英語が伝わらない原因は、日本人の“あの口癖”にありました。「But」を連発していませんか?
「英語を話していると、相手がなぜか困った顔をする…」 「話がダラダラと長くなってしまって、自分でも何を言っているかわからない…」
そんな経験はありませんか?
TOEICの勉強もしたし、単語も並べられているはず。 それなのに、なぜか会話が噛み合わない。
「やっぱり私の英語は文法がめちゃくちゃなんだ」 「センスがないから、話せないんだ」
そうやって自信をなくして、口をつぐんでしまう。 その気持ち、痛いほどよくわかります。
でも、安心してください。 あなたの英語が伝わらないのは、能力のせいではありません。 実は、こちらの記事「英語が話せない原因は「勉強不足」ではない?心をラクにする22の考え方」でも解説している通り、真面目に学習してきた人ほど「スキル以外の壁」にぶつかっていることが多いのです。
今回の場合も、私たち日本人が無意識に使っている「ある口癖」が、英語のリズムを崩しているだけ。今日は、多くの日本人がハマっている「But(でも)の罠」についてお話しします。
これを読めば、「えっ、ただそれをやめるだけでよかったの?」と、あなたの英語が驚くほどクリアに伝わるようになりますよ。
「〜ですけど」の感覚で「But」を使ってはいけない
日本人が英語を話すとき、一番使いすぎてしまう単語。 それが 「But(しかし・でも)」 です。
私たちは日本語で話すとき、会話の“つなぎ”として逆接の言葉をよく使いますよね。
「私、今日買い物に行ったんですが(けど)…」
「これ、すごく美味しいんですけど…」
この「〜ですが」「〜けど」は、別に反対意見を言いたいわけではなく、単に言葉を柔らかく繋げているだけです。
英語が苦手な人は、この感覚のまま英語にしてしまいます。
"I went shopping today, but..." "This is delicious, but..."
実はこれが、ネイティブを混乱させる最大の原因なのです。
英語の「But」は「ちゃぶ台返し」
なぜなら、英語の「But」は、日本語の「〜けど」のような軽いクッション言葉ではないからです。
英語における「But」は、 「今までの話をひっくり返しますよ!」 「ここから反対の意見を言いますよ!」 という、非常に強い「転換のサイン(ちゃぶ台返し)」なんです。
だから、あなたが 「今日は買い物に行ったんだけど(but)…」 と言うと、相手は身構えます。
(相手の心の中:『おっ、Butが来たぞ。買い物ができなかったのかな? 事件が起きたのかな?』)
それなのに、あなたが 「…but, I bought an apple.(リンゴを買いました)」 と続けると、相手はガクッと拍子抜けします。
「えっ? 買い物に行って、普通に買ったの? なんで『But』を使ったの??」
こうして、相手の頭の中は「?」でいっぱいになり、会話のリズムが崩れてしまうのです。
「But」をやめれば、知的に聞こえる
では、どうすればいいのでしょうか? 解決策はとてもシンプルです。
「『〜けど』と言いたくなったら、そこで文を終わらせる」
これだけです。
× 「買い物に行ったんだけど(But)…」
○ 「買い物に行きました。(マル)」
× 「美味しいんですけど(But)…」
○ 「美味しいです。(マル)」
「But」で無理に繋げようとせず、一度ピリオドを打って文を切る。 そして、続きを話したければ「And(そして)」や「So(だから)」を使って話し始める。
たったこれだけで、あなたの英語は「ダラダラした英語」から、「論理的でわかりやすい英語」に生まれ変わります。
「ここぞ!」という時だけ使おう
もちろん、「But」を使ってはいけないわけではありません。 本当に反対のことを言う時だけ、使ってください。
「私はこれが好きです。But(でも)、彼は嫌いです。」
「行きたかった。But(しかし)、雨で行けなかった。」
このように、「前の内容を否定する時」だけ使う。 それを意識するだけで、あなたの話す英語にはメリハリが生まれ、「この人はしっかりと自分の意見を伝えられる人だ」という信頼感につながります。
日本語のクセを、少し手放すだけでいい
英語が話せないと悩む人は、 「日本語の話し方(あいまいに繋げる)」をそのまま英語に持ち込んでしまっていることが多いです。
あいまいに繋げない。
短く言い切る。
この勇気を持つだけで、英語力は劇的に上がります。
今日から、口癖になっていた「But」を少し我慢してみてください。 その「間(ま)」が、あなたの英語をグッと大人っぽく、魅力的にしてくれますよ。
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※この投稿は、英語に苦手意識のある初心者の方を想定して書いています。
正確さよりも「伝わること」「話してみる勇気」を大切にしたちよまる式の考え方を紹介しています。
この記事を書いた人:上田千代丸(ちよまる式 English Quest代表)
▶ 上田千代丸のプロフィールはこちら
ちよまる式は、AI時代における新しい英語学習の形を提案しています。
簡単なコミュニケーションは自分の力で、難しい内容はAIと協力して。
これからの英語学習は、「自力で全てをどうにかしようとする」のでも、「すべてAIに任せきりにする」のでもなく、その中間にある“ちょうど良いバランス”が大切です。
自分で考える力と、AIを使いこなす力——どちらも育てていくことが、これからの時代に求められる英語力だと考えています。
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