🔳「恋愛で知る相対性理論」
相対性理論は複雑で簡単には理解できないと思われがちです。それは絶対的な事実。
でも、基本的な"感覚"なら、恋愛に例えて誰でも分かることができます。
「時間があっという間に流れてゆく。 今だけはアインシュタインに文句を言いたい気分。ねぇ岡部、時間は人の意識よって長くなったり短くなったりする。相対性理論ってとてもロマンチックで、とても切ないものだね……」
アニメ『Steins;Gate(シュタインズ・ゲート)』で、
脳科学者であるヒロインが、自分が死ぬと分かって好きな相手に言ったセリフです。
本気で人を好きになった事がある人なら、誰もが共感できるのではないでしょうか。恋愛で本当に好きな相手と過ごす時間は、とても短く、切ない、有限なものです。
逆に、好きではない(なくなった)相手と時間を共有するのは憂鬱なもの。家や遊園地、ドライブなど、同じ空間にずっと一緒にいなければいけない場合は、無限のような時間が待っています。
この時間の感じ方こそが、相対性理論を"感じる"鍵となるものです。つまり、時と場合、そして一緒にいる人などで、時間の感じ方は変わってくるということを、アインシュタインは言っている訳です。
まぁ、それだけが相対性理論ではないですが、これで基礎は分かったようなもの。
恋愛以外でもそう。仕事は終わり2時間前でも無限に近い感覚。趣味は時間の流れを早くし、土日(休日)はあっという間に終わります。
私は学生の時、雪の降る日に、派遣のバイトで野外でイベントの看板持ちをしていたのですが、一生分の時間の流れを体感したものです。
そういえば時間といえば、『邯鄲(かんたん)の夢』という言葉をご存知でしょうか。
邯鄲といえば、ピンとくる人もいるはず。マンガ・アニメでおなじみの『キングダム』に出てくる、あの趙(ちょう)の都、邯鄲のことです。
ストーリーは、ある貧乏な青年が、栄華が思いのままになるという不思議な枕を借り、うたた寝をする間に、50年贅沢を極めた一生の夢をみることができたが、夢が覚めると寝る前から数時間しか経っていなくて結局貧乏のまま、というお話です。
多くの人が、一生分と感じる長い長い夢を見た事があるのでは。私も一生忘れられない永い夢を見たことがあります。
でも、脳と睡眠と夢のお話は、また今度。REM睡眠とは何か。金縛りの現実。引きこもりはなぜ夜型か。そんな話を科学的にしましょう。
それでは。
堀部晨
