映画「傲慢と善良」その傲慢と善良は、誰のものだったのか
原作既読
原作小説の上手さ(エグさ)にノックアウトされたので映画化を楽しみにしていたが、残念ながら綺麗に漂白されてしまっていたように思う。
マッチングアプリで出会った西澤架と坂庭真実
二人の交際は順調に進み婚約を決めた途端、真実(奈緒)は忽然と姿を消してしまう。
居場所を探すため架(藤ヶ谷太輔)は、彼女の過去を知っていくーーー。
映画単体見るならば、ちょっと歪んだ恋愛映画くらいに見えてしまうのではないのかなと思う
真実役の奈緒さんが悪いわけではないけれど、原作のまま描けば、真実はもっと悪感情を呼び起こす人物でもある。
主演として前面に立たせる映画では、イメージダウンをかなり和らげたのかな、と感じてしまった。
そもそも、原作準拠だと、登場が減ってしまうのだろうし。
映画の「傲慢」と「善良」は2人の固有アビリティとして映ってしまう
原作の怖さは、架や真実が特別に嫌な人間なのではなく、恋愛や結婚の場で、誰もが無意識にしている値踏みや自己採点を、容赦なく言語化してくるところにあったと思う。
だから読んでいて登場人物全てに「この人たち嫌だな」で終われず、「自分にもあるのでは……」とチクチク刺され続ける。
映画版は、その嫌な鏡を観客の前に置くところまでは踏み込まなかった印象だった。
今作を恋愛映画として観てしまうと、観客の視点は「善良」になって、作中内の人物を「傲慢」に評価してしまうことを狙っているなら上手いんだろうけど・・・。
(映画に点数を付けることも傲慢かもしれない。。(-_-;))
結婚相談所の小野里さん(前田美波里)だけが原作準拠だった
想像していた容姿まで完璧でありました。
言われていることが、いちいち刺さってくる。
(#)Д`;;)イタ"イ!!!
映画を観てなんか微妙だったなー、、と思う諸氏には、
是非原作を読んで欲しいなあと心から思う作品。
Audibleで聞くのに丁度いい濃さの作品かもしれない。
(館の図があるミステリーとか分かり難い!www)
ジェーンオースティンの『高慢と偏見』
18世紀末から19世紀初頭のイギリスの片田舎を舞台として、女性の結婚事情と、誤解と偏見から起こる恋のすれ違いを描いた結婚小説の金字塔でもある。
そういう意味でも、「傲慢と善良」は現代の日本人を良くあらわすタイトルであると思うの。
ところで、何度も映画化されてきた「高慢と偏見」。
(コリンファースのBBC版が好き( ,,•ω•,,)♡)
今秋、Netflix制作で新作が配信されるそう。
こんなの何度擦ってもいいですからね( ´∀` )
ソンビもアルヨ( *´艸`)
これがなかなか出来がいいから困っちゃう。
お馬鹿映画とも言い切れず、オススメです( ´∀` )
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