今年こそ中国!中国旅行スターターキット(サポートデスク付き) 2026年7月更新
はじめに
お隣の国、中国。日本と相互に影響しながら、歴史を刻んで来ました。かつてはシルクロードや文化遺産など、歴史的な観光地の印象が強かったり国ですが、すっかり経済発展した現代は超高層ビル群、リニアモーターカー、電気自動車、ドローンショー、大型ショッピングモールなど、日本では体験できないような極めて近未来的なものに触れられる国に変化しました。私はその世界をもう15年間も見続けているのですが、あなたもその目で実際にこのキラキラした新しい中国を見ませんか?日本人は、2020年2月迄は観光目的で中国を訪れる際に15日以内であればビザを必要としない「ノービザ」制度を利用できていました。中国の経済発展とともに出張や留学で多くの往来があり、2010年代は特に沢山の日本人が中国の発展に伴う恩恵を享受しました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、中国政府は2020年3月から2023年3月14日まで、外国人の入国を原則として禁止。その後、2023年3月15日からはビザを取得すれば観光での入国も可能となっていましたが、2024年11月30日、ついに日本人パスポート所有者に対してノービザでの観光入国が再開されました。しかも渡航期間も30日と倍増!また中国に気軽に行く事が可能となったのです。日本では中国に対するマスコミの報道が一面的であることもあって、旅行をためらう方も多いかもしれません。しかし、実際の中国は非常に良く交通網が整備された治安の良い国です。上海や北京といった国際都市はもちろん、各省の省都はどこも高層ビルが林立する大都市として発展していて、地下鉄をはじめとする公共交通機関が整備されており、商業も発達しているため、普段の感覚で訪れる事が出来ます。
このスターターキットは、普段から個人で海外旅行をしているが、中国の情報が少なく、中国への旅行を躊躇している皆様に向け、60回以上中国渡航歴があり、「中国100のやりたい事」の著者である私が渡航に必要な情報をまとめたものです。1回準備すればあとは大丈夫!サポートデスクも開設しました。進化した中国をあなた自身の目で見て、あなたの意識をアップデートしましょう!私が煌めく現代中国への第一歩を踏み出す準備のお手伝いをします!
1.まず最低限の事をおさえておこう
1) 香港、マカオ、台湾には行ったことあります…ってそこは別です別!
かつて中国への西側諸国への入口であったイギリスの元植民地である香港、ポルトガルの元植民地であるマカオは中国人よりもむしろ日本人に馴染のある旅行先でした。返還後の現在も、そこは特別行政区になっており、両者の間にはパスポートコントロールが存在します。つまり別として運営されているのです。ですのでこの2か所に行ったからといって中国に行った事があるという事にはなりません。また台湾についても別の扱いとなっていますのでこちらも中国に行ったことがあるという話とは別です。これら3か所は通貨も異なりますし、学校制度も別、文字も大陸が簡体字を使っているのに対し繁体字を使用しているなどの違いがあります。外国人の我々としては、話している言語が中国語で住んでいる人の多数が漢民族であるという事以外は別と考えてください。
2) 中国語にもあります共通語「普通話(プートンホワ)」
中国語というと中には昔の記憶で場所によって言葉が違うでしょう?と言ってくる方がいますが、それはふた昔前の話。現在は学校教育が行き届き、中国語の共通語である「普通話」を殆どの人が話せます。従って外国人が中国語を学ぶとしたら、「普通話」一択です。「普通話」は日本語の共通語が首都東京付近の言語を共通語にしたのと似て、首都北京語の発音と、官話方言(中国の北半分に広く分布する方言の総称)の文法と、北方の語彙を標準として造ったものだとのことです。英語のマンダリン(Mandarin)は元々官話方言を指していたようなので実は少し概念が違うのですが、現在では英語マンダリンは普通話を指しているという事になっているようですね。
なお、中国の北の方と南の方は下記の地図で分かれます。上海は南の方なんですよ。文化もこの上下で違いがあります。

2.国の印象は最初にどの都市から入るかで決まる
あなたの中国への関心は何でしょうか?中国は日本の24倍もある広大な国なので入口を間違えると違った国に来たみたいになり、人によってはもう来たくないと感じたりするようです。
最初の中国、私ははあなたの興味によって以下の選択を強く推奨します。
1) マスコミの影響による中国に対する偏見で、これまで行かなかった人
⇒絶対に上海から入って下さい。
上海は東京を超えた近代都市で、おしゃれで素敵な街なのです。オフィスもガラス張りだったりと日本より広くておしゃれだったりしますよ。日本からの直行便が最も多く飛んでいて、飛行時間も3時間程度と最も近いので行きやすいです。
もう1つは100歩譲って南の都市、香港のお隣の深圳です。
深圳は開発特区となってからの街なで、まだ40年弱しか歴史の無い都市ですが、その分新しいものしかなく 先進的な科学技術の都市です。WeChatのTencent、世界最大のドローンメーカーdji、通信機器メーカHUAWEIの本社は全てここにあります。外国人も多く居住しています。公共のマナーが割とできていますし、トイレの整備状況も良いです。深圳へは直行便も多く飛んでいますが、香港から陸路で歩いて入る事も、香港から高速鉄道で入る事も可能です。香港へは香港エクスプレスというLCCが格安の値段で飛んでいるのでそれを利用するのも1つの手です。
私も1)の人でした。もし最初が上海でなかったら、2度と来ないと思っていた可能性もあります。
2) 三国志などの歴史マニアの人
⇒迷わず北京から入って下さい。もちろん日本からの直行便は多く飛んでいますが、何と上海より少ないです。
北京は近代的な都市で交通網も発達していますが、ビルの上部に表示されているビル名が赤い毛筆体の漢字だったりと共産圏の都感が非常に強い都市です。広大な東北と西北の人々を抱えているせいか、人の感じが垢抜けません。また現代的な街の中心が故宫であり、胡同という古い町並みをあえて残した地域も中心部にあったりするので、昔ながらの中国を感じたい場合は北京から入ると良いでしょう。シルクロードへの玄関口にもになっています。
3) 食に熱い関心がある人
⇒上海か広州から入って下さい。
「食は広州に在り」という言葉が示すように、広州はグルメの人には向いています。しかし、世界都市となった上海には世界の美味しいものや、腕のあるシェフも集まっているため、必ずしも広州に行かなくとも、上海でかなりのものが食べられます。流行の食べ物も上海が起点だったりします。もちろん四川料理の都・成都という手もありますが、現在日系の航空会社で成都直行便は無いです。
なお、ユニバーサルスタジオは北京、ディズニーランドは上海にあります。
*空港に関して(北京・上海)
北京には比較的市街に近い北京首都国際空港(PEK)と、郊外ではあるがザハ・ハディドの近未来的な設計が見所の北京大興国際空港(PKX)の2ヶ所があります。
上海には比較的市街に近く、高速鉄道の駅隣接の上海虹橋国際空港(SHA)と、郊外ではあるが高速のリニアモーターカーが市街との間に走る上海浦東国際空港(PVG)の2つがあります。
大都市は複数の空港があるので、行先や用途で選ぶ必要があります。共に2空港は離れているので、空港間移動での乗り換えがある場合には十分な時間を見込む必要があります。
*地下鉄に関して
地下鉄があると私たち日本人には気楽に感じると思います。上海、深圳、北京、広州はもちろん地下鉄があり、空港と繋がっていますから、空港に着いたら日本のようにすぐそこから電車移動できます。タクシー乗らなくてよいのは日本人にとって日常と同じなので安心ですね。中国の地下鉄は乗る前に荷物検査あるので安全です。他の都市にも沢山地下鉄が走っています。地下鉄がある都市についてはこちらの記事をご覧ください。
日本から直行でどこに行けるかは刻一刻と変わっています。調べ方はコチラの記事をご覧下さい。
3.旅の準備は先ずはVPN付SIMから
中国はGoogleが入っていないため、日本の環境でネットを使用する事が出来ません。まず初めにVPN付きSIMカードを準備する事をから始めます。
VPNとはGoogleの使える場所のネット環境に繋げることのできる専用回線の事です。これがあれば、中国にいても普段のネット環境のまま過ごすことができるのです。なお、中国のアプリはほぼすべて日本のネット環境でも使用できますし、Google Playからダウンロード出来るようになっています。
VPNの手段として以下2つを上げます。
①China Unicom (中国联通)のプリペイドSIM
先に香港は別となっていると書きましたが、香港はGoogleが使えます。
香港へ国際ローミングしてVPNを使おうというのがこのSIMの特徴です。
中国はSMSでモバイルの所有者確認をする文化なので、外国人が現地電話番号をどうやって持つのか結構問題になっていました。そこでChina Unicom Japanは2024年7月にこちらの電話番号付きがプリペイドSIMを発売し、その問題を解決しました。私もその後の渡航にはこれを使用しています。日本にいる間に実名登録をする必要がありますが、すれば中国電話番号を旅行者でも持つことが出来ます。これで中国で博物館の予約等で利用されている中国電話番号によるSMS受信が可能になります。なお、この電話番号は90日間維持され、切れる前にはメールで連絡が来て、追加購入をすると更に延長する事が可能です。開通は現地で行います。必ず「国際ローミング」をオンにして下さい。しないと繋がりません。
eSIM版
物理SIM版
以前からあるデータ通信専用のSIMもあります。私の様に大量にデータ通信する人はこちらとデュアルで使うと良いでしょう。こちらを使用する際にも必ず「国際ローミング」をONにして下さい。データは使い切ったらチャイナユニコム・ジャパンのサイトから追加購入出来ます。残量は表示されませんので日々大体の使用量をスマホの機能で確認し、6GBに迫るようであれば追加購入する必要があります。
eSIM版
物理SIM版
なお、スマホが無いと何もできなくなる中国ではデータ通信出来なくなる事は命取りなので、中国の2大キャリアの1つであるこちらのChina Unicom純正のものを利用する事を強くお薦めします。中国ではeSIMが使えなかったをという話をたまに聞きますが、それはChina Unicomで無かったからです。
欧州キャリアなど他国のものですと使えない恐れは確かにあります。
*追加情報: このSIMではChatGPT、Geminiといったアメリカ系の生成AIが使用できない事が判りました。Tiktokも使用できません。これらを使いたい場合は②のahamoをお薦めします。
②ahamo(日本への国際ローミング)
ahamoは利用価値が高いです。もし普段日本でそこまでデータ通信を使用しない人はahamoに乗り換えて、そのままで中国へ行く事も可能です。30GBの月間利用可能データ量で、追加料金なく日本への国際ローミングで利用可能です。ただし、連続15日間しか利用できず、16日目から128kbpsとなってしまいます。一旦日本で電波を受ければ再度5Gで接続可能にはなりますが、一旦日本の電波を受ける=一旦帰国するを意味するので、15日以内の短い旅行にしか適していません。10日目にもアラートが来ます。

また、電話番号は当然日本の電話番号になるので、中国電話番号しか受け付けないSMSには対応できません。博物館等の予約は外国人で中国電話番号が無い場合は窓口でその旨話すと入れてくれる場合が多いですので、窓口で聞いてみて下さい。また、国際電話のSMSが対応しているケースもあり、その場合、+81の後に最初の0を除いた日本電話番号を入力する事になる訳ですが、ここでも関門があり、SMSが受信出来ないケースがあります。その場合、事前にMy docomoのSMS拒否・受信設定から「全て受信する」を設定しておかないと海外で受信できない模様です。


*追加情報 日本ローミングなので、Gemini、ChatGPT、Tiktok使用可能です。現地で確認しました。ただ、GNSSで位置情報を見ているのか、電池の消耗が異常に早いので通信しない時は機内モード等にしとく必要あります。
ただし、私のように現地からライブ配信する人はこの限りではありません(笑)。私はahamoで15日間で19Gも使用してしまいました。日本に戻ったあと11Gではやっていけません。私は①のChina Unicomのプリペイドを選択します。
なお、ポケットWiFiですが、数日の短期間であれば良いですが、1週間とかだともうSIMより高いです。1台で複数の人が使えるのは利点ですが、別々に行動できない、はぐれた時どうにもならなくなるという欠点の方が大きいので私は使用しなくなりました。
大手キャリアの海外ローミング事情
2026年6月2日、ソフトバンクから海外データ放題というプランか開始されました。
海外データ放題(1ヵ月):最大31日間/月(対象:ペイトク2、テイガク無制限
海外データ放題(5日):最大5日間(対象:ミニフィット2、ペイトク、メリハリ無制限+ など
海外データ放題(3日):最大3日間(対象:ミニフィットプラン+、スマホデビュープラン+ など)
元々ソフトバンク契約者で、中国の電話番号不要な場合はこのままで中国に行くのが良いと思います。
しかし、わざわざこのためにソフトバンクに乗り換えるのはそれぞれの財布事情を考えてしっかり検討た方が良いです。最大31日間データ放題のプランは何の割引も無かった場合、元々月額8,008円掛かります。恐らく色々割引が付くと思いますが、それでも楽天モバイルや格安SIMを利用している人の月額より高くなると思います。
なお、楽天モバイルも海外ローミングを契約の範囲内で利用可能ですが、無料範囲が2GB迄なので、短期で現地であまりデータ使わないという前提なら利用可能です。
ソフトバンク、楽天モバイルともに中国国内への通話は国際電話扱いになりますので注意して下さい。
4.パスポートの有効期限確認を確認せよ!
中国に入国するには、パスポートの残存有効期間が半年以上必要です。
そんなぎりぎりにしている人はそんなにいないと思いますが、まず確認して下さい。
5.マストアプリを絶対インストールせよ!
中国情報をフル活用するアプリをインストールしてください。
特に、決済アプリは最重要です。

1)決済アプリ(TenPayGo/WeChat Pay/Alipay)
この2つがないと始まりません。両方マストです。
普通にAppleのApp storeやGoogleのPlay Storeにあります。
微信(WeChat)
支付宝(Alipay)
理由はWeChat Payは飲食店の支払いに強く、公共交通機関の支払いは主にAlipayだからです。これらのインストールおよび設定は中国駐東京観光代表処のページに詳しくかかれています(pdf p.15)。
なお、両方とも1回の支払いが200元を超えるとクレジットカード紐づけの場合3%の手数料が発生してしまうので注意して下さい。その場合、支払いはやめてクレジットカードが使えるところならクレジットカード(カードそのもの)で、不可の場合は現金で支払う、合計金額なら200元未満に分けて支払うなどを検討して下さい。例えば200元以上のホテル宿泊費を仮押さえで入金したとして、キャンセルするとキャンセル料は無料だったとしても、3%の手数料だけは取られてしまうので気を付けましょう。
①微信(WeChat)
深圳のTencent(腾讯)という巨大IT企業のアプリです。
見た目もLINEに似ていて、チャットアプリとして使われていますが、それ以上に各種の支払いや情報検索にも使われていて、ほぼ社会インフラとなっています。企業版やPC版もあるので、企業の公式ページがWeChat上にしかないケースもよくあります。日本人というか外国人がダウンロード・インストールできるのは国際版のみで、国際版は中国国内版より利用項目がかなり少ない模様です。しかし、この中のWeChat Payは飲食店の支払いや博物館の予約と入場料の支払いなど出番が非常に多いので必ず使える様にしておいてください。日本のクレジットカードを紐づけできます。実名登録必要です。


③支付宝(Alipay)
アリババグループの運営する、主に支払いを目的とするアプリです。水色はこの企業のグループカラーで水色を見たらほぼこの企業関連と思って間違いないです。このアプリ上から、都市交通も、シェアバイクも、ライドシェアも、高速鉄道も、フードデリバリも利用可能です。日本で支付宝に日本発行のクレカを実名登録しておくと、モビリティのタブの先に今いる場所の交通カード(バスは"公交车"、地下鉄は"地铁")が位置情報から自動的にセットされます。


2026年7月追加
TenPayGo

WeChat PayのTencentは、2026年6月21日にApple版、6月30日にAndroid版の外国人観光客向けの決済アプリ「TenPayGo」をリリースしたとの事です。TencentなだけにTenPay。
WeChat Pay, Alipayは実名登録が必要など、人によっては気になる部分もありましたが、こちらはそれが必要無い模様。
ストアの説明:
TenPayGoは、Weixin Payの決済機能を活用し、旅行、食事、ショッピング、そして日常生活など、中国でのあらゆる場面で旅行者の決済をサポートします。
TenPayGoがあれば、中国旅行がさらに快適になります。Weixin Pay対応加盟店では、現金を用意したりお釣りを受け取ったりすることなく、TenPayGoで直接お支払いいただけます。
筆者はまだ使用したことが無いのですが、こちらの方が既に使用しています。
WeChat Payを使用できる店で使用できるという事で、交通系に強いAliPayだけ対応の業者が残る問題はありますが、一過性の旅行客としたら今後はこちらが第一選択しとなると思われます。
2)地図アプリ
中国はGoogleが入っていないので、Google地図は使用できません。表示されたとしても情報が全く更新されていないので古く、位置ずれしていますので参考にすらなりません。必ず下記のどちらかをインストールして下さい。日本でインストール可能です。これらの地図は高機能で、バスがどの辺まで来ているとかも表示されますし、日本の乗り換え案内的な機能も含まれます。ライドシェア(打车)の候補車も検索すると表示され、Alipayと紐づけする事によりここから直接車を呼んで支払いまで完結します。
普通にAppleのApp storeやGoogleのPlay Storeにあります。
なお、入力に簡体字中国語が必要です。
日本語サイトで検索したり翻訳ソフトで翻訳したりしたものをコピペして入力してください。
(中国語学習者はピンイン入力で入力して下さい。)
①高徳地図(Gaode)
最近主流の地図アプリです。カーナビ代わりに使用している人も多いとのこと。こちらは日本にいて日本の電話番号で短信(SMS)が受けられますので、日本の電話番号で登録することが出来ます。

②百度地図
ごく初期からある地図アプリです。

中国のバスは多くの所で先払いで全停留所停車です(中小の都市は異なる場合がある)。これらの地図を見ながら乗車すれば、中国語の車内放送が聞き取れなくとも、降りたいバス停が近づいたら立って出口の方へ向かえば降りられます。
百度地図の登録は中国の電話番号が無くてもメアドとパスワードで可能です。“其他注册”に進み、メアド入力すると、メールで登録用コードが送られてきますのでそれを入力して進んで下さい。
3) 情報検索
大众点评: 食べログ的なもの。飲食店検索に役立ちます。

小红书(RED BOOK): Instagram的なもの。今流行しているものを検索できます。私の主な情報源です。

6.航空券が安い中国
基本情報として中国では日本の航空会社としてはANAがJALよりも優位です。航空券は私はANAマイルの特典航空券を利用しています。中国への直行便に加え、国内便も中国往復のマイル内で取れてしまうのと、日程変更が効くのが大きな利点です。ただし、航空会社に拘らなければLCCのスプリングジャパンや広州を起点とする航空会社中国南方航空等がセールで往復1万2千円といった極端に安い価格のチケットを販売する事も度々ありますので、マイルを下手に減らすより、航空券を購入しても何ら問題無いレベルです。私は主に「Skyscanner」というアプリで検索して安いチケットを見つけて利用しています。おそらくこれは中国便に限らず、全海外個人旅行者が愛用しているアプリと思います。このアプリで検索しても、結局Trip.comが最安値であることが多いです。Trip.comについては宿の所で詳細に述べます。

Trip.comでも、航空券の最安値を調べられるツールがあります。
普通に航空券を検索し、結果の右側に出る金表をクリックすると、

こんな感じの棒グラフで近隣の最安値の日付を見られます。

PCの場合は料金表になります。

7.ホテルが安い中国
中国は上海市を除いて日本より宿代がかなり安いです。例えば、私が先日宿泊した湖南省長沙市のHotel Indigoは1泊約15,000円でした。同じホテルの東京渋谷店に泊まると、この10倍程度の価格となりますので、いかにお得か判ります。私はホテルは主にTrip.comとIHG の公式サイトで予約しています。
1)Trip.com
中国の大手ネット旅行会社「携程」の国際ブランドです。Nasdaqに上場しています。以前は中国資本としてあまり評判良くなかったのですが、日本支社が出来てからサポートもぐっと良くなりました。ここを利用する最大の利点は中国の民宿に強い点です。私は当初出張でよく行っていた頃はグローバルホテルチェーンのホテルを利用していましたが、そういうホテルが無い地方都市に行った際に写真を見ておしゃれそうに見えた安い民宿に泊まってみたら予想以上に良かったという経験をし、以降民宿も対象に入れる様になりました。民宿という名称ですが、多分日本人の感覚ですとプチホテルとかペンションというイメージで、とてもおしゃれな感じなんです。Tripはさすが中国資本なだけあり、こうした民宿がとても充実しています。また、航空券も特に中国国内便に関してはTrip.comが最安値なことが多いです。
民宿以外にコロナ中から台頭しているのが、Z世代向け中価格帯のビジネスホテルチェーンです。これらのチェーンは無料洗濯機が標準装備されていて、スマートで自由な感じが日本人の我々にもフィットします。バスローブは無いのでパジャマは持って行って下さい。朝食は地元のお母さんのアルバイト的な感じの食事で悪くはないです。Tripからの予約でもいいし、直接このホテルの会員になるのも良いかも知れないです(その辺も日本のビジネスホテルと似ている)。
①Atour Hotel(亚朵酒店)
中国版ドーミーイン。”夜泣きそば”ならぬ”深夜粥”があります。近年急激に店舗数を増やしており、こちらもNasdaq 上場企業に。宿泊記はコチラ。
②漫心酒店
古い建物のリノベなど積極的な雰囲気作りでムードを演出するホテルチェーン
③同派酒店
大手ジュエリーチェーン周大福が経営すルホテル。周大福のイメージは全くない緩いけどおしゃれな感じのホテル。
④全季酒店
こちらもNasdaq上場企業。本当にあちこちにありAPAっぽい。
その他
Tripでホテルレビューを投稿するとポイントが貯まり、そのポイントで宿泊や航空券を安くすることが出来ます。
航空券を買うと着地のホテルが40% off等格安になります。
中国は長年デビッドカード文化だったので、クレジットカードが使用できないとか、決済アプリに紐づけても何か引っかかってエラーになるという事が無きにしもあらずなのですが、Trip.comカードであれば中国資本の会社が関わって発行しているのものなので、エラー率が他より低いと思われます。先ずはTripの会員になってからの申し込みとなります。年会費初年度無料、持ったことによりダイヤモンド会員扱い、還元率も高くTrip.com上で使うと最大2.48%、一般利用でも最大1.2%です。海外旅行保険は利用付帯ですが、航空券または現地高速鉄道を出発前に日本で購入すれば、利用とみなされます。

2) IHG (Intercontinental Hotel Group)
中国はMariott系より圧倒的にIHG系のホテルが多いです。現在も増え続けています。先に書きました様に日本より格段に安く泊まれるので、たまの贅沢としてIHGホテル系を選ぶのもお薦めです。また、IHGはホテル朝食が秀逸で、安いHoliday Inn Expressでさえも割と充実で安定の朝食です。ホテル費用を更に抑える方法としてIHGの会員になっていると年に数回、ポイントを購入すると100%増量されるというプロモーションがあります。ドル建てなので現在はあまり効果ありませんが、それでも少額でも買ってポイントで宿泊するとかなりの節約になると思います。ラグジュアリーブランドのREGENT, INDIGO, KIMPTON等は内装、食事はもとより、ロケーションも素晴らしいところばかりです。
なお、もちろんMariott、Hyatt、Hilton、Banyan Treeも日本で考えるよりはかなり安いので機会があったら利用した方が良いと思います。私も三亜でHyattに泊まって少し高かったけど良かったと思いました。
他にも中国資本の高級ホテルチェーンとして安麓、柏联といったホテルもあり、試してみたいと思っています。
中国のホテルは、もちろんAgodaやBooking.com、Hotels.comからでも予約も可能ですが、コロナ明け直後はAgodaが良かったものの、現在では他を引き離してTripがお得で選択肢も多いという状況です。なお、Expedeiaはあまりお得感はありません。
8.持ち物
1)便座除菌シート
中国のトイレは日本で言う和式的なの(蹲式と書かれている)が多いですが、都市部のショッピングモールでは洋式も普及しています。しかし、まだ洋式慣れしていない市民も多く、便座はきれいに見えてもかなり信用ならないので、私は必ず日本から便座除菌シートを持って行くようにしています。
いえ、一歩進んで、掃除用のトイレクリーナーを持って行っています。例えばこんなやつ。
そして2枚使って2巡拭いてから、紙に余裕があれば更に乾拭きしてから使用します。これはあくまできれいに見える場合で、そもそも汚い場合は拭いた後も座りません。空気椅子で使用しています。なお、トイレットペーパーは設置されていない場合もありますが、設置されている場合で、個室内でなく共通にトイレ内に1カ所で設置されている場合も多いです。トイレに行ったら先ずは見渡して、トイレ紙がどこにあるか見て、外ならそこから必要分取ってから個室に入りましょう。
2)使い捨て便座シート
これまで長らく1)のトイレクリーナーのみでやってきましたが、日本国内でも便座がぽつんと1点汚れていた事があり、やはりもう一段上の対策が必要と、2025年10月からこの使い捨て便座シートを導入しました。こちらの製品は軽く便座に貼れるだけでなく、よくトイレに無料で設置されている使い捨てシートの様な便器にだらんと垂れる部分が無いので紙が流せない中国でも使用後にさっと剥がして捨てられますので非常に有効でした。超絶お薦めします。
3)携帯ウォッシュレット
海外共通と思いますが、ウォッシュレットの設置率は低いし、あっても使用したくないです。私は携帯ウォッシュレットまでは利用していませんが、持っていく人もそこそこいるようです。
4)電機関係
中国の電圧は220Vです。スマホ充電器とパソコンの充電器は元々これに対応していますので問題無いです。ドライヤーは100%ホテルに設置されているので持っていく必要はありません。またプラグ規格は日本と同じなのでそれも心配いりません。
5)モバイルバッテリー
2025/6/28より、機内に持ち込めるモバイルバッテリーに3Cマーク(中国製品安全強制認証制度認証製品)が必要となりました。2025/7/10現在、対象は中国の国内線で、基本国際線は対象外となっていますが、この検査をするのは各空港の為、国際線なら大丈夫と確実に言えません。実際に没収されたという話も聞こえています。また、国際線から乗継した国内線は既に対象ですから、そこも大丈夫といい切れません。2025年10月現在、上海浦東空港の"国際線"では、このマークのチェックは行われていませんでした。まだ運用されてから短いので様子見ですが、この規格のマークの付いたものは日本国内では現在のところ売られていないので、スマホ無いと生き行けない中国ではありますから、モバイルバッテリーは持ち込むなら没収される覚悟で持ち込むしかありません。日本国内でも買えるようになりました。

一例としてこちらです。
没収された場合は現地で、例えばMINISO等で購入するか、或いは都市部なら日本で言うところのCHARGESPOTの様なモバイルバッテリー(中国語:充电宝)のレンタルが街角やホテルに沢山ありますので、それを借りるなどの対応が必要です。

9.空港での入国事情~深圳・珠海だけは日本人垂涎の歩きでボーダー超え
中国入国には入国カードを書くのと、指紋を登録する必要があります。入国カードは機内で配布されたり、無い場合でもイミグレに置いてあります。2025年11月20日より入国カードが電子化されました。現在はまだ紙も利用できます。電子入国カードはWeChat内にあります。事前に入力しておく事がか可能です。WeChatで12367と検索して下さい。


URLはこちらです↓
https://s.nia.gov.cn/ArrivalCardFillingPC/
QRコードはWeChat(微信)です。

WeChatで12367を検索する、でも出来ます。
検索する下記が表示されますので、「移民局12367」を選んでください。

この画面に行きます。中国語で対応できる方はこのまま「外国人服務」で進んでください。ここでは英語での入力を解説します。赤をタップ。

「Foreigner Service」をタップ。

右の「Arrival Card」です。

「Entry Declaration」

ここは「I AGREE」で。

パスポート写真を登録する必要があります。

パスポート写真を登録すると次の入力項目が一部自動的に反映されています。

下にスクロールしてフライト番号や入国都市を入れてください。

入国都市は洗濯性になっていて、ピンイン読みです。ここ、日本人としては漢字の方が便利で少し戸惑います。ここでは上海=Shanghaiを例に進めます。

イミグレーションの場所が空港になり、上海の空港が表示されています。
Hongqiaoは虹橋
Pudongは浦東
です。
どちらか選択して進みます。

多くの方は30日間ノービザエントリーだと思いますので、一番上を選びます。
ビザ有りの方は下を選ぶとビザ番号等の入力項目が追加で表示されるので入力して下さい。

目的です。
観光はこれです。

滞在場所です。
上海の場合まず、Shanghaiを選択

続いて区を選ぶ必要があります。
これは初日のホテルのある区を選べば良いです。区名もまた漢字でないとやや辛いですが、Voucherなどを見てアルファベット表記を見つけてください。

誰かの招待やこちらが招待しての訪問の場合は下記のYesを選択して内容を記入しますが、単なる旅行の場合はここは「No」で進んで下さい。



Submitを押すと登録されます。
この後、QRコードをダウンロードしろと出て来ますが、それはどうやら念のためのようで提出すると、情報はオンラインで反映されているようでした。
入国のイミグレ時、指紋登録があり、左右両手の指4本と両手の親指でそれぞれ1回ずつの3回及び顔写真も撮影されます。
入国審査官と話をすることは非常に稀です。私は68回中3回しかありません。場所は貴陽、杭州、上海の空港でした。上海や北京のような超大型の空港ではまず無いと思ってもらって大丈夫です。会話は最初中国語で始まりますが、ぽかんとしていると英語になります。雰囲気として、日本パスポートだが、帰化した中国人又はハーフの人をチェックしている感じですので、多くの日本人の方は気にしなくて大丈夫です。
日本人は歩いて国境を超える経験をすることは基本ありません。常に飛行か船で超えます。これが、香港から深圳、マカオから珠海だと歩きでボーダー超えすることになります。日本人的には萌えポイントだと思います。この方面に行く方は是非やってみて下さい!
10. 使い倒せ!激安公共交通機関!
中国の公共交通機関はめちゃくちゃ安い。特に高速鉄道など肌感覚で日本の1/4程度です。これを積極的に利用しない手はありません。
1) 地下鉄
大抵のところで初乗り2元=約40円です。先の支付宝の「モビリティ」のタップで出るその都市の地铁(地下鉄)のタブのQRコードで乗ります。

出場の際、再度QRコードを改札でスキャンさせて支払い完了となります。支払いをクレカにしておけばクレカで40円という低額でも支払っていることになりますので、一切両替が必要ありません。
また、2025年8月現在、北京市、上海市、成都市ではクレジットカードのタッチ決済で地下鉄が乗れます。
北京市∶JCB, VISA, Master, Amex, 銀聯, デジタル人民元
上海市∶JCB, VISA, Master, Amex, 銀聯, デジタル人民元
成都市∶VISA, Master, Amex, 銀聯, デジタル人民元
なお、駅に入る前、又は乗る改札の前で荷物検査があり、X線検査が行われます。ナイフ類は持っていると没収されます。飲み物は持ち込めますが、安全確認のため1口飲んでくださいと言われる事も多いです。イベント等でよほど混んでいる時でもない限り、この検査はまったりと緩く行われているのであまり気にする必要はありません。
2) 高速鉄道
元々日本の新幹線も技術供与していたので、乗り心地も雰囲気も日本の新幹線と大きく変わりません。車両も新しいものは本当にかっこいい。商務座(ビジネスシート)は日本のグランクラスに近く、日本より遥かに安いので乗ってみる価値あります。


支付宝のミニアプリ「12306」または専用アプリから予約します。どちらかというと12306アプリ推奨です。全ての高速鉄道は全席指定のため、乗車当日であってもこの操作が必要です。


日付と乗る区間を選んで検索して購入します。



購入は2週間前から可能です。そういう意味では日本で購入しておけます。基本安いので万が一返金されなくても耐えられる範囲です。未発売の場合、いつから発売されるか左下に表示されています。
この例の場合、14点45分起售=(今日の)14時45分から販売
この14時45分は中国時間なので、日本時間では1時間遅く、15時45分です。

支払いは接続している支付宝から出来ます。アプリからでも支付宝をインストールして使えるようにしておけば支付宝(に紐づいている日本のクレカ)で支払えます。
キャンセル料は
・8日前まで: 無料
・発車48時間前~7日前: 運賃の 5%
・発車24時間前~48時間未満: 運賃の 10%
・発車24時間以内: 運賃の 20%
大体、イメージで東京-福島間を1500円程度で行ける感じです。
なお、中国の高速鉄道は、自由席が無いので、乗り過ごした場合、自由席や立ち席で乗るという事はできませんが、当日の同じ区間の便に限り、空席があれば振替可能です。「改签」という処理で、12306のネット上又は駅の有人窓口で処理します。
高速鉄道の駅はへは1時間前位に着いておいた方が良いです。多くは2階が乗車口、1階が下車口と、空港のような構成になっています。乗車口側はレストランも多く華やかですが、下車口側は大抵地味。駅に入る所で身分証確認と荷物検査があります。駅は巨大で待合所は広く、改札は15分前からで正に飛行機に乗るときの感じ、ミニアプリ上のQRコードでゲートを通ることになります、このQRコードは2024年12月30日現在まだ全国で均一に使えると言い切れないので、外国人は「人工通道」と書かれている有人改札近くに並んだ方が良いです。普通の改札機を通れなかった場合、次の手段としては人工通道のQRコードスキャン、それでもダメな場合はパスポートそのもののスキャンで通ります。つまり、チケットは存在しないのです!パスポートのみ(現地の人は身分証のみ)で乗車する方式になっています。
車内は日本の新幹線とよく似ていて違和感がありません。日本では惜しまれつつ無くなった社内販売も来ます。また座席のQRコードを読み込んでそこから暖かいお弁当や飲み物を注文する様になっている場合もあります。お土産ではなく、社内で食べるための今通っている地域の新鮮なフルーツを販売していることもとてもよくあります。中国はフルーツが安くて美味しいので利用しても良いかもしれません。
3) 路線バス
地元の路線バスは「公交车」と言い、1~2元(20~40円)とかで乗れる非常に安価な交通手段です。先の支付宝の「モビリティ」タップで出るその都市の公交车のタブのQRコードで乗ります。電車が後から発達した国なので、バス便はかなりしっかりしており、営業時間中は待っていれば必ず来ます。21時とか、営業時間も遅くまでやっている都市も多いです。多くは全停留所停車で前乗り後降りです。都市により多少違いがあるので、その辺は現地で雰囲気を見て確認する必要はあります。
4) 長距離バス
空港や高速鉄道の駅に書かれている「长途汽车」は長距離バスの事です。
汽车は中国語では自動車を指しています。こちらは"汽车站"と書かれている長距離バスのターミナル駅でチケットを購入して乗ります。長距離なので途中1回位トイレに寄ってくれますが、バス自体にトイレ無しの場合が多いので、これしか手段が無い場合を除き、トイレが近い人は避けた方が無難です。こちらももちろん値段は安いです。
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