内田稔教授の寄稿レポート(8/9)『協調介入の目的とFIMAレポ』
1.はじめに
メンバーシップの皆さま、いつもありがとうございます。もうお馴染みなので、常連様はここは飛ばしてください。
内田さんは、元三菱UFJ銀行の為替のチーフアナリストであり、その分かりやすい説明やレポートは定評があり、私も頼りにしていました。また、めちゃくちゃ紳士なお人柄。現在は、大学で教鞭を振るうハードなスケジュールの中、YouTubeでも精力的な活動をされています。下が、内田さんの経歴ですが、めちゃくちゃ凄いですね。

Youtubeチャンネル「内田稔教授のマーケットトーク」も、是非チェックしてください。
2.内田教授の寄稿レポート
日米の通貨当局が7月31日、円買いの協調介入に踏み切ったことが明らかになった。ドル円は155円23銭まで下落したが、4月30日から5月6日にかけて行われた日本の単独介入後の安値155円04銭を下抜けできなかったことから、多くの市場参加者が155円を強力なサポートとして意識することになりそうだ(スライド3)。

今回の協調介入に関して、米国からみた意義や目的として、日本の米国債売却による長期金利上昇の回避、対日貿易赤字拡大の阻止、アジア通貨安への波及の阻止が指摘されている。しかし、現時点で日米の貿易収支の不均衡は政治問題化しておらず、国民の関心も低い。また、ベッセント財務長官が説明するアジア通貨安への配慮との点も、アジア通貨がそれほど下落しているわけではないことから、協調介入を正当化する為の口実とも映る。
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