ロジカルは、推すには恥だが役に立つ
個人的は好きなスキルではあるのですが。
世の中何でもロジカルシンキングです。ロジカルに考えよう。ロジカルにコミュニケーションしよう。論理、論理、etc. etc.
確かに大事なスキルだとは思います。ただあまりにも、ロジカルシンキングは偏って重用されている気もします。
本屋さんではロジカルシンキングの本が平積みされており、毎年新しい本の出版が続きます。人気なのでしょうね。
ビジネスセンスとは別モノ
誤解を生みやすい点として、ロジカルシンキングが出来る=ビジネスセンスがある、という勘違いです。
もちろん、ロジカルシンキングはビジネススキルの一部分です。ただ、ベン図で描くと、それはあくまでビジネススキルの中の一つに過ぎません。
ロジカルシンキングが強い・強くないと、ビジネスセンスがある・ないは、また別の問題だと感じています。
実際、経営層にまで登り詰める方は二つのタイプに大別されます。センスがものすごい方か、分析力がものすごい方です。
前者の方は、最初から答えを嗅ぎ分けます。これは野性的な勘に基づくもので、その人にしか見えない道筋で、答えが見えてしまうのです。
一方で、後者の方は、整理整頓によって答えを導き出します。 様々な選択肢を検討された結果、最善の答えはこれであると答えを出すのです。
ロジカルはコミュニケーションスキル
この二つのタイプの方が出される答えというのは、結局同じだったりします。異なるのは、辿り着くまでの時間と、それを人に伝える能力です。
センスがある方は、とにかく答えに辿り着くまでの時間が早いのです。個人や比較的小さい組織、環境が不安定な時には無類の強さを発揮します。
一方で、大きな組織を動かすのは苦手だったりします。答えを導き出すまでの過程を上手く言語化できないのです。そのため、言葉を「翻訳」してくれる良い参謀が側にいるものです。
反面、分析型の方は、その過程を明確に説明できます。そのため、多くの人を納得させることができ、大きな組織を動かすのが得意です。
一方で、答えを出すまでには時間が掛かります。なので、小さな組織や、変化の激しい業界ではなかなか機能しなかったりします。
このように、ロジカルシンキングは万能ではなく、多くの人に考えを説明するための、コミュニケーションスキルであると考える方が正確です。
どうしても苦手という方がいらっしゃったら、大きな組織の中でガマンするより、もっと適した働き方があるよと思います。
逆に得意でしたら組織は向いています。私はどう考えてもセンスが足りない組織人なので、大きめの組織の中の方が性に合っている、といことです。
自分の活かし方は、自分が一番良く分かっています。自分が輝く働き方を探すことは、自分のためであり、巡って他の人のためでもあるのです。
スキルを補い合えるのがダイバーシティ
本当はそんな、得手不得手を補い合えるのが組織だとは思います。それぞれが得意なことを伸ばし、不得手なところを補い合うのです。
ダイバーシティも、なぜか男女平等の話になってしまう謎ワードです。本来は考え方の多様性点が一番重要な視点のはずなのですが。
様々なバックグラウンドの人が、様々なスキルを持って、同じ目的に向かって邁進する。それがダイバーシティの目的のハズですなんですけどね。
皆を同じ型にはめるのではなくて、それぞれの良さを活かし補い合う。そんな組織が一般的になって、皆がハッピーに働けたら良いなと思います。
ということで、ロジカルシンキングなんて、絶対なものではないのです。それは、考えを伝える上で役に立つスキルなのです。
推すには恥だが役に立つ。そんな認識ぐらいが丁度良いのではないでしょうか。
世の中には楽しい考え方が沢山あります。一つの見方にとらわれず、様々な考え方を、楽しめる世の中になって欲しいなと思う今日この頃なのでした。
皆さまのハッピーな働き方のご参考になれば大変幸いです。
ではでは。
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バーバラ・ミントさんの『考える技術・書く技術』と共に紹介されやすい本ですね。主張を演繹的に、または帰納的に説明する方法を教えてくれる定番書。コミュニケーションスキルとして役に立つスキルであることは間違いありません。要領良く押さえてしまいましょう。
<このnoteを書いたしょこらはこんな人です>
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