プロジェクトマネジメントに花束を
アサインされたプロジェクトが難しく困っています。基幹となる方向性が定まらず、少ししっかり目な対応が必要そうです。
そんなプロジェクトマネジメント。困ったことはありませんか。
それは永遠の課題で、過去から様々な方法が試されてきています。特に、IT業界の方々のプロジェクトマネジメントに対するパッションには本当に脱帽の一言です。
それだけ、プロジェクトマネジメントの成否が、成果物の成否に直結するという共通認識が強いからだと思います。本当は、他の業界でもそうなんですけどね。
初心に戻ってみようと過去に参考にした資料を見直していたところ、「うわー、10年経ってるけど、やっぱりすごいな」と思う資料があり、これはご紹介せねばと変な使命感で書いています。
ということで、今日はプロジェクトマネジメントに関するちょっとテクニカルなお話です。
その考え方はどんなことにでも役に立つものではないかと思います。例えば、年初に立てた自身の目標を進めるのも、ひとつのプロジェクトではないかなぁと思っています。
プロジェクトマネジメントの方向性
プロジェクトマネジメントの方法には大きく2つの方向性があります。ウォーターフォールとアジャイルです。こだわるとこの説明自体でnoteを10本ぐらい書けてしまいそうなので、ざっくりとな説明で許して下さい。
ウォーターフォールは、あらかじめ長期的な計画をしっかり立ててプロジェクトをステージに分け、段階を踏んでプロジェクトを進めていく方法です。
この方法は、先の見通しが立ちやすいプロジェクトに向いています。前回と基本的に同じようにやっておいてーというプロジェクトには最適です。
一方で、アジャイルは、計画自体は短期的なものとする代わりにPDCAサイクルを短くし、その時々に応じて随時計画を修正していく方法です。
この方法は、先の見通しが立ちにくいプロジェクトに向いています。手探りで進める必要があり、問題がしょっちゅう見つかる場合にはこちらの手法が合っています。
ちなみに、アジャイルは10年ぐらい前に大流行した考え方です。基本的に誰しもが計画なんて綿密に立てたくないので、とりあえずアジャイルと言っておけという風潮はありました。あらあら。
やっぱりそれはダメですね。この2つはどちらかがいいというわけではなく、プロジェクトの性質との相性によって選ぶべきものです。
また、アジャイルにするとPDCAがものすごく短期・反復なので、結構それはそれで手間になる、ということを当時のプロジェクトマネージャの方々は身をもって感じたのではないかと思います。
『ゲーム開発 プロジェクトマネジメント講座』
そのことを、素晴らしく説明して下さっているのが、こちらの資料です。
ゲーム開発 プロジェクトマネジメント講座
この資料は、元スクウェアエニックスCTOの橋本善久さんという、伝説的なプロジェクトマネージャーの方が2011年に作られた資料です。
名前こそ『ゲーム開発』とありますが、どんなプロジェクトにも通用する、とても本質的なご説明です。
もう、このリンクを開いて頂けたらこのnoteは閉じて…良いのですが一応もうちょっと。
橋本さんは数々の有名なゲーム開発マネジメントで知られており、最も有名な例では、ファイナルファンタジー("FF")14の建て直しマネジメントがあります。
FF14は、2010年に開始されたオンラインゲームなのですが、あまりにもの酷評で一度2012年にサービス終了しているのです。
これを、もう一度2013年に『新生FF14』として建て直し、再開させた時のテクニカルマネジャーが橋本さんです。
このような燃えているプロジェクトを改善するということは、もはや単純なハードワークだけでは如何ともし難いものです。今の新生FF14の人気を思うと神がかった改善でした。
そんな方のプロジェクトマネジメントに関する説明を、数百ページにわたって、誰もが無料で見ることができる。本当に良い時代です。
10年前の資料ですが、全く色あせていません。自分もこんなものを作られたらなあ。
プロジェクトは生モノ
改めて思うことは、たとえ同じ1つのプロジェクトだとしても、やはりプロジェクトマネジメントの正解は無いということです。
プロジェクトは、ステージや状況次第で、全く別のものになってしまうのです。その意味で、鮮度管理が大事な生モノだと思います。
方向性が定まらない時はアジャイル優先で、軌道に乗ったらウォーターフォール優先という切り替えも必要なのでしょう。
ということで、今のプロジェクトはウォーターフォールな感じで進んでいたのですが、若干スタックしている以上、期間を決めてアジャイルでの管理が必要そうです。
と、いうことを全員の共通認識とすることがネクストステップなのですが、その際にウォーターフォールとアジャイルの概念が共有されていればどれ程楽なことか。
やっぱり、理解を揃えるための共通言語って大事だなと思います。
まとめ
ということで、プロジェクトマネジメントの2つの方向性と、とっても素晴らしい資料のご紹介でした。
本当に一人でも多くの方に読んで頂きたいという一心です。
プロジェクトマネジメントは縁の下の力持ちなんですよね。それは、ダイレクトに結果として見えるファインプレーではないのですが、じわじわと、でも確実に効いてきます。
地味で目立たないのですよね。ですが、そのプロジェクトにアサインされているメンバーの幸福度を分ける大きな要素です。
そんな、皆さまのハッピーなプロジェクトマネジメントのお役に立つと嬉しいなと思っています。
ではでは。
<このnoteを書いたしょこらはこんな人です>
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