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【相談室番外編】自分の声が嫌いな人へ|個声を活かしてモードを切り替える大切さ


「あざとい」と言われる声を変えたい


営業職の20代女性から
こんなご相談をいただきました。

「あざとい声だとか、甘えた声だから真剣さが伝わらないと言われてしまいます。
そんなつもりは全くなく、普通に話してるだけなのに。そんな風に言われないように、この声を変えたいです。」

そんな風に言われてしまったら、
自分の声を出すのが怖くなってしまいますよね。

その方の声はとても可愛い。
とても素敵な個声です。
けれど、その方はその素敵な声が
「嫌い」なんです。

今日は、このご相談へのヒントの前に、
私が大切にしている「個声」について
少しお話ししたいと思います。


「個声」(こせい)とは


生まれたときに授かった
たったひとつの自分だけの声

のことを私は「個声」(こせい)と言っています。
みなさんお一人おひとりの声のことです。

個声に「良い声」「悪い声」なんてありません。
もし今、「自分の声が嫌いだ」と
思っている方がいたとしても
誰かにとっては、「好きな声」なんです。

顔や容姿に好みがあるように、
声にも好みがあるのです。

以前、セミナー終了後、
1人の女性がこんなふうに話してくれました。

「私は、自分のハスキーな声が嫌いで仕方なかったんです。
でも、今日の話を聞いて、少し好きになれそうです。」

少し照れたように下を向いて話してくれたその笑顔を
今でも覚えています。

私は、ハスキーな話し声も歌声も大好きです。
どんなに練習しても、
私には出せない魅力的な声です。
もちろん、ハスキーな声が苦手だと感じる人が
いるのも事実です。
でも、だからといって、
その素敵な個声を
押し殺してしまう必要なんてありません。

今回のご相談のように、
「あざとい」と言われてしまう声も同じです。
「あざとい声だ」と言った人へ言いたいことは
たくさんありますが、ここでは控えておきます。

みんなが同じ声になる必要なんてないんです。
あなたはあなたの個声のままでいい。


必要なのは個声を消すことではなく、モードを切り替えること


家の中で普段着で過ごすように、
声もリラックスしたままでいい場面もあります。

一方で、
仕事や人と向き合う場面では、
その状況や立場に合った声への
モードの切り替えが必要です。

たとえば

  • 謝るとき

  • 注意するとき

  • 励ますとき

  • 交渉するとき  など

こうした場面では
「高低」「強弱」「テンポ」「声質」を
少し意識するだけで、
伝わり方が大きく変わります。

モードの切り替えが上手くできると、
仕事も人間関係もスムーズになります。
言葉が早く届き、気持ちが伝わりやすくなり、
結果として自分の声も好きになっていきます。

モードの切り替えなんてどうすればいいの?

ここは、意識の向け方のコツや練習などが
必要になる部分なので、
セミナーでお伝えしている内容を、
今後このnoteでも書いていきたいと思います。


「声の最適化チェックシート」

私は、セミナーや個別指導の場で
「声の最適化チェックシート」を使って、
「場面別声の切り替え」のアドバイスを行っています。

この「声の最適化チェックシート」では、
以下のような項目のチェックとアドバイスをします。

  • 普段の声の「高低」「強弱」「テンポ」「声質」

  • 謝罪するとき、励ますとき、注意するときなど
    場面別での声のモードの切り替え方

  • 自分の個声の「強み」と「活かし方」

これは、お一人おひとりアドバイス内容が違います。
なぜなら、
みんなが同じ声になる必要がないからです。

まずは、1対1でお話しをして、
その方の個声を聞きます。
その個声をもとに、
謝罪のとき、励ますとき、注意するときに、
どのような「高低」「強弱」「テンポ」「声質」が最適かを
アドバイスしていきます。
そうすることで、
伝えたい気持ちや言葉が、
相手の心に届きやすくなる
のです。

実際に、コールセンターでの企業研修で
このチェックシートを導入したところ、
クレーム対応の時間が大幅に減少したという
嬉しいご報告をいただきました。

モードを切り替えることで
仕事をスムーズにし、
効率を上げることができるのです。


なぜ私が「個声」を大切に思うのか

私は、とてもとても小柄で童顔です。
会社員として働いていた頃、
誰にも負けないくらいの商品知識があっても、
どんなに根性があっても、
その見た目で、「真剣さ」や「自信」が伝わらず
「小さいのにがんばってて可愛いねー」
と相手にされない悔しさを
何度も何度も何度も何度も味わい
歯を食いしばってきたのです。

「(頼りなさそうな)あなたではなく、男性の上司に代わって」
と言われたこともあります。
そんな中、
「声で成功する」という体験をしたことをきっかけに、
「自分の声をもっと磨こう」
声について研究をはじめました。
この「声での成功体験」についても、
改めて記事にできたらと思います。

この悔しい体験があるからこそ、
今回の相談者さまの辛さも
痛いくらいよく分かります。
話を聞きながら、
私の方が悔しくて泣きそうになりました。

個声を大切にし、
自信を持ってコミュニケーションが取れるように。
そして、
その素敵な個声が好きになれるように。
時間をかけてお話しをしました。

次回は、この相談者さまのご相談
「あざといと言われる声を変えたい」
そして
「自分の感情と言葉がうまく声で表現できない」
そんな方へのヒントを書いていきたいと思います。

今日1番伝えたかったこと。

たったひとつのあなたの個声
その個声に
「良い声」「悪い声」なんてありません。

個声を磨けば、自信が生まれる。
自信が生まれれば、コミュニケーションは
もっと楽しく、豊かなものになるはずです。

あなたの声は、
あなただけの素晴らしい個声(こせい)なんです。

あなたの日々のコミュニケーションが
少しでも楽になるように
これからもお届けしていきます。


全国の企業研修や個別指導の場で、
声やコミュニケーションについて
多くの相談をいただいています。
この「相談室」では、
そんなみなさんの声に寄り添いながら、
日々の関わりが
少し楽になるヒントをお届けします。
「こんなシチュエーションで困っている」
というお悩みがありましたら、
ぜひコメントで教えてください。

相談室に届いた「声のお悩み」のご紹介
これまでの記事と、
今後取り上げていく予定のテーマは
こちら↓

著者:星屑サイダー



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