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腕の上がる角度は人生境界線…

いつからだろうか
両肩が
すんなり
上がらなくなった
シャツに手を通すとき
腕を何気に回す時
関節の奥で
「ひっーと」
小さな
悲鳴が
聞こえてくる
あきらかに
可動域が限界を
主張し始めている
年齢を意識しなかったころは
腕は
どこまでも
上がると確信していた
気にしたこともなかった

言い方をかえれば
どこへでも行ける
何でもできる
そんな
過信が
自信が
年齢を意識しなかった頃の
特権だった

肩の痛みが
教えてくれたことは
身の丈の境界線

それらしく言えば

【人生の半分は
何かを手に入れるためにあり
人生の残り半分は
届かないことを知るためにある】

もう
無理をせずに
痛むところで
そっと止めよう
手の届く範囲の
日常を
愛おしもう
これも
素敵なことだ

それでも
じゅうぶん

愉しいじゃないか。

シワだらけ
くたびれてきた
シャツ…



ciao ❗️

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