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ばあちゃんには言えない孫の本音

療養中のこの機に乗じて一年半ぶりに帰省した。

一週間ほど家族と過ごして少し元気になった気がする。



田園風景を見ると心が安らぐ。
空の広さを感じられるしね。

やっぱり都会より田舎の方がすきだな。
何もないけど、それが良かったりする。


変わらない平和な景色。

その一方で変わったことは…


ばあちゃん (87歳) の認知症が進んだことだ。


🎈


かろうじて私のことはまだ覚えているみたいだ。

簡単なコミュニケーションがとれる。
そんな些細なこともうれしかった。

幸い薬が合っていて症状は落ち着いている。


職業柄、認知症の方に接する機会が多かったが
いざ身内がそうなると複雑な気持ちになる。

仕方ないことだけれど少しショックだった。


静かに一秒ずつ確実に時は進んでいる…

🎈


そんなばあちゃんに口酸っぱく言われるのは
早く彼氏を連れてこいというもの。

一人がすきな私は耳が痛い。

そんなときには決まって「いい人がいたらね」
とだけいうことにしている。


ばあちゃんの気持ちは分かる。
私の行く末を案じてのことだろうから。

きっと「結婚 = 幸せ」って考えなんだよね?

そして「結婚」って言葉にはもれなく
「妊娠・出産・子育て」もついてくる…


今の自分があるのはじいちゃんとばあちゃんの
おかげなわけで、それには感謝してるよ。

たしかに結婚するのは幸せだろうし
素晴らしいことだと思う。


でも…


結婚することだけが幸せなのかな?

結婚したからって幸せになれるとは限らないし
覚悟があればどんな生き方をしてもいいと思う。





今はどんな生き方でも選べる時代なんだ。

結婚にそこまでこだわらなくてもいいし
結婚したとしても子どもがいなくてもいい。

同性のパートナーがいてもいいし
もちろんシングルだっていい。

大切なのはその人の人生観で
どんな生き方がしたくて何に重きを置くか

…ってことだよね。


結婚するのは個人の自由。
それをとやかく言う権利は誰にもないよ。

ばあちゃんには分かってもらえないだろうし
分かってもらおうとは思ってない。

でも、結婚が人生の全てじゃないと思う。

別にいろんな生き方があってもいいんじゃないかな。




実は休職中でさ…

今少しずつ前を向こうとしてる。

また歩き始めようとしてるところなんだ。


だからそっと見守っててほしいな。

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帰れる場所があるってありがたい。

変わらずに迎えてくれる人の存在も。


田園風景と家族の優しさが
いつもより心に沁みたことはここだけの秘密。








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