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『国宝』 上 青春篇

映画『国宝』についてはこちら↑

原作読むの迷っていた。

  • 文庫本でも上下巻 …長い

  • 歌舞伎を観たことないので、文章を読んでも理解できるのか

そんな理由でためらっていたんだけど…。
気づいたらレジでお会計してた。

映画後原作を読んで気づいたこと、感想を
ここに残しておこうとおもいます。

  • 映画を観るつもりだがまだ観ていない方

  • 原作を読む予定の方

この後はネタバレ含みますのでご注意ください。

映画を観た方にはもちろん原作を読んでいただきたいですが、読む時間がない。読書が苦手な方は
この先もよければぜひお付き合いください。




1964年元旦、
客たちの抗争の渦中で、この国の宝となる役者は生まれた。
男の名は、立花喜久雄。
任の家に生まれながらも、その美貌を見初められ、上方歌舞伎の大名跡の一門へ。
極道と梨園、生い立ちも才能も違う俊介と出会い、若き二人は芸の道に青春を捧げていく。

『国宝 上 青春篇』あらすじより


原作を読んでみて

映画は映像美で楽しめる。
原作はより深い描写で楽しめる。

映画も原作も楽しめる部分が違うが、
相乗効果で『国宝』という作品を盛り上げているよう。

物語は舞台をみているように進む。
(ナレーションがついている感じ)
全然飽きない。
むしろページが進む。

歌舞伎をまったく知らない私。
なんならこの映画の冒頭で『女形』がなぜ生まれたかを知りました。
原作を読むにあたって、歌舞伎を文章で読んでも理解できないのではないか問題。

そんな心配も、ご無用。

何より描写が細かい。
読んですぐ情景を思い浮かぶことができるのも
著者 吉田修一さんの言語化、文章力ゆえ。
ほんと作家さんってすごい。

ただ歌舞伎を知らないのであれば映画をみてから
原作を読むことをオススメします。

俊ぼんの父、花井半二郎の稽古
『この骨に覚えさすんねん』のシーン。
わたしの読解力がないだけかもですが、一瞬
『ん⁉︎』となった。
でもすぐに頭の中に渡辺謙さんと喜久雄の子役さんと俊ぼん子役さんが登場。
映画でのシーンを思い出して理解できたとき、映画観ていてよかったとおもえたから。

登場人物について詳しく書いてあるのも原作を読む醍醐味。

喜久雄、俊介はもちろん、喜久雄の父、母のこと。

そして、新年会で喜久雄の相手役だった徳次(徳ちゃん)。
映画では、冒頭のみ登場。
原作は喜久雄と大阪に一緒にいったのち、そばにいて力になっていたり、北海道まで出稼ぎにいったり…。
近くから、場合によっては影から喜久雄をサポートしていたことが書かれてた。

映画 国宝のスピンオフがあるのなら、
徳ちゃん主役で映像化!!
観てみたいな。

ともあれ、あれだけの物語を3時間でおさめるには登場人物の背景は省かなきゃ成り立たないだろう。

マツは育ての母

マツは喜久雄の母の名前。
原作を読んでわかったのだが、マツは喜久雄の父の後妻であった。

喜久雄を育て上げましたマツは、権五郎(喜久雄の父)の後妻でありまして、実母というのは喜久雄が二つのころに亡くなっております。

『国宝 上 青春篇』より

実母は結核だったそうなのだが、病床に臥せているときから、マツは立花家を出入りし、任侠である父が女房がいたほうが格好がつく冠婚葬祭に出席させ、実母の代わりに喜久雄を育てた。

喜久雄が花井半二郎の家にお世話になるときも
組の長がいなくなって、資金繰りが厳しいにも関わらず、喜久雄のために仕送りをかかさず半二郎へ送っていたり、
(余談だが花井半二郎はそのお金は一切使わずに喜久雄が独り立ちするときに渡していた)

実母から喜久雄は絶対にヤクザにしないこと、必ず堅気に育てるという約束を守っていること

など映画では描かれなかった育ての母の在り方を知れた。

春江という人

春江は10代の頃から喜久雄と一緒にいて、のちに俊ぼんの妻となる。

映画では、花井半二郎の代役を実の息子の俊介ではなく、喜久雄に任された。
その舞台をみて俊介は席を立つのだが、春江が俊介の後を追い、
『全部知っとるよ』の一言で2人で劇場を後にしたシーン。

映画からの春江は

『喜久雄から俊介に乗り換えた女』

という印象をうけた。

『俊介が弱っているからそこにつけ込んでズルい女!!』

なんかムカついてた。

だが、原作では

春江は北新地でも有名なクラブの雇われママにのし上がっておりまして、喜久雄に連れられ、俊介も何度となく店を訪れていましたが、情けないことに二人の仲を喜久雄は一度たりとも疑ったことがなかったのでございます。

『国宝 上 青春篇』より

…ということは、俊介が逃げるときにはやばやと乗り換えたわけではなくて、
もともと俊介と恋仲だったというわけか?


てか、春江に対しての印象、
そうおもってるのわたしだけ?


まだ映画とは違う印象をうけた部分があるけど、
下巻を読んでまた感じることが違うかもしれないので、一旦保留。

あーーーーっ早く続きが読みたい!!!

その前にまだ下巻購入できていないので本屋さんに行きたいです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
下巻を読んだらまたnoteに書こうと考えているのでよかったらぜひ。

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