英会話が続かない理由は「質問の仕方」にあり?沈黙を卒業する“具体化”のコツ
勇気を出して、外国人の友人に「How are you?」と聞いてみた。 でも、相手は「Good.」と一言だけ。 そこで会話が止まってしまい、気まずい沈黙が流れる…。
「あ、あれ? もっと話が弾むはずじゃなかったの?」 「私の英語、なにか変だったのかな…」
そんなふうに、会話のキャッチボールが続かずに落ち込んでしまったことはありませんか?
TOEICの勉強もしたし、フレーズ集も覚えた。 それなのに、いざ会話となると、なぜか盛り上がらない。
「やっぱり私には、コミュニケーションの才能がないんだ」 そう自分を責めてしまう気持ち、痛いほどよくわかります。
でも、どうか安心してください。 会話が続かないのは、あなたの英語力が低いからではありません。 実は、こちらの記事「英語が話せない原因は「勉強不足」ではない?心をラクにする22の考え方」でも解説しているように、上達を阻んでいるのはスキル不足ではなく、ちょっとした「考え方のクセ」であることが多いのです。
私たちは無意識に、日本語特有の質問の仕方をしてしまい、それが英語のコミュニケーションでは落とし穴になっていることがあります。 今日は、英語の質問力が劇的に上がる、とてもシンプルな「思考の転換」についてお話しします。
これを読めば、「えっ、もっと具体的に聞くだけでよかったの?」と、会話への恐怖心がスッと消えるはずです。
「最近どう?」は、英語では困らせる質問?
日本人の私たちが、挨拶がわりによく使うこの言葉。
「最近どう?(How have you been lately?)」
日本語の感覚だと、「まあまあかな〜」とか「ちょっと忙しくてさ」と、相手が空気を読んで適当に答えてくれますよね。
でも、英語(特に欧米文化)の人にとって、この質問は実はとっても答えにくいんです。
「『どう?』って…何が?」 「仕事のこと? 家族のこと? それとも健康診断の結果のこと?」
範囲が広すぎて、何を答えていいかわからず、とりあえず「Good.(元気だよ)」と答えて会話を終わらせてしまうのです。
あなたが「英語が話せない」と感じるのは、 英語の文法が間違っているからではなく、 「日本語の質問がふんわりしすぎているから」かもしれません。
質問は「相手へのプレゼント」です
では、どうすれば会話が弾むのでしょうか? 難しい単語を使う必要はありません。
質問を、「相手が答えやすいように狭めてあげる」だけでいいのです。
× ふんわり質問 「最近どう?(How are you?)」
→ 範囲が広すぎて答えづらい。
〇 具体的質問 「最近、仕事はどう? 忙しい?(How is your work? Is it busy?)」
→ 「仕事」というテーマがあるので、「実は新しいプロジェクトが始まってね…」と答えやすい!
英語は、「主語(何が)」と「動詞(どうした)」をハッキリさせる言葉です。 だからこそ、質問する側も「何について聞きたいのか」を明確にしてあげることが、相手への優しさ(プレゼント)になります。
「何が言いたいの?」を防ぐコツ
日本語のコミュニケーションで「察してもらう」ことに慣れていると、英語でもつい主語を省いたり、曖昧な聞き方をしてしまいがちです。
「週末は?(How about weekend?)」 だけだと、「週末がどうしたの? 予定を聞いてるの? 天気の話?」と混乱させてしまいます。
英語にする前に、日本語の段階でこう整理してみてください。
「週末は?」
(具体的に何を聞きたい?)
「週末は、どこか行ったの?」
→ Did you go anywhere this weekend?
これなら、相手も迷わずに「Yes, I went to Kyoto!」と返してくれます。
「質問力」=「英語力」です
英語が上手な人は、難しい単語を知っている人ではありません。 「相手が答えやすいパス(質問)を出せる人」です。
「日本食は好き?(Do you like Japanese food?)」
「特に、お寿司は食べられる?(Can you eat Sushi?)」
こうやって的を絞るだけで、あなたの英語は驚くほど相手に伝わり、会話が続くようになります。
英語力に自信がない人ほど、「具体的な質問」を意識してみてください。 それが、会話の沈黙を破る最強の武器になります。
まずは日本語の「聞き方」を見直そう
今日から、日本語で会話するときも少し意識してみませんか?
「元気?」で終わらせずに、「最近、風邪ひいてない?」と聞いてみる。 「どう?」で済ませずに、「新しい趣味は楽しい?」と聞いてみる。
その「具体的に聞くクセ」がつくだけで、あなたの英語力は勝手に上がっていきます。
英語はツールです。 大切なのは、そのツールを使って「何を聞きたいか」をハッキリさせること。 それだけで、会話はずっと楽しく、温かいものになりますよ。
「質問のコツはわかったけど、もっと会話のキャッチボールを続けたい!」という方へ
「文法は合っているはずなのに、なぜか会話がギクシャクする」と感じているなら、それはスキルではなく、心のブレーキが原因かもしれません。
もっと肩の力を抜いて、自然体で英語を楽しむためのヒントをこちらの記事でまとめています。
※この投稿は、英語に苦手意識のある初心者の方を想定して書いています。
正確さよりも「伝わること」「話してみる勇気」を大切にしたちよまる式の考え方を紹介しています。
この記事を書いた人:上田千代丸(ちよまる式 English Quest代表)
▶ 上田千代丸のプロフィールはこちら
ちよまる式は、AI時代における新しい英語学習の形を提案しています。
簡単なコミュニケーションは自分の力で、難しい内容はAIと協力して。
これからの英語学習は、「自力で全てをどうにかしようとする」のでも、「すべてAIに任せきりにする」のでもなく、その中間にある“ちょうど良いバランス”が大切です。
自分で考える力と、AIを使いこなす力——どちらも育てていくことが、これからの時代に求められる英語力だと考えています。
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