前鬼川
【記録◆2023年3月27日】②
この記事を含む『マガジン:車椅子から立ち上がって』には、「COGY(足こぎ車いす)」が増やしてくれた脚力で「行けるはずがなかった場所へ行ってみた記録」をまとめています。
身体障害認定を受けたとき、「ハイキングに行かないでくださいよ」と、最後に念押しされたのですが、「行きません」ではなく、「行けません」と答えるしかない状態でしたので、17年後の現在、自分の脚で歩けているのは医学的にはあり得ないことです。
(ここまで歩けたのは、山道だから。街は歩行障害者の身体能力に合わせて造られていないけれど、自然歩道なら歩ける所を選んで進めます。)
逆行した歩行障害が再び進行して歩けなくなっても、車道沿いの展望所や瀧には、もういちど行けるかもしれません。でも、前鬼川へ下りる階段は260段もあるため、「いま行けなかったら次は無い」と考えつつ、ほとんど腕の力だけで川辺に辿り着きました。
(人間の居ない所では、なりふり構わずに進んでも、歩き方を観察されたり感想を伝えられたり、そこからの考察として生き方を指示されたりしなくて済むから、心が楽。)
このような水の色をこの先にも見たくなったら、『丹生川上神社中社』へ行こうとおもいます。そちらは神社の前が車道で、すぐ下が河原ですから、階段を下りなくても美しい色の『高見川』が見えるのです。
では、記事内の「前鬼川」に戻ります。



瀧が見える所までは行けないと判っていたけれど、「行ける所まで行って引き返そう」と決めていました。



吊り橋を渡って進んでいったら『不動七重の瀧』まで行けるそうですが、帰れる距離を見定めて、ここを折り返し地点にしました。



対岸に残る柱は、以前にあった吊り橋の橋脚かも。
古い吊り橋は、流されたそうです。
足の下は鉄網ですから、流れの上に立っているような感じがします。
ワイヤーが映らないよう両腕を伸ばして橋の外側へ出すと、身体の一部が落下していくような気分にもなります。


大雨のときには、ここを通って山から前鬼川へ流れ込むのでしょう。

左下に鉄板のような物が引っかかっています。
現在の吊り橋なら横も下も怖いくらい透けていますから、風や水の抵抗が少ないはずです。

車を置いた所まで戻ったら、『不動七重の瀧』展望所へ向かいます。
