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出発前から宿無しになって静かにブチギレる女|トルコ一人旅①

市場好きなら、世界最古のバザールを見てみたい!

時は2025年12月に遡る。そろそろ2026年夏休みの旅行について計画する時期だ。最初は日本の夏が暑いから南半球のオーストラリアに行って涼む、といった案も考えていたのだが、いくら検討してもしっくり来ない。ChatGPTに相談すると、オーストラリアは60代になってからでも行けるのでは?という意見が出て「それもそうだな」と思った。

「涼しいから南半球」みたいな条件絞り込みじゃなくて、自分の心が本当に行きたい場所はどこなのかを自分の奥底からひねり出すことにした。一晩逡巡した結果、トルコの世界最古のバザールを見てみたい、という結論に至った。それになんかトルコって旅人っぽくてカッコいいじゃん、というミーハーな動機もある。よし、トルコへ行こう。

25万超えの航空券

私の仕事はカレンダー通り(+αの有給)でしか休めない。お盆休み真っ只中の航空券を探してみると、イスタンブールまで直行便だと21万〜、乗り継ぎ便で18万ほど、中国エアラインなら13万〜といった状況だ。値段的には中国エアラインを選びたいけど、当時国際情勢的に中国↔日本便はいつ運航取り消しになるか分からない状況だった。航空券が勝手にキャンセルされたという話もよく聞く時期だったため、まず中華系エアラインは候補から除外した。そうすると、乗継便で18万か直行便で21万かの2択になる。3万の差なら直行便がいいよな、ということで直行便の中からターキッシュ・エアラインズを選んだ。

ターキッシュの一番安いEcoflyだと払い戻しが一切不可になってしまうので、保険のために片道5,000円追加して、下から2番目のExtralfyを選択。これで合計金額が22万円台に。高額だ。さすがに「次へ」ボタンを押す手のひらに薄っすらと汗が滲み、ひんやり感じる。

座席指定のページでも散々悩んだ。まだほとんど空席で、席が選び放題だったことが私の迷いに拍車をかけた。

  • エコノミー最前列(+¥14,800)

  • 非常口座席(+¥14,800)

  • エコノミー最後尾(+¥5,500)

あたりで悩んで、最終的に非常口座席の窓側を選択した。非常口付近は寒いのでは?という懸念もあったが、Boeing B787-9は機内の温度ムラがあまりない、というネット情報を信じることにした。また、実際にトルコ航空B787-9の非常口座席に乗った人のブログを見て、テーブルやモニター、壁掛けポケットの仕様、トイレとの距離などを確認したうえで¥14,800円の課金を決めた。往復で座席指定に¥29,600、これで合計金額は25万を超えた。クレジットカードでの決済ボタンを押す指が小さく震えている。

清水の舞台から飛び降りる気持ちでエイヤッと決済ボタンを押し、航空券を購入。機内食にグルテンフリーミール(GFML)を指定して飛行機は手配済みとなった。

出発前から宿無しになる

イスタンブールの中心部の世界遺産が多いあたりには宿を取りたくない。人が多そうだしそれに伴い観光客目当ての詐欺師やボッタクリ店も多そうだからだ。ということで中心部からフェリーで30分ほどのオルタキョイという街に宿を取った。

3月頃Booking.comで予約したのだが、7月になり急に不安になってきた。当該の宿が新規の予約を受け付けていないようなのだ。Googleマップで見ると口コミが去年10月を最後に途絶えている。何かがおかしい。この違和感は見過ごせない。ということで宿のオフィシャルHPからWhatsAppの番号を見つけて直接問い合わせてみると以下のようなナメくさった返事が来た。

こんにちは、私たちの宿泊施設は閉鎖しました😊

😊じゃねーんだよ、とブチギレそうなところをぐっと押さえて、Booking.comからこのクソ宿の予約をキャンセルした。いや閉鎖したなら連絡の一本ぐらいよこせよな?(ブチギレ)

さて、出発前から宿無しになったわけだがどうしようか。どうせなら泊まる街を変えて、アジア側のカドゥキョイに泊まってみたい気持ちもある。Trip.comで検索してもいい感じのホテル(洗濯機付きで手頃なお値段)が無かったので、Airbnbを覗いてみると希望通りの物件がゴロゴロしていた。その中から立地やホストの評価を考慮して宿泊先を決定した。

しかし元々予約していた宿の閉鎖に事前に気づけてよかった。気付かず現地に行ってしまったら本当の宿無しになるところだった。

トルコ語を2ヶ月やってみる

自分は言語を学ぶのが好きなんだな、と今更気づいた。いや、学生時代にも気づいてたから外国語学部に行ったんだけど。「言語を学ぶ」ということを「趣味」にしていいんだ、と気づいたのが47歳の今だった、って感じ。

前回韓国語を2ヶ月やってから釜山に行き、ちょっとだけ話せて楽しかったという成功体験をした。なので、今回も2ヶ月でやれるところまでやってみようと思って6月から勉強し始めた。うっかり文法説明が手厚くない参考書を買ってしまったので、基礎文法はYouTube動画のお世話になった。

文法は基礎、現在形、過去形、未来形ぐらいまで覚えて、あとはDuolingoと単語カードをぶん回して語彙を増やしていった。会話できなくても、見て分かる単語が多いだけでも旅は楽しくなるものだ。

心身ともに体調が悪い

出発前の1週間ぐらいずっと体調が悪かった。更年期でエストラジオールの分泌がまた一段階下がりましたよね?って感じの易疲労感と倦怠感。もう体調はどん底。朝起きた瞬間から疲れてるし出社の日は帰宅後調理できないぐらい疲れてる。在宅勤務の日は出社の日の疲れを取るのに精一杯で、体力づくりのために歩くとかができない。

体調が悪いと地味にメンタルにも響いてきて「トルコ行くのめんどくさいな」「向こう行ったらずっとホテルの部屋に引きこもってようかな」「イスタンブールは詐欺だらけだって聞いたし怖いな」などとネガティブなことばかり考えてしまう。

そんな状態だったので出発直前の土日はひたすら安静にして、なんとか出発日までに体調をプラマイゼロに戻してやる、と頑張っていた。

ちなみに今回の旅程は月曜〜金曜で組んである。お盆休み中であっても土日を絡めないほうが航空券が若干安いのだ。少しでも予算を抑えるための涙ぐましい努力である。

ざっくり2kgパッキング

旅行前の体調がそんな感じだったので、普段なら楽しいはずのパッキングも気乗りせず、ひたすらリストに沿って詰め込んでいくだけだった。今回はイスタンブール3泊5日で2kgちょい。いつもの18Lリュックで行く。

旅行前日、Airbnbのホストから「何時に来るの〜?」的なメッセージが来始めてようやくメンタルが上向いて「よし、トルコへ行こう」という気分になってきた。

次回予告

満身創痍の13時間フライト、非常口座席に¥14,800払う価値はあったのか

お楽しみに!

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