[推奨レビュー] もちもちさんの『永遠の命が終わるとき』
TALESの推奨レビュー書きあっています。
もちもちさんの『永遠の命が終わるとき』レビューを書きました。
noteでも共有させてください。
不死身は残酷です。時はすべてを奪っていきます。
そんな中であなたの手を取れるのかどうか…
▽もちもちさんのnoteの記事
この人生を生きる…それを教えてくれる不死身のロマンス
“不老不死” それは誰もが一度は考える、だけれども、2025年現代では存在が確認されていない事象です。
存在が確認されていない…と書いたのは、この物語を読んで、もしかしたらうまく社会に溶け込んで我々が知らないだけなのかもと思ったからです。
主人公の市灘裕は明治生まれの作家。ある時から細胞が代謝をやめて身体が老いなくなってしまいます。
そうして家族も友人もこの世を去って行く中、昭和の戦火も逃れ独り令和の時代まで生き永らえています。
不死や超長寿の者にはいつでも孤独がつきものです。自分だけが見て来た世界。それを共有できる人もいない。
失うのを恐れて自分の “本当” をありのままにさらけ出すこともできない。
それが何百年も続く…。なんと苦しく囚われた人生であろうかと想像します。
この物語の主人公も不老不死であるが故に孤独の淵をさまよっています。
そんな中で出会ってしまった輝く星。彼女はまるで太陽のように現れて裕を照らします。
光の元に連れ出された裕ははたしてどんな人生を選択するのでしょうか?
“死” が与えられない代わりに、命についてより強く考えさせられる物語です。
不死、もしくはそれに匹敵する長寿の者のお話を私も書いたことがあります。
登場人物に感情が乗ってくると、その孤独に胸が締め付けられる思いがしたとことを覚えています。
この物語の主人公も、作者に愛されながら物語の中を進んでいったのだろうな…と想いを馳せます。
