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「かつてのSEO」と「今のSEO」。私たちが本当に教えるべきは、テクニックではなく“変換する力”かもしれない。

かつてのSEO記事における「正解」は、ある意味とてもシンプルでした。

「3,000文字の記事に、メインキーワードを20個入れてください」
「サブキーワードと関連キーワードは5個ずつ散りばめて」
「大見出しには必ずメインキーワードを含めて」

……なんて、パズルのピースを埋めるように分かりやすく伝えることができたんですよね。
「何を」「どこに」「何回」「どうやって」入れればいいかが決まっていて、それはそれで大変な作業でしたが、「やること」自体は誰にでも提示できるものだったんです。

でもね、今はそういうことではなくて。

今のSEOライティングで求められるのは、テーマに対して「漏れなくダブりなく」、情報を「順序立てて」、そこに「一次情報(自分だけの体験や見解)」を盛り込みながら書くこと。

言葉にすると簡単そうに見えますが、これって突き詰めると「その人がどれだけ深くそのテーマを理解し、読者の立場になれるか」という、書き手自身の思考の深さや編集力に依存しがちになります。

「キーワードを5回入れて」という指示は誰でも守れます。 でも、「読者が納得する順序で書いて」「あなたにしか書けない一次情報を入れて」という指示は、受け手の解釈や人生経験によって、アウトプットの質が大きくブレる。

なんというか、「経験値」や「感覚」の部分がすごく大きくなってしまったんですよね。

だからこそ、今のSEOライティングは「初心者さんにお願いします」って言いにくいし、教える方もすごく難しい。
「書く作業」をお願いしたいのに、結果として「思考」や「センス」をお願いすることになってしまうから。

まず、「なぜSEOを意識するのか?」を共有する

この難しさの中で、テクニックを教える前にまず共有しなければならないのは、「なぜSEOを意識するのか?」という根本的な理由(Why)だと思っています。個人的には。

それは決して「Googleのご機嫌を取るため」ではありません。 もっと手前にある、「読者へのマナー」であり、「巡り巡って自分のためになるマーケティングのスタート地点」だからです。

  • キーワードを入れるのは?

    • Googleに見つけてもらうためではなく、困っている読者が「その言葉」で探しているから。待ち合わせ場所を明確にするためです。

  • 構成を順序立てるのは?

    • ロジカルに見せるためではなく、読者が脳に負担をかけずに理解できるようにするため。散らかった部屋では探し物が見つからないのと同じです。

  • 一次情報を入れるのは?

    • 評価されるからではありません。どこにでもある一般論ではなく、「あなた」にしか書けない答えを読者は求めているからです。

SEOとは、アルゴリズムの攻略ではなく、「画面の向こうにいる相手への『親切』を突き詰めた結果、Googleにも評価される」という順番なんですよね。

SEOの本質は、自分の目的を読者のメリットに「変換」すること

そして、ここからが一番伝えたいことなのですが、「誰かのために」とは言うものの、記事には必ず「書く目的」があります。

それがクライアントワークであれ、自分のコンテンツであれ。
「読んでほしい」
「知ってほしい」
「買ってほしい」
「行ってほしい」
「使ってほしい」
私たち書き手(あるいは発注者)には、必ず叶えたい目的があります。それを叶えるための手段がSEOであり、それが私の言う「自分のため」の正体です。
(この記事の目的は「知ってほしい」)

でも、自分の「売りたい・広めたい」という目的をそのままぶつけても、読者は逃げてしまいます。「これ、すごく良いんです!買ってください!」と叫んでも、誰も見向きもしません。

だからこそ、私たちは「変換」をしなければならない。

自分の「言いたいこと(目的)」を、読者が「知りたいこと(情報の答え)」という形に【変換】して差し出す技術。
これこそが、SEOライティングの最も大きな役割だと私は思っています。

「買ってください」というこちらの目的を、「忙しいあなたの悩みを解決する手段」という情報の答えに包み込んで渡す。 この変換ができて初めて、読者は記事を読み、納得し、結果として私たちの目的(購入や利用)が達成されます。

検索窓がある場所には、共通の「動線」がある

大きな意味で「SEO」というと、それはGoogle検索だけに限った話ではありません。

Amazonや楽天などのECサイト、YouTubeなどの動画サービス、InstagramなどのSNS、そしてnote。 「検索窓」があるプラットフォーム全てに通用する考え方です。

場所によって「お作法(文字数や見せ方)」は変わりますが、目的は変わりません。 ユーザーに来てほしい。そして、利用(読む、見る、買う、知る、申し込む)してほしい。

  1. 検索(出会う): ユーザーが悩みや知りたいことを打ち込む。

  2. コンテンツ(納得する): ユーザーが欲している答えを提供する。

  3. アクション(動く): こちらの目的に繋げる。

この動線に変わりはないはずです。

だからこそ、私たちが初心者に手渡すべきは、小手先のキーワードの入れ方ではなく、「自分の目的を達成するために、徹底的に読者の『知りたい』に応える」という、マーケティングの視点なのかもしれません。

それが「巡り巡って自分のためになる」ということの、本当の意味なのだと思います。

「正解」のない時代を、自由に楽しむために

SEOの難易度は、確かに年々上がっています。

でもそれは、裏を返せば、ユーザーが本当に「ほしい!」と思っている情報やサービスを、簡単に手に入れられる健全な環境になってきたということでもあると思うのです。

かつてのように、誰でも型さえあれば書ける時代は終わりました。 その代わり、「一次情報を持って、順序立てて、正しく、読みやすく、分かりやすく」書くことができれば、それがそのまま最強のSEOになる時代になりました。

一見難しそうに感じるかもしれません。 けれど、読者に対して誠実であれば、誰でも挑戦できるし、楽しめるものだと私は思っています。

そのためには、まずWebライティングの「基本」や「マナー」だけ、しっかりと身につけておくこと。 それさえクリアしてしまえば、あとは自由です。

Google検索、SNS、note、動画……。 それぞれの場所で、あなたなりの目的を持って、それぞれのSEOに挑戦してほしいと思います。

(そのために今、誰でも無理なく学べる基本のライティング講座を作っています!来月後半ぐらいには正式に告知できると思います!)


最後まで読んでくれてありがとう!
SEO楽しいよ、SEO。


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渡邉こみつ🐼SEOライター8年目 もしよろしければ、応援していただけると嬉しいです!いただいたチップは、今後の記事作成やライター活動を続けるための大切な資金として使わせていただきます。あなたの応援がもっと素敵なコンテンツを生み出す力になりますので、どうぞよろしくお願いいたします!