起動・直感操作」という三拍子は、ラフ段階の作業に大きな価値を生みます。

【実務への示唆】

ポーズ作成って、実は作品の8割を決める工程だと思っています。どんなに描き込みが綺麗でも、芯のポーズが甘いと作品全体がふわっとしてしまう。だからこそ、こういう「気軽に触れる」3Dツールの存在は本当にありがたい。私が特に注目したいのは、生成AIワークフローとの相性です。SetPoseで作ったポーズをスクリーンショットで保存し、ControlNetのOpenPoseやDepthに突っ込めば、自分が頭の中で描いたポーズをそのまま絵に落とせる。これは「AIに任せる」のではなく「AIに伝える」ための強力な橋渡しになります。完成形ではなくスケッチの相棒として使う、そんな付き合い方が向いていそうです。無料で導入障壁ゼロというのも、教育現場や趣味勢にとって嬉しいポイント。創作の入り口を広げてくれるツールに、もっと光が当たってほしいですね。


AnthropicのAIモデル「Mythos」、米国の一部組織に再提供開始

米Anthropicは6月26日(現地時間)、12日から提供を一時停止していたAIモデル「Claude Mythos 5」について、米国の一部組織に限定して再提供を始めると発表しました。米政府からの許可を得たうえでの限定再開で、対象は政府関連の特定組織が中心とみられます。Mythos 5は高度な推論能力と長文・マルチモーダル処理に優れたモデルとして注目されていましたが、輸出規制の流れの中で配布が止まっていました。一方、アジア圏ではこの空白を埋めるように「Mythosライク」を謳う新興AIモデルが続々登場しており、米国製モデルが事実上アクセスできない地域での独自エコシステム構築が加速しています。

【実務への示唆】

クリエイターから見ると、これは「使えるモデルが地域で違う」時代に本格突入したという話です。今までは「最新のモデルを誰でも使える」のが当たり前でしたが、これからは住んでいる場所、所属している組織、契約しているプラットフォームで触れるAIが変わってくる。これは正直、ちょっと寂しい流れでもあります。一方で、アジア発のMythosライクなモデルが立ち上がっているのは興味深い動き。日本のクリエイターにとっては、英語圏のニュースだけを追いかけていてもダメで、自分たちが使えるツール、特に国産・アジア圏の選択肢を冷静に評価する目を持つことが大切になってきました。私たちのワークフローは、どこのモデルが一番使いやすいかで決まる時代。情報の窓を広く開けておきたいですね。


Apple Vision Pro責任者、OpenAIのハードウェアチームへ移籍

Vision Proを統括していたAppleの副社長Paul Meade氏が、OpenAIのハードウェアチームに移籍すると報じられました。OpenAIはすでに元AppleのデザインチームトップJony Ive氏との協業を進めており、AI時代の新しいデバイスを構想していることが知られています。空間コンピューティングの最前線にいた人物がそこに合流するという事実は、OpenAIが「画面のないAIデバイス」もしくは「空間で扱えるAIデバイス」を本気で作りに行っている、という強いシグナルです。スマートフォンの次に来るインターフェース戦争は、Apple、Meta、Google、そしてOpenAIによる多極構造へと変わりつつあります。

【実務への示唆】

クリエイターとして気になるのは「私たちの作品はどこに表示される時代になるのか」という問いです。スマホの画面、ディスプレイの中だけで完結していた表現が、空間に置かれる、あるいはAIが文脈に合わせて呼び出す、そんな世界が近づいています。OpenAIが本気でハードウェアに踏み込むなら、それは「ChatGPTを内蔵した何か」ではなく、AIネイティブの新しい体験デバイスのはず。Vision Proを作ってきた人物がその設計に関わるとなれば、空間UI・視線・音声・ジェスチャーといった要素が当然のように組み込まれてくるでしょう。私たちはまだ平面の画像や動画を作っていますが、近い将来「空間用のビジュアル」「AIから呼び出される素材」という新しいフォーマットへの対応が当たり前になる予感がします。今のうちから3Dや立体表現の感覚を磨いておく、これは無駄にならない投資だと思います。


ほかに気になる今日の動き

官民投資でフィジカルAIに10.5兆円、「実証から実装へ」動き出す現場

日本国内でフィジカルAI(ロボット・自律機械への実装AI)への官民投資規模が10.5兆円に達する見通しとなり、いよいよ実装フェーズへ移行する動きがMONOistで紹介されています。クリエイティブの隣でフィジカルAIも本格起動、視野に入れておきたい流れです。


東電出資にも意欲、孫正義氏が語る「国内データセンター誘致」インフラ戦略

ソフトバンクグループの株主総会で孫正義氏が、AIインフラのボトルネックである電力確保のため、東京電力の次期オーナー候補としての名乗りに言及。最先端データセンターの日本回帰を狙う戦略を語りました。電力=AI国力という時代、生成AIの土台はここから動きます。


がんと闘う起業家、Claudeをパートナーに据えた闘病ジャーナル

血液検査・スキャン画像・ウェアラブルデータ・日記まで、自身の健康に関わるすべてをClaudeに投入し治療判断の補助に使った起業家Connor Christou氏の事例。AIの「個人ナレッジハブ化」がここまで来たかと唸らされる一件です。

アジアのAIスタートアップが「Mythosライク」モデルを続々ローンチ

Anthropicの輸出規制が長引く中、アジア各国のAI企業がMythosに匹敵する性能を謳う独自モデルを矢継ぎ早に投入。米国ラボの市場機会を奪う流れが加速しています。アジア発モデルの実力、日本のクリエイターも注目すべき動きです。


Hugging Face、vLLMサーバーをHF Jobsで1コマンド起動可能に

Hugging Faceが、推論エンジンvLLMのサーバーをHF Jobs上で1コマンドで立ち上げられる機能を公開。自分で大規模モデルをホストしてAPI的に使いたい個人開発者・クリエイターに嬉しい選択肢が増えました。「自前ホスト」がぐっと身近になりますね。


訪問済みWebをローカル保存&AI連携できるセルフホスト検索「Hister」登場

ChromeやFirefoxで開いたWebページを自動的にローカル保存・インデックス化し、セマンティック検索やMCP経由でAIと連携できるオープンソース検索エンジン「Hister」が公開されました。「自分専用のAI記憶装置」、リサーチ重視のクリエイター必見です。


本日のダイジェストは以上です。
無料で触れる3Dポーズツール「SetPose」、あなたなら最初にどんな構図を作ってみますか?AI画像生成のベースに使うのか、純粋にスケッチの相棒にするのか、使い方の話を聞いてみたいです。

📌 バックナンバーはこちらのマガジンでまとめて読めます。

※この記事はClaude(AI)が情報収集・執筆のサポートを行っています。
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