【かくれんぼ日本代表が伝授】絶対にバレない密会術10選
「また、芸能人の不倫かよ…」
私は帰宅途中の電車でスマホを開き、ため息をついた。
それから、SNSやネット記事のコメントをひとしきり読み漁った。
そして、こう思った。
この時間、
めーーーーーっちゃ無駄だった!!!
さらに、心の中でこう叫んだ。
おまえさんが不倫するのは知ったこっちゃないが、
せめてバレずにやってくれーーーーー!!!!!
お?
バレずに?
もちろん、不倫は褒められた行為ではない。しかし、バレていなければ世間を騒がせることもなく、私が無駄な時間を過ごすこともなかったのではないか。
「不倫」そのものだけではなく、
「バレる」ことにも問題はあるのだ。
だとしたら、私にも打つ手がある。
私はスマホを開いて、連絡先から「かくれんぼ協会」の文字を探した。
実は最近、ひょんなことから日本かくれんぼ協会の理事長で、かくれんぼ日本代表の高山勝さんという方に出会っていた。
おそらく日本で最も「隠れる」「バレない」に精通している、この男を頼らない手はない。
早速こうこうこういう理由で、「絶対にバレない密会術」を教えてほしい!そしてそれをnoteで記事にさせてほしい!と頼んだところ、快諾してくれた。
というわけで、本記事では隠れのスペシャリストから聞いた絶対にバレない密会術10選を紹介する。
完璧にマスターすれば、あなたを取り巻くさまざまな包囲網から目をくらますことができる、かもしれない。
改めて留意する必要はないと思うが、本記事は不倫を推奨するものではない。
しかし、あなたが万が一密会を迫られてしまった時に、リスクを最小限に抑えるべく、このノウハウが活きることになれば幸いである。
※週刊●春、週刊●潮、F●IDAYの記者の方は閲覧ご遠慮願います。
かくれんぼ日本代表が教える「密会術」10選
▼待ち合わせ編
まずは、密会のはじめの一歩。待ち合わせで使える密会術を紹介しよう。
密会術その1:視線を読め。

待ち合わせ場所は、ベタでいい。いや、むしろベタがいい。なぜなら、人の視線が読みやすいから。
渋谷ハチ公前であればハチ公を、新宿アルタ前ALTAの文字に視線が集中する。それさえ把握していれば、あとは簡単なことだ。
その視線とは反対の方向に身を潜めておくこと。きっと周囲にバレることなく、密会相手と合流できるはずだ。
密会術その2:像があったら擬態しろ。

待ち合わせの場所に何かしらの像がある、ということも少なくないだろう。その場合は、待ち合わせがよりイージーになる。
さほど有名ではない人物を模した像と、観光地の石碑に刻まれた俳句なんてものは、誰も見ないというのが世の常だ。
擬態中に誰かと目が合った感じることもあると思うが、どうか安心してほしい。視界には入っているが、その人が存在を認識することは決してない。
▼公園デート編
密会時のデートスポットとして意外とおすすめなのが公園。広大な敷地内では自ずと他人との距離感が遠くなるので、そもそもバレにくい。そんな公園での密会術を紹介しよう。
密会術その3:ベンチは座るな。潜れ。

ベンチでコーヒーでも飲みながら、お喋りなんてのもいいだろう。だが、2人並んで座るのは避けていただきたい。
一方が座るなら、もう一方は潜る。これが鉄則。側から見ればただの独り言が多い人にしか見えない。
周囲への見え方が気になると言うのならば、イヤホンを装着し電話しているように見せるのもいいだろう。
密会術その4:茂みがあったら擬態しろ。

突然だがここでみなさんにクイズだ。かくれんぼ日本代表は、どこに隠れている?
よーく見ればなんとか見つかるといったところだろう。この写真の中にいると言われてもこのレベルなのだ。だだっ広い公園じゃ、見つかるはずもない。
2人で茂みに擬態しながら、コソコソと秘密の会話をするのもなかなか悪くないだろう。

密会術その5:狸隠れで度肝を抜け。

さらに突き詰めたい方は、忍者の知見を取り入れるのはいかがだろうか。これは「狸隠れ」という忍術で、文字通り想像の斜め上をいくことができる。
狸隠れ(たぬきがくれ)
狸がくれというのは、狸が狩人に追跡され、切羽つまると、樹上に登って木と葉の茂みに姿を隠すことをもとにした隠遁術。実際には、手釣、鈎縄等を用いて素早く大木の上によじ登る隠れ方。狸退きとは異なる。登法の一種。
使いどころが難しい術ではあるが、術名がかっこいいので覚えておいて損はないだろう。
▼食事編
密会中に2人で食事をすることもあるだろう。その際にも、気をつけておくべきことがあるので紹介しよう。
密会術その6:一口ごとに身を隠せ。
店内という閉ざされた空間となると気が緩みがちではあるが、どこで誰が張り込んでいるかわからない。証拠写真をすっぱ抜かれないためにも、危機管理をやってやりすぎということはない。






このように、食べる→隠れる→食べる→隠れる→・・・を一口ごとに繰り返し、できる限りツーショットとなる瞬間を減らしておこう。
この地道な努力こそが、安全な密会において重要なのだ。
▼移動編
週刊誌に出回るスクープ写真は、移動中をとらえたものであることが多い。つまり、もっとも警戒すべき瞬間とも言える。そんな移動時に使える密会術を紹介しよう。
密会術その7:擬態しながら歩け。

石塀やビルの壁などに擬態しながら移動することを推奨する。周りに塀や壁がない場合は、道路に擬態して匍匐前進したって構わない。
ポイントとしては、石やコンクリートと呼吸を合わせること。さすれば、このように完璧に同化することができるはずだ。
密会術その8:ピンチの時は観音隠れ。

「誰かにつけられているかも…」
そんなピンチに陥ることもあるだろう。そんな時は、ぜひ「観音隠れ」という忍術を使ってほしい。
観音隠れ(かんのんがくれ)
植木や立木、壁や塀等の近くに寄りそい、敵や警備の者が近づいてきても、大胆に棒立ちになったままじっと動かないでいること。敵の意表をついて意外に見つからない。袖で顔を覆い目だけ出して息の音を殺す。
特に、日が落ちてからの時間帯で有効である。きっと追っ手の目をあざむき、難を逃れることができるだろう。

▼ホテル編
ぶっちゃけ公園や街中、レストランでの密会はたとえバレたとしてもなんとか言い訳がきく。だが、ここでのミスは命取りになる。だからこそ、是非この密会術を心得ていただきたい。
密会術その9:壁抜けでチェックインせよ。

擬態や同化を極めた先には、こんな奥義も使うことができてしまう。大丈夫だ。壁と呼吸を合わせ、何度も訓練すればきっとできるようになる。
この瞬間を仮に誰かに見られたとしても問題ない。もはや密会などはどうでもよく、超常現象として処理されるだろう。
密会術その10:ハツ止めでドロンせよ。

最後に紹介する密会術は、いわば非常手段だ。
言い訳のできない状況で、とにかくその場から消えてしまいたい!そんな時に使って欲しい。
誰かと鉢合わせてしまったら、まずは全速力で近くの物陰に隠れよ。そして、「ハツ止め」というかくれんぼの技で心音を止め、完全に気配を消すのだ。
あとは、忍者の如くドロンするだけ。
追っ手が物陰にたどり着いた頃には、時すでに遅し。そこにあるのは、もぬけの殻となった黒タイツだけ…という寸法である。

おわりに
いかがだっただろう。たしかに、かくれんぼ日本代表だからこそできる離れ業も多かったが、中には実践できるものもあったのではないか。
みなさんの言いたいことはわかっている。
「いや、まったく参考にならねえよ!」
「壁抜けでチェックインとか嘘だろ!」
「ガチで知りたくて来たのにネタ記事かよ!」
「密会術じゃなくてただのかくれんぼの技じゃねえか!」
まったくもってその通りである。
ただ、一つだけたしかなことは、
「大人になっても全力でふざけている人はカッコいい」ということだ。
誤解を招かないためにも補足しておくが、日本かくれんぼ協会なるものはちゃんと実在しているし、写真に写っている理事長の高山勝さんも当然ご本人だ。
かくれんぼ日本代表としてTVやYouTubeなどのメディアにも数々登場している方で、何よりスゴいのが日本で唯一かくれんぼで生計を立てている人なのだ。(ふつうにめっちゃエグない??)
主な活動としてはイベントの企画・運営で、スタジアム貸切かくれんぼや無人島かくれんぼなど、魅力的すぎるイベントを実施している。
気になった方は、ぜひこちらをチェックしてみてほしい。
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では、最後にかくれんぼ日本代表からのありがたいお言葉で本記事を締められればと思う。

かくれんぼも不倫も、
バレることで終わりを迎える。
ちがうのは、その終わりが何を生むかだ。
笑か、涙か。
歓喜か、憎悪か。
個人的幸福か、社会的制裁か。
バレるかもというスリルを楽しみたいなら、
かくれんぼでいい。
本気でかくれんぼをする方が、
よっぽどドキドキできる。
ちなみに、かくれんぼには世界選手権もある。
前回大会で日本は40ヶ国80チーム中9位。
だが、ポテンシャルは日本が一番ある。
一般的に小柄な人が多く、
黒い目が暗所での視認性にも長けているからだ。
ほらどうだ。
もう、ドキドキしてきただろう?
本気の大人たちと全力で遊ぶ姿を想像して。
そして、世界の頂点に立つ姿を想像して。
つまるところ、僕が言いたかったのは…
人生は、隠れないのが一番。
(だから一緒にかくれんぼしよう!
そして世界一を目指そう!)
<日本かくれんぼ協会 理事長 高山勝>
ー完ー
