普通運転免許学科試験の勉強をガチる僕に夜食をつくってくれた母
大学4年生の10月、僕は実家に帰省していながらも、夜な夜な机に向かっていた。大学受験を思い出すかのように、ラジカセでAMラジオを流す。もう少しで日付も変わっちゃうな。そんな折に、階段を上ってきた母がおにぎりと味噌汁を持ってきてくれた。母は言う。
「明日も早いんだから、そのぐらいにしといたら?」
「ありがとう。もう少しやったら寝るよ」
そう、僕は普通運転免許学科試験の勉強をしていた。明日は朝イチで教習もある。寝不足は運転に影響する。そろそろ寝た方がよさそうだ。
3年生終了時点で卒業に必要な単位をほとんど取得したため、ハイシーズンである春休みや夏休みを避け、僕は10月に2週間の短期教習に通った。料金も安くなるし、教習所もさほど混まなかったので快適な教習所ライフであった。
教習まで1ヶ月となったところで、参考書を購入した。学科試験の参考書である。僕は教習所に通う前に予習をする。これが後に、飲み会で外さない小笑いネタになるとは思いもしなかった。
教習が始まった。講義の内容がストンと落ちてくる。予習の成果である。教習所では教習所オリジナルのテキストも配られた。参考書とは少し言い回しが違ったりもする。これを擦り合わせていく作業が心地よい。進研ゼミで予習をしていた、あの頃を思い出す。
空きコマでは、パソコンに向かって過去問を解いた。過去10年分の過去問を多分3周くらいやったので、答えを覚えてしまった。参考書やテキストで学んだ内容がどのように問題として出てくるのか、分析をしながら落とし込んでいく。
2週間の短期教習なので、教習所には基本的に朝から夜の7時くらいまでいた。家に帰り、食事や入浴を済ませると、午後9時くらいから机に向かった。今日の復習と明日の予習タイムである。実技が本格化してくると、自分の持つ知識をいかにして体へと伝え、スマートな運転をするかシミュレーションを繰り返した。
そんな僕に、母は夜食を持ってきてくれたのである。普通運転免許学科試験の勉強をする僕に。
僕は教習所の卒業試験を満点でパスした。満点者はQUOカードがもらえた。参考書の代金をペイすることができた。
翌日の本試験もパスし、無事に免許を手に入れた。ほっと胸を撫で下ろすとともに、これまでの過程を噛みしめるのであった。
ここまで読んでいただきありがとうございます。お気づきのとおり、僕は少し変わっています。自己紹介はこちらになります↓↓↓
月日は流れ、妻とお笑いネタ番組を見ていると、ジャルジャルさんがコントをはじめた。
コタツで猛勉強をする学生にお母さんが夜食を持ってくる。冒頭のような我が家のようなやり取りをした後、学生が勉強していたのが運転免許学科試験であると分かる。
うんうん、それでそれで??と僕は思う。
そこで妻は大爆笑をする。
ん?どこがおもしろかった??
というか、俺じゃない?これ
妻に事情を説明する。僕はジャルジャルであると。そこで、僕の運転免許獲得に向けた熱量は、世間一般のものと一線を画すことを知った。参考書を買ったことを告げると、ソファから転げ落ちるように笑っていた。妻が楽しそうで何よりであった。
どうやらこの学科試験において「予習」「復習」という言葉は存在しないらしい。某知恵袋によると、授業を受けていればそれで事足り、受けていなくても一夜漬けで合格できるという。
社会人になり、飲み会の場でこの話をすると、確実に小笑いを獲得できることが分かった。誰かの悪口や仕事のグチで盛り上がるより、よっぽど気持ちがいい。
人より時間がかかってしまうこともあるが、予習と復習をコツコツやる。これは私の大切な習慣である。
これまで二度の免許更新を行なった。
免許が金色に光るのは誇らしい。保険料も安くなる。これは間違いなく、あのおにぎりと味噌汁のおかげである。お母さん、ありがとう。
※予習も復習もしたよ!同志!って方いましたら是非お教えください〜😅
