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会話のプレイボール

会話のキャッチボールという言い回しがある。リラックスして投げあったり、時には真ん中を突く鋭い球を投げたり、それを互いにしっかりと受け止めてまた返す。確かにこんなふうに会話ができたら楽しいだろう。

子供と友達との会話を聞いてみると、かなりドッヂボールだ。とは言えぶつけ合うまではいかないが、それぞれが自分の言いたいことを存分に話し、受け取ったり投げ返すときはわりと適当なように見える。それでも二人ともいつもとても楽しそうだ。

私と友人たちとの会話はバレーボールだ。しかも打ち込む側はノーコンで、受ける側の守備力は異常に高い。誰かが突然どんな予想外のところにボールを放っても、誰かがスライディングしてでも確実にひろいに行く。ラインを超えているからいっそアウトにすればいいのに、決して落とすことはしない。コンピュータゲームでの対戦をeスポーツと呼ぶなら、こちらはcスポーツと呼びたいくらいの運動量だ。

では私と夫はと考えてみると、最近は球技に例えられるほどエキサイティングな会話をしていないことに気がついた。一番近いのはお手玉だ。基本的にお互い自分のところだけでひょいひょい回転させている。時々思い切りえいっと投げても相手にはそれほど影響がなく、手前くらいでぽてっと落ちることも多い。

反省だ。
なんと恐ろしいことだ。
キャッチボールを目指したい。

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