見出し画像

私がやりたいことの順番で息子に追いついた時

まずするべきことを先にする。
先にしなくてはいけない。

ずっとそう思っていた。

宿題をしてから、遊びなさい。
お手伝いをしてから、本を読みなさい。

そういわれて育ってきたから。
そういうものだと思っていた。



息子にも、いい聞かせてきた。
小学生から。

でも、息子は聞き流す。
ふと見ると、好きなことをしている。
宿題があるのに、ミニカーをいじったり、レゴをしたり。
延々と。

見ていて、イライラ。
声をかけたり、叱ったり。

息子はやったり、やらなかったり。

その繰り返し。

根はまじめなので、最終的には宿題をする。
朝になってやったり。
「間に合わない」とあわてたり。

「だからいったでしょう」と思っていたけれど、
その場では、いうのをがまんした。

ところがある日。
息子が10歳くらいの時だったか。

私が読書に夢中になっていて。
勝手な話だが、放っていた。
なんだか遊んでいるな~って、気配を感じていた。

ふと見ると、宿題をしていた。

普通の顔をして。

「あ、いわなくてもやるんだ」
ほっとした。

「ちゃんとやっているね」
声をかけたら、
「うん!」と元気のいい返事。
「レゴで基地を作ったんだ。あとで見てみて」

作った基地を見ながらおしゃべりした。
なかなか、かっこよくできていた。
「こういうの、作りたかったんだ! 本にあったの」とうれしそうな表情。
「だから夢中になって作ってたんだ」
「うん、うまくできたでしょ」
「そうだね。上手だよ。うまくできたから、宿題をしたの?」
「途中でやめたくないもん」

確かにそうだ。
遊ぶ、作る。
イメージがあって始めたら、最後までやり通したい。

そうしたら次に、気分よく「やらなくてはならないこと」ができる。

だから好きなことが先だったんだね。

納得した。

それからも、宿題はギリギリになったりしていたけれど、前ほどはイライラしなくなった。

「やらなければならないこと」はわかっているのだから、と。


それから7,8年たった今。

「しなきゃいけないことを先にしなきゃ」は私の中には、ずっとあった。
社会人として、大人として。
仕事や家事は、優先事項だったから。

毎日noteを書くようになったとき。
慣れないとかなり時間がかかる。慣れても、時間はかかる。
何を書くか、悩み、迷い、書いても直し。

毎日ギリギリで、何とか書いていた。
休日も、noteの1日になりがち。

家事をやって、noteを書いていると、それ以外のことができなかった。
早く書き終えたとしても、出かけるには遅い時間になっていた。

ゆっくり買い物する時間は、ない。
美術館は、閉まっちゃう。
ずいぶん、行きたい展覧会を見逃した。

そんなことを繰り返して、「何もできない休日」が増えていた。
ワクワクしない、休日。
なんだかいやだなあ、とモヤモヤして。

少し変えることにした。
思い切って。
やりたいことや行きたいところがあったら、先にする。

帰宅して、noteを書く。
集中して。

時間切れにもなって、「もっと手を入れたい」と思うことも多かったけれど。
でも、気持ちはスッキリした。

自分の時間を取り戻せた気持ちになれた。

思い出したのは、息子のこと。

先にやりたいことをして。
それから、気分よく次へ。

ようやく、息子に追いついたのかもしれない。


※イラストは山凪悠斗さんからお借りしました。ありがとうございます。

こんな私が、気持ちが楽になるメルマガ書いてます。




いいなと思ったら応援しよう!

川ノ森千鶴子☘️モノカキスト サポートいただけたら、よりおもしろい記事を書いていきますね💖 私からサポートしたいところにも届けていきます☘️ものすごくエネルギーになります✨よろしくお願いします。