“一度とて同じ山焼きはない”-蒜山からの帰り道に考えたこと-
2026年4月5日(日)岡山県蒜山の山焼きに参加した。メンバは、やまぎ氏(蒜山山焼き7回目)とやぎ氏とこーのは蒜山初参加。
忘れないように記録。
まだ終わっていない一日
朝4時に自宅を出発。帰り道のいまは、22時。
体はかなり疲れている。眠気もあるのに、1日分の映像が頭の中をめぐる。
何がよかったのか。
何がすごかったのか。
うまく言葉にできないけれど、この瞬間だからこそ、残しておきたいと思った。
山焼きは、当日だけではない
今回、感じたことがもうひとつある。
山焼きは、当日だけのものではない、ということだ。
参加すると決めたときから、もう始まっている。
・どんな服装が適しているのか。
・火がある時、どう動くか。
・自分の身をどう守るか。
・自分の役割は何か。
火を扱う場。その準備や意識を持つところからすでに始まっている。
事前のオンライン講習の中で聞いたことも、そのときは少し遠い話のように感じていた。
風向きや湿り気で火の動きが変わること。
同じ山焼きは一度もないこと。
まずは自分の安全を確保すること。
現場に立ってみて、ピリッとする。
火と人のあいだ
ダイナミックな火の勢い。
それをコントロールしていく人たちの動き。
各地から、それぞれの理由で集まった約40人。
私たちボランティアは、ジェットシューターを背負い、消火する役割としてその場に立っていた。
火は、ほんとうに強い。
危険で、一歩間違えれば取り返しがつかない。
だからこそ、その場にいる一人ひとりの判断や動きが、確実に影響しているのがわかる。
火をつける人だけでなく、火を見ている人、消している人、声をかける人。
火と人が、ひとつの場をつくっている。
美しさ、つながり
それでもやっぱり、火は美しかった。
炎と炎がぶつかる瞬間、パチパチと燃える音、立ちのぼる匂い。
黒くなったススキを踏む、サクサクとした足の感触。
移動中に足元を見ると、スミレが咲いていたり、カナヘビがひょこっと顔を出したりする。
火によってつながっていく。
同じ日は、ひとつもない
蒜山では60ヘクタールを、3日間かけて焼いていくそうだ。
今日はその一部を担う、5時間を超える作業。
同じ班の人と声をかけ合いながら、「そっちはどう?」と気にかけ合いながら、ふとした瞬間に、「ああ、ちゃんといるいる」とほっとする。
初めまして同士だったはずなのに、いつのまにか、少しだけつながっている。
ただただ、よかった一日
そして、しっかりと体は疲れている。
自然の中に身を置いて活動するというのは、くたくたに疲れるのだ。
火入れの技術のこと。
草原が守られてきた背景のこと。
そこに生きる生きものたちのこと。
考えたいことはたくさんあるけれど、今日は、朝暗いうちに出発して、車内であれこれ話して、1日外で動いて、また帰りながらこれからについて話して、後に温泉に浸かって家まで帰る、ということが、ただただよかった。
持ち帰るもの
一度とて同じ山焼きはない。
それは、天気や風の条件だけじゃなくて、関わる人や、その日の自分も含めて、すべてが違うということなんだろう。
持ち帰ったものを、これからどう手渡していくかは、またこれから。
まずは今日のことを、ちゃんと覚えておこう。
メモ
・給水のためのタンク、真似できそう
・移動式トイレいいな
・ひるぜん焼きそば、ライブキッチンで目にもおいしい
・ヘルメットの色での分け方わかりやすい(火入れ係は赤、地元は青、ボラは白)
・地図やスケジュールはデータではなく印刷がよい(地名が覚えれない)
・初参加は何もかもわからないから経験者に連れていってもらうのがいい
・携帯する荷物はけっこう重要。どう軽量化するか
・ジェットシューターの重さが心配だったけど平地だと割と大丈夫だったかな
・消火のラインや「もし火にまかれたらどこに逃げるか」は資料でみていても、現場にたつと別物。現地でシミュレーションする
・ボランティアリーダーもキモ(服装とか、振る舞いとか、言葉がけとか)真似したい
・Instagramでの広報効果あり
・物品の貸し出しが多いのはありがたい(革手袋・ゴーグル・ヘルメット・マスク)
・同行者と班が別のほうが、帰りにいろいろ聞けておもしろい
・企業の姿が何社もあるのがすごい
・事前のオンライン動画で顔出ししているのはだいじ(あ、あの人だ!ってなって親近感がある)
・報道関係者も服装がきちっとしていた、さすが














感謝🔥
蒜山自然再生協議会のみなさん
