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好きでも嫌いでもない君へ|初めての二人きり

海についた私たち4人は、

誰が声をかけたわけでもないのに、
自然に2人ずつに分かれた。


それだけで、胸がいっぱいで、
嬉しくなっていた。


私たちはすぐに手をつないだ。

ずっとそうしていたみたいに、
自然だった。


近くの公園に寝転がった。

話をしながら

夜の空に手をかざして、
つないだ指の影をただ眺めていた。


半袖の腕が触れて、

人の肌って、こんなに温かいんだと思った。


夏の夜の匂いと、海の匂い。
抱きしめてもらった時
彼からはタバコの匂いがした。

大嫌いなはずの匂いなのに、
そのときだけはなぜか心地よかった。


初めて会ったのに、

落ち着いた時間がゆっくり流れていて、

懐かしいとさえ感じた。

不思議な気持ちになった。。


初めての一目惚れで、

その日に2人になれたなんて。

こんな素敵なことが本当にあるんだって思った。


何を話したかは覚えていないけど

もしかしたら、この日が一番たくさん話した日かもしれない。


そして優しく黙って抱きしめてくれた。

私も何も話さず
初めての幸せを感じでいた。

その日はそれ以上のことはなく

そのままさようならした。


連絡先も交換せずに。


友達は先輩といい感じになって、
電話番号を交換していた。


そこから私は、ずっと願った。

彼から「また会いたい」と言ってくれますように、と。


私からは言わない。

彼から言ってほしい。


そして1週間後。

友達伝いに、彼が
「会いたいと言っている」と聞いた。


ほんとにほんとに嬉しかった。


そしてこれが彼との始まりだった。



この頃よく聴いてた曲

オリジナルラブ「プライマル」

https://youtu.be/lUGu2XM9mRI?si=eGBKKETMFOVpo_Ip

この続きは、次回のページへ

最後まで読んでくれてありがとう。


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