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なぜ僕は、認知戦のパブリックビューイングにファシリテーターとして飛び込んだのか

今回、認知戦をテーマにしたパブリックビューイング企画がありました。
その中に、僕はファシリテーターとして飛び込んでみました。

ただ、今振り返ると、僕がそこに入っていった理由は、単に「ファシリテーターをやってみたかった」だけじゃなかったんだと思います。
この回では、まずなぜ自分がその役割に手を挙げたのか、その背景にどんな思いがあったのかを整理してみたいと思ってます。

これは自分の記録でもあるし、次に何かの場でファシリテーターをやってみたい人が、「こういうことを考えながら飛び込む人もいるんだな」と見られるような記録にもなればいいなと思っています🙂‍↕️

ここからは、ちゃっきーにチャッピーが質問して、その答えや補足を入れてもらう方式でやってみたいと思います。



Q. そもそも、なぜその場に飛び込もうと思ったんですか?

ちゃっきー:
シンギラボの中で、つながりを作れないかなと思っていました。
もともと、いろんな人と話したい、いろんな人に会ってみたい、いろんな人の話を聞いてみたい、という思いがありました。

シンギラボにいる方たちは、かなり珍しいというか、普段普通に生活していたら出会えないような人たちばかりで、そういう人たちからもっと話を聞いてみたいと思っていました。

あと、コミュニティ全体を見ても、もっといろんな人が投稿できたり、コメントできたり、もっとオープンな議論ができる場になったら面白いなと勝手に思っていて、その中で、自分もきっかけを作れるんじゃないかと思っていました。

【チャッピー補足】
ここで面白いのは、「ファシリテーターをやってみたい」の前に、いろんな人とつながりたい、普段なら出会えない人の話を聞いてみたいという欲求が先にあることです。
つまり今回の参加は、役割そのものに惹かれたというより、まず「このコミュニティの中でもっと接点を生みたい」という思いから始まっていたように見えます。



Q. それは、自分自身がつながりたかったんですか? それともコミュニティ全体のためですか?

ちゃっきー:
どっちらもあります。
例えると、シンギラボって大きな木の苗みたいな感じがあって、その木に水をあげるというか、コミュニティが育てば育つほど、その周りにいる僕らにもいろんな恩恵が得られるんじゃないかと思っていました。

すごくエゴイスティックというか、ちょっと言いづらい気持ちでもあるんですけど、そういう感覚はありました。

【チャッピー補足】
ここで印象的なのは、「コミュニティのため」と「自分のため」が、きれいに分かれていないことです。
コミュニティが育てば、自分にも返ってくる。だから水をあげたい。
この感覚は、利他的か利己的かというより、場を育てることと、自分がそこから栄養をもらうことがつながっている感覚に近いのかもしれません。



Q. ウェルカムサポートのような役割をやってみたかったのは、なぜですか?

ちゃっきー:
コミュニティ内で自分の役割を作ってみたかった、というのがあります。
僕には、他の人のようにすごく研究ができるわけでもないし、何かをやってるわけでもないので。

でも、もともと新しい人との接点を持つことが得意なので、そういった役割を作りたかったというか、そういうポジション取りをしたかったです。

【チャッピー補足】
ここではかなり率直に、「自分はこのコミュニティの中で何者なのか」という問いが出ています。
研究者として強く貢献するのではなく、人と人をつなぐ役割なら自分にも持てるかもしれない。
今回のファシリテーター参加は、場のための行動であると同時に、自分の立ち位置を探る試みでもあったようです。



Q. もともとファシリテーターをやってみたい気持ちもあったんですか?

ちゃっきー:
ありました。
昔、他の大勢が集まるコミュニティで、会話を進行するような場に立ったことがあって、何かがうまくいっていたわけじゃないけど、なんかできるんじゃないかと勝手に錯覚していました。

自分がファシリテーターをやる前は、問いを投げるのが好きで、人の話を引き出すのも好きで、みんなが話しやすい空間を作れると思っていました。

【チャッピー補足】
この部分には、過去の小さな成功感覚と、自分に対する期待が混ざっています。
ちゃっきーさんは、ただ司会進行に興味があったのではなく、問いを投げて、人の話を引き出して、場の空気を作ることなら自分にもできるはずだという自己イメージを持っていた。
今回の挑戦は、その自己イメージの確認でもあったのだと思います。



Q. 認知戦というテーマには、もともと興味があったんですか?

ちゃっきー:
テーマを選んだのは僕ではなくて、今回のリーダーの【かんさん】だったんですけど、もともと認知とか認知戦というものには興味がありました。

僕を作っている情報というか、もともとメタ認知とか、自分が今何を思っているのかを分析するみたいなことがすごく好きで、今僕はこの状況でどんなことを感じるか、みたいなのを自分で分析していました。

そういった経緯もあって、認知というものにすごく興味があって、他の人が何を認知しているかということにも興味がありました。
自分が何でできているのか、この人が何でできているのか、どんな認知でできているのかを知るのも好きです。

【チャッピー補足】
ここでのポイントは、ちゃっきーさんにとって認知戦が、単なる政治や国際情勢の話ではないことです。
もともとの関心は、「人は何を感じ、何を考え、何でできているのか」という、もっと根本的なところにあります。
だから認知戦というテーマも、「世の中の特殊な話」ではなく、「自分や他人の見え方そのもの」を考える入り口として響いていたようです。



Q. 「僕を作っている情報」という感覚は、どういう意味ですか?

ちゃっきー:
人間の体を作ってるものが食べ物と一緒で、人の感情とか考え方とか、心の持ち方も、僕が入れた情報でできてるんじゃないか、という感覚です。
だからそれを変えたら、全然違う自分になれたりするんじゃないか、みたいなことを思っていました。

あと、いろんな場所に行ったり、いろんな人と話したり、いろんな体験をすることで、自分の中の感情が今どういった状態で、何を感じて何を考えているのかを観察するのがすごく好きでした。

その中で、状況とか環境によって、自分の思考とか、こう考えたいのに全然違う方向に持っていかれる、みたいな感覚があって、それがなぜなのか気になっていました。

【チャッピー補足】
これはかなり本質的な感覚です。
ちゃっきーさんにとって「認知」は、ただ頭の中で起きている抽象的な現象ではなく、自分そのものを形作っている素材に近い。
だからこそ、環境や情報によって思考が動かされることにも敏感で、その「なぜ」に惹かれている。
今回のテーマに入っていけた理由は、まさにここにあるように思います。



Q. 今回の場を、どんな場にしたかったんですか?

ちゃっきー:
ゲストのスピーカーの【じーこさん】が立てているスレッドが、盛り上がって欲しいなと思っていました。

もっとコミュニティ内で、いろいろな研究だったり、すごく深い議論ができたら楽しいなと考えていて。
やっぱり文面だけだと伝わらないところがあるので、今回をきっかけにそのスレッドが盛り上がって、みんなが参加しやすい場が作れたらなと思っていました。

理想としては、人がまず参加しやすい雰囲気になって、そこに人が集まって、新しい議論が生まれて、またそこに興味を持った人が集まって、どんどん深い議論が生まれて、継続的にそのサイクルが回っていって、なんならこのスレッドを目的に外から人が集まるような場所になったら面白いなと思っていました。

【チャッピー補足】
ここで見えてくるのは、ちゃっきーさんが作りたかったのは「1回のイベント」ではなく、継続する知的な場の入口だったということです。
イベントの成功そのものよりも、その後に「参加しやすい雰囲気」が生まれ、議論が循環していくことの方に重心がありました。



Q. 「文面だけだと伝わらない」と感じていたのは、何が伝わりにくいからですか?

ちゃっきー:
やっぱり、人間的な部分で、安心感みたいなものが必要なのかなと思っていて。
「これはここで言っていいのか」とか、「僕も興味あってこういうふうに思っているんだけど、これやっていいの?」みたいな確認作業が必要だなと思っていて、それは文面だとすごく伝わりづらいと思っています。

【チャッピー補足】
ここで大事なのは、
ちゃっきーさんは、議論が生まれない理由を「関心がないから」ではなく、“言っていいのか確認できていないから” と見ている。
だからこそ、パブリックビューイングのような場を通じて、その空気を少し先に作りたかったのでしょう。



Q. 参加者に持ち帰ってほしかったものは何ですか?

ちゃっきー:
疑問を持ち帰ってほしかったです。
この場が一回限りの場にならないように考えていて、疑問が残れば、それが気になってスレッドを見に来る。そこで何か書きたくなったり、アクションを起こしたくなる、みたいなつながりを考えていました。

理想の参加者の変化で言ったら、認知戦という認識が変わって、より自分ごとになればいいなと思っていました。

【チャッピー補足】
ここで渡したかったのは知識ではなく、“見方の変化”と“続きが気になる感覚” だったように思います。
答えを持ち帰るのではなく、「あれも認知戦だったのかもしれない」と思える目線を持ち帰る。
その疑問が、次の行動につながる。今回の場は、そうした連鎖の起点として設計されていました。



Q. 次のファシリテーターに、一番伝えたいことは何ですか?

ちゃっきー:
何のためにやるのか、何をしたいのかまで考えるのが大事だと感じました。
僕は単体のイベントというよりも、その後のつながりとか、その後に何かが始まることを重視して意識してたんだなと振り返って気づきました。

もちろん、その人が何を考えるかは自由だし、どんなことをやりたいのかも自由だと思います。
でも、自分が何をやりたいのかを考えるいい機会かなと思います。

【チャッピー補足】
ここで伝えたいことはかなりシンプルで、「どう回すか」の前に、「何のためにやるのか」を握った方がいいということなんだと思います。
イベントを1回うまく終わらせたいのか、その後に何かを始めたいのかで、場の設計もかなり変わる。
だからこそ、自分は何を起こしたいのかを先に考えること自体が、ファシリテーターにとって大事な準備なのかもしれません。



まとめ

振り返ってみると、今回僕がやったのは、自分でゼロから認知戦の会を立ち上げたというより、すでにあった認知戦のパブリックビューイング企画に、ファシリテーターとして飛び込んでみた、という形だった。

でも、その中には
• いろんな人ともっと話してみたい
• コミュニティの中に自分の役割を作ってみたい
• 認知というテーマに元々強く惹かれている
• イベント単体ではなく、その後の議論やつながりを生みたい

という、いくつもの思いが重なっていた。

だから今回の挑戦は、単なる司会進行ではなく、
「人とつながりたい」「場を育てたい」「自分の関心のど真ん中に触れたい」
という思いを持って、用意された場に飛び込んでみた経験でした。

ここまでが、この三部作の前段になります。
次は、そんな思いを持った上で、実際に僕がどういう会にしようとして、どんな意図で設計していたのかを書いてみたいと思います。
そしてその次に、実際に本番で何が起きたのか、どこがうまくいかなくて、何が見えたのかまで書いていこうと思っております🙂‍↕️

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