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【吉安】木の葉天目の郷・江西省吉安県の吉州窯訪問記 その4 啤冬って何?そして夕食からの陶芸実演

マガジン「中国100のやりたいこと」No. 番外編
達成日: 2025年3月6日
場所: 中国・江西省吉安县天祥公园
お薦め度: ★★★★★

(前回の記事はコチラ
 我々のつたない日本茶披露の後、一旦解散・休憩(ホテルに戻る)を挟んで夕食となった。工房に戻ってくると、夕食も大変なご馳走。日本人的には精神的に負担を感じてしまうところだが、ここはY先生にお任せしてこのままご馳走になり続けるしかない。基本料理は全て阿姨さん(お手伝いさん)作。Y老師が私の事をグルメな人を連れていくと言ってしまったそうで、わざわざタサン志摩さんのような地区で知られた料理上手な阿姨さんを他の家から借りて来たそうです…そ、そんな!私ごときに…恐縮です!
 そして、何故か伍老師の友達の大学の工業デザインの康先生と韓国人で中国在住8年の水墨画家 柳さんも来ていました。そこで判明したのが、私殆ど中国人の皆さんの中国語聞き取れないですが、柳さんの中国語だけはやや聞き取れるのです。やはり習って後から習得した中国語同士だと解るのかなと感じました。ちなみに柳さんは私が日本人と判って、最初英語で話しかけて来ました(笑)。そう、日本人、せいぜい英語位しか出来ないってことが世界に出回っているんだな(汗)。
 最初に大きな器に液体が盛られていて出て来ました。「ピードン」とか言う言葉が聞こえてくる。ピードン?何か昔日本のバブル華やかなりし頃、耳にしたピンドン(ピンクのドンペリ)と何か似ているなあ…なんちゃって。吉州の焼き物になみなみと盛られているこの液体は恐らく酒。ひしゃくですくって盃で飲む様だ。お酒飲めないので見るだけにしましたが、あとで調べてみると、これはビールと米酒を混ぜたお酒で江西省吉安市泰和地区の朝からお酒を飲む「早酒文化」で飲まれる「啤冬(ピードン)」というものだそう。この文化を紹介したくてわざわざ夜に出してくれた模様。へー!江西省吉安市では朝からお酒を飲む。北京出身のY先生も全く知らないそう。中国版秘密のケンミンSHOWってとこかな。

泡立っているのはビールのせい

 江西省は基本が辛い国で、料理は全て辛くない地域である北京市出身のY先生が無辛で出して欲しいとお願いしてはいるものの、唐辛子を入れないと味が成立しないらしく、全く辛味が無いものはない。もちろん私は辛いのもwelcomeなので、日本人の私の方が喜んで食べている(笑)。

左上は江西省共通の瓦罐汤。景徳鎮でもいただきました。右下は米粉蒸肉。調味料で漬け込んだ豚バラ肉の薄切りに、味付けしたもち米を米と混ぜてきつね色になるまで炒めたものをまぶして蒸したもの。江西省の料理ですが、ここに来る直前に何故か重慶のフードコートで食べました。
鶏はたいていその日潰したものなので美味しいです。骨っぽいですが、日本の鶏とはかなり違って味わい深い。烏骨鶏だったりもします。
こちらがメインの川魚の料理です。贛江の恵みはこの地域のご馳走。
左上の緑の野菜炒めは家庭菜園の野菜。アブラナ科系。右下は小炒肉の一種。江西省の地元料理。この料理だけは伍老師自ら作成。但し牛肉と赤い甘長唐辛子を刻んだのは阿姨さん。どれ食べても日本の美味しいと同じ方向性。

 一緒に出ていたこの赤茶色いものは何とカボチャの種。このようにして種を食べるために専用に栽培されているカボチャだそうで、割ると種だらけで実は美味しくないとのこと。そんなんあるんだ!日本とは種食べる事への力の入れようが違う。

 食事中の会話は基本Y先生に訳してもらった部分しか解らないので殆どわかりませんでしたが1つ、ここの焼き物は釉薬が命だという話をされていたようです。釉薬は合成の質の悪いものを使うと使う人の毒になるので、そういうものは一切使わないという事を大事にしているらしいです。

 右手前が友達の大学の工業デザインの康先生、その隣で眼鏡をかけているのが韓国人で中国在住8年の水墨画家 柳さん、伍先生、Y先生、私、伍先生の奥様の恵美先生が隠れて見えませんが、その隣の左手前の女性がこのタサン志摩さんのような阿姨さんの本当の雇い主の方です。

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