『 とにかく仕組化③ 』
「とにかく仕組化」を読んで 「気づき」の3回目(最終)です。
クラヴィスHDの企業理念の下に、中期ビジョンをビジョンマップとして作成したマップが、各店舗に掲示されました。7月1日からいよいよ運用開始です。
今回のノートは識学の安藤広大さんが「とにかく仕組化」で言われている企業理念が「進行感」を生むことを取り上げました。

気づき⑨
社内で自虐をする人たち
あなたの学校には、不良はいましたか。不良は、学校のルールに反発します。それと同じことが、会社組織でも起こります。自分が働いている会社のことや、商品やサービスのことを悪く言うのです。
「ウチの開発部は、まったく市場を理解していない」「だからウチはダメなんだ」「今の上の人はできない。自分が上にいれば、もっと改革できるのに・・・」そんなふうに、自社の悪口を言う人がいます。他社や得意先にも、そうやって言いふらします。その成れの果てが、「ウチの会社の企業理念なんて知らない」と平然と言ってしまうことが、カッコいいと勘違いしているのです。
そうやって組織に反発しながらも給料やボーナスを受け取る社会人に、あなたはなりたいでしょうか。
それならば、さっさと辞めて別の会社に移ったほうがいいと思わないでしょうか。
そんなに不満があるなら、早く成長して人の上に立ち、自らの責任において「仕組み」を変えればいいのです。そのチャンスは全員に与えられているはずです。
気づき⑩
理念があるから「一貫性」が生まれる
識学の会社であれば、「一日でも早く識学を広める」という企業理念に基づいています。その理念が経営者、社員の判断軸になります。
企業理念に近づくことは、よい。企業理念から遠ざかることは、ダメ。その一貫性を生み出します。私たちがM&Aの仲介事業に参入したことも「1日でも早く識学を広める」という理念に基づいた意思決定です。この軸がなければ「利益を求めて何をやってもいい集団になってしまいます。
気づき⑪
理念は「現場の判断」までつながっている
経営理念に反発する理由の一つに「トップダウンはよくない」という勘違いがあります。
「あなたの会社は、トップダウンかボトムアップか」という質問がよくあります。しかし、この質問自体が根本的に間違っています。
意思決定は、上から下に行われます。ただし、下から上に情報を上げることは正しい。これがマネージメントの心理です。トップダウンの側面もボトムアップの側面もあるということです。つねに表裏一体です。ただし、ボトムアップによって集まった情報に基づいて、意思決定するのは、上に立つ人です。そしてその決定は絶対です。なぜなら、責任を負っているからです。

気づき⑫
「進行感」という感覚を持ってみる
会社が企業理念の実現に近づいていく実感が得られることによる「進行感」がもっとも大切です。
会社は「企業理念」のもとに人が集まっています。組織で働く人にとって企業理念実現に向けて「進行」していることへの実感が、一番のエネルギーになるのです。
経営者は社員に対して、「どうなれば企業理念に近づいているのか」をあらかじめ定義し、示す必要があります。そして、その定義を達成していくことで、企業理念の実現に向けての「進行感」を組織全体で共有していくのです。
進行感を感じるための行動
◆どうやったら「会社が変わるか」
「ウチの会社はぜんぜん変わらない」という不満をよく耳にします。しかし、その具体的な内容は、あまり考えられていません。「会社が変わるというのは、「会社の仕組みが変わる」ということです。制度やルールを変更しなければ、具体的には何も変わりません。
会社の制度が変わり、それにもとづいて、経営者層、中間管理職、現場へと目標がおりていきます。だから、原則的に、経営者しか会社は変えられないと思っておきましょう。
識学でも、経営者の考え方を変えるところから指導します。とはいえ、現場を知る社員や、中間管理職からでもアプローチができることはあります。この本の内容をよく読み返しましょう。
◆「組織人」になろうとしているか
あなたは、個人の仕事量でしか物事を判断できないのではないでしょうか。新しい仕事が増えると、「それはウチではできない」と反射的に考えてしまいます。しかし、人の上に立つことで、人の意識は変わります。「組織人」になるのです。すると、「ウチのチームならできる」「困難にも立ち向かえる」と組織全体で考えることができます。
部署を横断して、「あの人に任せられるかもしれない」という判断ができますし、「1人では手に負えないこともできる」という感覚も覚えます。「同じ会社にいる」「同じ集団にいる」というメリットは大きいのです。
ここまで3回に渡って識学の「とにかく仕組化」をノートに投稿しました。
最後にこう結論付けられています。
これまで識学では、3500以上の企業を見てきました。本書で語ったような「仕組み化」がうまく機能している会社は、ほとんどありません。どの組織も「属人化」が蔓延してしまっています。あなたの組織でも、そんな属人化の犠牲者で溢れかえっているはずです。会社の悪口でつるみ、群れている人たちです。そんな人がいるのは、人の上に立つ人たちが、仕組みをつくってこなかった責任です。
冒頭にも書きましたが、仕組み、ルールをつくらず、そして重要性もやり方も分からず、属人的に経営してきたように思います。ビジョンマップができ上り、実践していく中で、並行して、仕組み化、ルール化に取り組み、進行感を実感できる企業にしていきたいとの思いを強くしました。
識学の「とにかく仕組化」に感謝です。
