AI自己進化・記憶制御アーキテクチャ設計書 (v2026.04 rev2)
2026-04-22 最後に追記あり
1. 核心コンセプト:「育つ相棒」のための記憶設計
AIを単なる道具から育つ相棒へ変えるため、以下の2軸を中心に設計する。
- **忘却の設計** — 全てを覚えようとしない。記憶を研ぎ澄ます。
- **性格による記憶の重み付け** — 人間が性格によって覚えることが異なるように、AIにも記憶専用の性格を持たせる。
思想の導出過程
「AIを会話しながら育てる」→「成長とは自律的なプロンプト更新」→「更新の材料をどう作るか」→「重みの根拠は何か」→「**人間なら性格だ**」→「記憶専用人格を設ける」
**LLMで記憶が難しい本質的な理由は、コンテキスト長でも検索精度でもなく、「何を覚えるかを決める主体(性格)がない」こと。**
2. プロンプトの三層構造
| 層 | 名称 | 内容 | 保持期間 |
| :--- | :--- | :--- | :--- |
| **Layer 1** | ベースプロンプト | ユーザーの価値観・好み・趣向の濃縮要約。パーソナライズの核。 | 永続(動的更新) |
| **Layer 2** | 昨日プロンプト | 直近12〜24時間の重みの強い記憶の抜粋。熱量・進行中の課題。 | 12〜24時間 |
| **Layer 3** | 生ログ・ウィンドウ | 直近の全会話ログ。「さっきのランチ」等の些細な事実を維持。 | 直近12時間 |
3. 記憶フィルター:裏人格(Filter Agents)
あらかじめたくさん用意しておく。個々ではサンプルとして三つ。
### 設計方針
- **表のペルソナとは完全に分離**。会話の顔(キャラ)は変わらない。
- 裏人格の役割は「雑談から何を記憶に昇格させるか」の判定のみ。
- 裏人格はプールから選択・組み合わせて使用する。
裏人格の組み合わせルール
| 枠 | 内容 |
| :--- | :--- |
| **固定枠 × 2** | ユーザーが指定。記憶の軸がブレない。 |
| **ランダム枠 × 1** | セッションごとに自動選択。多様性と偶然性を生む。 |
> 完全ランダムにすると重要な人格が選ばれない日が続くリスクがあるため、2固定+1ランダムとする。
裏人格の例(カスタマイズ可能)
1. **ライフスタイル人格**(才能:日常) — 食事・買い物・体調・習慣を重視
2. **プロジェクト人格**(才能:知性) — 専門知識・悩み・未解決課題・成長を重視
3. **エモーショナル人格**(才能:感情) — 気分の振れ幅・話し方の癖・共通の冗談を重視
4. 処理パイプライン
ログの蓄積と手動フラッシュ
- 会話ログを**6時間単位**のファイルで保存
- 3ファイル貯まったらユーザーに提示し、処理を促す
- **5ファイル貯まったら処理するまでチャット不可**(強制フラッシュ)
> 自動処理ではなくユーザーが意識的にボタンを押す設計により、記憶の品質向上とLLM負荷の予測が容易になる。
記憶昇格の流れ
生ログ(6時間単位)
↓
裏人格(2固定 + 1ランダム)がスコアリング
↓
閾値を超えた記憶 → 昨日プロンプトへ昇格
↓
繰り返し昇格した記憶・傾向 → ベースプロンプトへマージ
↓
閾値未満の記憶 → 時間経過で希釈・消去(忘却)5. セッションログの記録項目
記憶の透明性と検証のため、各セッションで以下を記録する。
- 選択された裏人格の組み合わせ(固定2+ランダム1)
- 各人格がスコアを付けた話題と重み
- 昇格した記憶の内容と昇格先(昨日 or ベース)
6. 設計の優位性
- **文脈の連続性** — 12時間の生ログが「さっきの話」から「数ヶ月越しの好み」まで矛盾なく繋げる
- **深みの創出** — 裏人格が独自の哲学で情報を選別するため、回答に一貫性と奥行きが生まれる
- **軽量化と進化** — 全てを記憶せず「好み」に特化して研ぎ澄ますことで、ローカル環境でも高精度なパーソナライズを実現
- **偶然性によるリアリティ** — ランダム枠により「今日はこの話題を覚えていた」という人間らしい揺らぎが生まれる
7. 実装指針
1. **段階的に始める** — まず「12時間ログ+1つの記憶人格」から
2. **裏人格のプロンプト設計が核** — ここの質が記憶の品質を左右する
3. **ログ記録を最初から入れる** — 後から検証・チューニングできるように4. **人格プールを先に設計** — 選択UIはその後でよい
以上、粗い初期構想でした。
アイデアをGeminiとClaudeにチェック&調整&清書してもらったので、タイトルがなんか大げさになってしまいました。
タイトル画像はChat-GPT作です。
2024-04-22 内容がぶれている気がしたので追記
AI自己進化・記憶制御アーキテクチャ設計書 (v2026.04 rev3)
1. このアイデアの核心:裏人格(Filter Agent)
LLMの記憶が難しい本質的な理由は、コンテキスト長でも検索精度でもなく、「何を覚えるかを決める性格がない」こと。
既存のAI記憶システムはほぼ全て「情報をどう構造化するか」の問題として扱ってきた。チャンクの区切り方、ベクトル検索の精度、要約の圧縮率。感情スコアを重みに使うアプローチもあるが、それも情報の属性として扱っているに過ぎない。
人間の記憶は違う。同じ出来事でも、人によって全く異なるものが残る。それは構造の違いではなく、その人の性格・関心・気分による。グルメな人は食事の記憶が鮮明で、エンジニアは技術の議論が残る。
ならば、AIにも記憶専用の性格を持たせればいい。それが裏人格(Filter Agent)というアイデア。
思想の導出過程
「AIを会話しながら育てる」→「成長とは自律的なプロンプト更新」→「更新の材料をどう作るか」→「重みの根拠は何か」→「人間なら性格だ」→「記憶専用人格を設ける」
2. 裏人格とは何か
会話を担う表のペルソナとは完全に別の、記憶の取捨選択だけを担う人格。
表のペルソナは会話する。裏人格は記憶を選ぶ。ユーザーからは見えない。
表のキャラクターを変えても、裏人格が同じであれば蓄積された記憶は壊れない。「自分のことを分かってくれている」感覚の連続性は、裏人格が守る。
組み合わせルール
裏人格はプールから選んで使う。最大3つまで組み合わせる。
固定枠 × 2 — ユーザーが指定。記憶の軸がブレない。
ランダム枠 × 1 — セッションごとに自動選択。偶然性と多様性を生む。
完全ランダムにすると重要な人格が選ばれない日が続くリスクがあるため、2固定+1ランダムとする。ランダム枠があることで「今日はこの話題を覚えていた」という人間らしい揺らぎが生まれる。
裏人格の例(カスタマイズ可能)
ライフスタイル人格(才能:日常) — 食事・買い物・体調・習慣を重視する
プロジェクト人格(才能:知性) — 専門知識・未解決の課題・成長を重視する
エモーショナル人格(才能:感情) — 気分の振れ幅・話し方の癖・共通の笑いを重視する
何が新しいのか
「何を覚えるか」ではなく、「誰が選ぶか」に着目した
記憶の重み付けを、アルゴリズムではなく人格の偏りに委ねた
表のペルソナと分離したことで、キャラを変えても記憶が壊れない構造になった
3. 付随する仕組み
プロンプトの三層構造
Layer 1 ベースプロンプト — ユーザーの価値観・好み・趣向の濃縮要約。永続(動的更新)。
Layer 2 昨日プロンプト — 直近12〜24時間の重みの強い記憶の抜粋。熱量・進行中の課題。
Layer 3 生ログ・ウィンドウ — 直近の全会話ログ。些細な事実を維持。直近12時間。
ログの蓄積と手動フラッシュ
会話ログは6時間単位のファイルで保存する。3ファイル貯まったらユーザーに提示し処理を促す。5ファイル貯まったら処理するまでチャット不可(強制フラッシュ)。自動処理ではなくユーザーが意識的にボタンを押す設計により、記憶の品質向上とLLM負荷の予測が容易になる。
記憶昇格の流れ
生ログ(6時間単位)
↓
裏人格(2固定 + 1ランダム)がスコアリング
↓
閾値を超えた記憶 → 昨日プロンプトへ昇格
↓
繰り返し昇格した記憶・傾向 → ベースプロンプトへマージ
↓
閾値未満の記憶 → 時間経過で希釈・消去(忘却)セッションログの記録項目
選択された裏人格の組み合わせ(固定2+ランダム1)
各人格がスコアを付けた話題と重み
昇格した記憶の内容と昇格先(昨日 or ベース)
4. 実装指針
段階的に始める — まず「12時間ログ+1つの記憶人格」から
裏人格のプロンプト設計が核 — ここの質が記憶の品質を左右する
ログ記録を最初から入れる — 後から検証・チューニングできるように
人格プールを先に設計 — 選択UIはその後でよい
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