その『ダメ』、本当にダメなのかな?|パパの子育て|父親目線|子育ての悩み|育児エッセイ|切り取り方|ドリームキラー|
つい子どもに、
「ダメ!」
と言ってしまうこと、ありませんか?
たぶん、多くの親があると思います。
もちろん私も使います。
でも最近、思うんです。
その『ダメ』って、
本当にダメなことなんでしょうか。
私は、
ダメにはいくつか理由があると思っています。
だからこそ、
自分が何に対してダメと言っているのか。
それを理解して使わないといけない。
そう思うようになりました。
妻は、比較的『ダメ』が多い方だと
私は感じています。
子どもに何か言われた時、
まず『ダメ』から入ることがある。
否定された子どもは、
その先を言わなくなります。
でも同じことを私に言うと、
私はたいてい
「いいよ」
と言います。
なぜママはダメで、
パパはいいのか。
子どもからしたら、
同じ親なのに違う。
不思議に感じているかもしれません。
だから長女は最近、
ママに聞く前に私に聞くようになりました。
例えば、
「友達を家に呼んでいい?」
妻は反射的に、
「ダメ」
と言うことがあります。
でも、本当にダメなんでしょうか。
妻の中のダメは、例えばこうです。
部屋が汚い。
誰が来るかわからない。
今日は予定がある。
つまり多くは、
『準備が整っていない』
なんです。
一方、私ならこう聞きます。
「いつ?」
「誰が来るの?」
「じゃあ片付けなきゃね」
「予定があるから何時までね」
確認したうえで、できるなら
「いいよ」
と言う。
もし難しいなら、
理由を添えてダメと言う。
この違いって、
実は大きい気がしています。
妻がダメと言ったあとに私がいいよと言うと、
妻は子どもに少し不満そうにして言います。
「だったら最初から
そう言ってくれればいいのに」
でも、 私はこう思うんです。
子どもが説明しないんじゃない。
説明できないのかもしれない。
だって最初に『ダメ』が来たら、
それ以上話しづらいですから。
これは、怒りの感情とよく似ています。
予定外の出来事。
急なお願い。
つまり、
心の準備がない状況。
この時、
『不安』または『不満』が襲ってきます。
そういう時、人は余白を失います。
考える余裕がなくなる。
だから、
『ダメ』
『怒り』
が先に出る。
そっちの方が簡単だから。
人間らしいとも言えるのかもしれません。
でも、だからこそ表現の仕方は気をつけたいところです。
『不安』なはずなのに出てくる表現が『怒り』
になっていることありませんか?
同じ『ダメ』でも言い方はある。
私はそこはしっかり分けたい。
そして、
親の『ダメ』には、
少なくとも2種類あると思います。
1つは本当にダメな場合。
例えば、
物理的に無理だからダメ。
危険だからダメ。
人に迷惑だからダメ。
そして、もう1つが
親の都合でダメ。
この違いを、親自身が知っているかどうか。
そこはすごく大事です。
そして、
この2つの境界線を引くのが
実は一番難しいですよね。
きっと『心配』という愛情も含まれますが、
心配しすぎは親の都合なのかもしれません。
妻自身も、そのコントロールが難しいと
わかっているようです。
だから最近は、
ダメって言う前に「パパに聞いて」
が増えました。
子どもを叱る時もそうです。
妻が、
どう叱ればいいかわからない。
どう伝えればいいかわからない。
そんな時、私にお願いしてきます。
特に長女は難しい年頃になりました。
感情でぶつかれば、
感情で返ってくる。
親子だからって安易な感情表現は危険です。
思春期や反抗期は、
きっとさらに難しくなるはずですから。
私が長女を叱ると、
長女は感情的になって泣くこともあります。
でも、それが理由で関係が悪くなったことは
一度もありません。
少し時間を置けば、
お互いまたいつも通り接することができます。
何を言うかも大事。
でも私はそれ以上に、
『どう関わるか』
を大切にしたい。
思考と感情を整理して、
言葉や態度に落とし込む。
その一瞬の関わり方で、
未来は変わる気がするんです。
もし、『ダメ』を言われ続けたら。
きっとその子は、
人に対しても
自分に対しても
『ダメ』
を選びやすくなる。
だからこそ、
親の都合だけでダメを使っているなら、
まず気づきたい。
本当にダメなのは何か。
もしかしたら最初に見直すべきなのは、
子どもの言動じゃなく、
親の『ダメ』の使い方なのかもしれません。
育児や夫婦関係など
家族の日常の『切り取り方』で
変わる景色を綴っています。
