来週の相場見通し(7/27~7/31)②『日米金融政策、主要決算、中東情勢』
1.はじめに
来週は日米の決算発表の山場を迎えます。更に米国、日本、英国の金融政策決定会合が重なります。かなり重要な週となることは確実です。何が予定されているのか、注目点はどこか。今回は時系列で確認します。来週のマーケットの備えておきましょう!
2.来週はイベント山盛り
来週は、日米韓の半導体サプライチェーン、大型テクノロジー企業のAI投資、FOMC、日銀金融政策決定会合、米GDP・PCEが一週間に集中する。日本企業の決算発表社数も、月曜日の16社から火曜日35社、水曜日62社、木曜日134社、金曜日280社へと急増する。
しかし、重要なのはイベントの多さではない。来週は、先週の米国市場が突き付けた三つの疑問に、一斉に答えが示される一週間である。
第一は、AI投資が売上と利益を生む成長投資なのか、それともフリーキャッシュフローを圧迫する過剰投資へ変わりつつあるのか。
第二は、HBM、DRAM、NANDの供給不足が続くのか、それとも巨額増産によってメモリ価格のピークが近づくのか。
第三は、原油高と金利上昇のなかで、日米中央銀行が足元の状況をどう整理するのかである。
先週の米国株では、決算が市場予想を上回っても株価が冴えないケースが相次いだ。象徴的だったのがAlphabetである。広告とクラウドは強かったが、4~6月期の設備投資は449億ドルに達し、フリーキャッシュフローは59億ドルの赤字となった。市場は足元の好業績よりも、AI投資の増加速度と資金回収までの時間を警戒したのである。もっとも、これはAI事業の採算が崩れたことを意味するのではなく、先行投資のタイミングが営業キャッシュフローを大きく上回った結果でもある。
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