内田稔教授の寄稿レポート(6/7)『高まる円の先安感』
1.はじめに
メンバーシップの皆さま、いつもありがとうございます。もうお馴染みなので、常連様はここは飛ばしてください。
内田さんは、元三菱UFJ銀行の為替のチーフアナリストであり、その分かりやすい説明やレポートは定評があり、私も頼りにしていました。また、めちゃくちゃ紳士なお人柄。現在は、大学で教鞭を振るうハードなスケジュールの中、YouTubeでも精力的な活動をされています。下が、内田さんの経歴ですが、めちゃくちゃ凄いですね。

Youtubeチャンネル「内田稔教授のマーケットトーク」も、是非チェックしてください。
2.内田教授の寄稿レポート
今回は「高まる円の先安感」について解説します。
ドル円は今週も底堅く推移しました。一時、日銀の利上げ観測報道を受けて下落する場面が見られましたが安値は159円59銭にとどまり、当日も160円台を回復して引けています。介入警戒感によって上値こそ重いものの、下値が徐々に切り上がりつつあります(スライド3)。

4月30日以降の主要通貨の対ドル変化率を見ても、11兆円を上回る大規模介入が連続的に行われたにも関わらず円は依然として軟調に推移しています。一方、ドルが全面高となりました。5月に入り、停戦に向けた動きがみられ、原油相場も下落しましたが、それでもドルが堅調さを維持したことは、「有事のドル買い」に代わり、景況感の改善や利上げ観測が新たなドルの支援材料となったと考えられます(スライド4)。
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