「ダメージ毛ストレートで失敗しない薬剤設計」
1. Before|今回のモデル様の状態
まず今回のモデル様の状態。


バックは癖が強い
毛先には既存ダメージあり
全体にうねりと広がり
毛先のパサつきも見られる状態
このケースで重要なのは、
「伸ばすこと」よりも
“どこまで負担を減らしながら伸ばせるか”
だと考えました。
2. 今回の施術設計の考え方
今回意識したポイントは3つです。
① 部位別で薬剤パワーを変える
癖が強いバック部分には
アンビット9を使用。
一方で毛先は既に体力が少ないため、
アンビット7を使用
さらに中間部分は
アンビット9:7=1:1
でバランスを調整しています。
アンビットのスペックは以下で確認できます
② 還元だけで終わらせない
縮毛矯正は
“伸ばす”だけでは質感が不安定になりやすいです。
そのため今回は処理剤として、
リケラ
トーチ
ヘマヘマ
キトキト
を使いながら、
補修
固定化
質感調整
を同時進行しています。
③ ダメージ部分は「浸透」と「保護」を分ける
前処理で浸透を作りつつ、
中間〜後処理で質感を安定させています。
特にタオルドライ後の処理は、
アイロン熱の入り方にも影響するので重要です。
3. 実際の施術工程
前処理
ビヤク
3種混合
リケラミスト(1:4)
特トリ
その後、
根元にリケラミスト(1:4)を使用して
浸透促進。
薬剤設定
バックの癖が強い部分
アンビット9単体
毛先3cm
アンビット7単体
中間部分
アンビット9:7=1:1
放置タイム
根元10分放置後
毛先塗布後5分
その後、
軟化チェック
還元チェック
を行い流しへ。
中間処理
3種混合
リケラミスト(1:4)
リケラエマルジョン
トーチ③ スムースシールド
その後ドライ→アイロン。
2剤
2剤には
リケラオイルミックス3プッシュ
を追加。
質感の硬化を防ぎながら固定。
後処理
ヘマヘマ
キトキトチェンジリンス
その後、
トーチ④M
リケラエマルジョン
リケラオイル
で仕上げ。
4. 仕上がり


今回の仕上がりでは、
ツヤ感
柔らかさ
毛先のまとまり
を重視。
特に毛先の硬さを出さずに
収められたのは大きかったです。
5. 今回の再現性ポイント
今回のポイントは、
・薬剤を全体同じにしないこと
癖の強さとダメージは一致しないので、
部位別調整がかなり重要。
・中間処理を省略しない
還元後の処理次第で、
質感
ツヤ
アイロン耐性
が変わります。
・軟化チェックを急がない
特にダメージ毛は、
“柔らかくなった=OK”
ではないケースも多いです。
6. 注意点・失敗しやすいポイント
毛先減力不足による硬化
軟化不足による伸びムラ
中間処理不足によるパサつき
アイロン前の水分残り
この辺りはかなり注意しています。
少しで参考になりましたら嬉しいです。
処理剤の詳しい内容など気になることありましたらコメントいただければとおもいます。
