精神医学的診断の多次元ホログラム空間モデル
いずれ機会があれば詳しく書こうと思っていますが(すでに私のnote記事で分散して書いていますので、あさってみてください)、実は #統合失調症 と #発達障害(特に #ASD)、そして #双極2型障害、更にいえば #境界性人格障害、#社交不安障害、#解離性障害、#虐待後遺症、#複雑性PTSD というのは(#DSM5 しか診断基準を知らない人には わからないことなのですが)、実は #鑑別 がすごく難しいのです。
極論すれば、これら #すべて をり患している(少なくともそう診断していい #時期 を経過している)という人も稀ではない、と断言できます。
特に #ASD と #統合失調症 の #併存(#mixture)といっていいケースがありふれていることは、実は精神医療や福祉関係者の #常識 に属する事柄です。
要するに「ものさし」の当て方を変えたら別の見方ができる、という世界なんですよ。
「統合失調症」軸、
「発達障害」軸、
「気分障害」軸、
「人格障害」軸、
「不安神経症」軸、
「解離(虐待被害者)」軸、
という、
「ものさし」が、
X軸、Y軸、Z軸・・・のようにして、
ほどんど #独立変数 としてあり、
個々の患者さんのリアルな病態は、
この #多次元空間 に、
#ホログラム のようにして浮かび上がるのだ、
というモデルを立ててもらうといいかと思います。
(このように言うと、精神科医の方ですら、
「言われてみれば、そうそうそう!」
と得心される方が多数おられるはず。
精神医学の教科書とかには書いてないですが)
これらの疾患の #脳生理学的機序 は、
それぞれ別のものが建てられているのですが、
それらのいくつかが、
#脳内 で #同時に、
あるいは
#相互作用的に 生じていても、
何もおかしなことではない。
だから、
#統合失調症 という診断を受けた人に、
実際に効果的だったのが #ASD のための薬だった、
なんてことはありふれています。
これが、
DSMやICDばかりがマニュアルとして広がり、
ある世代以降の精神科医が専門的に学んでいない、
そこから先まで深く掘り下げないと見えてこない、
昔、グリージンガーの唱えた「#単一精神病」という、恐ろしいまでに柔軟なモデル
(究極の #統合的 な精神医学パラダイム)
に関心が向かない理由でもあります

https://journal.jspn.or.jp/jspn/openpdf/1220090666.pdf
私のようなDSM以前の精神医学の世界の古典的名著をある程度読んできた人間には自然と「見えてくる」、この #輻輳 した病態の次元に、今の精神科医は無関心すぎる。
でも、日々の臨床をベルトコンベアーのようにこなすのがほとんどの現場精神科医の「限界」でもありますので、やむをえない面もあるかと思います。
・・・どうしてこんな「あたりまえの」ことを、
#精神科医 ではなくて
#臨床心理士 が言葉にしてみる価値があるんだろう?
とすら思いますが、
誰も言わないなら、仕方ない。
