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仮交際10人目が「実績」だと思っていた僕が、真剣交際に進めなかった理由|精神科ナースの絶対に結婚できない婚活NG行動

こんにちは。精神科ナースのぽんです。

正直に告白します。

「仮交際10人目」という数字が、僕のプライドでした。

オーネットでお見合いを繰り返す中で、仮交際に進める回数が増えていった時期があります。

周りからは「すごいね」と言われました。

自分でも「まあまあ頑張ってるな」と思っていました。

でも、真剣交際には一度も進めませんでした。

仮交際は増える。でも、その先に行けない。

当時の僕は、その理由が分かりませんでした。

カウンセラーの一言で、全部見えた

ある日、オーネットの担当カウンセラーに言われました。

「ぽんさん、仮交際を『実績』だと思ってませんか?」

図星でした。

返す言葉がありませんでした。

僕は仮交際に進むたびに、心のどこかで安心していたんです。

「俺はモテる側だ」「選ばれている側だ」と、自分に言い聞かせていた。

でも実際にやっていたのは、浅い関係を増やしているだけでした。

一人ひとりと深く向き合うことを、避けていたのです。

「数を増やす」は、精神医学では回避行動と呼ばれる

精神医学に「回避行動(avoidance behavior)」という概念があります。

不安や恐怖を感じる状況を避けることで、一時的に安心を得る行動パターンです。

例えば、人前で話すのが怖い人は、会議で発言しないことで安心します。

でもその安心は一時的なもので、次の会議ではさらに強い不安を感じます。

回避するたびに、不安は強化される。

これが回避行動の仕組みです。

僕の婚活も、全く同じ構造でした。

仮交際を増やすことが、僕の「回避」だった

仮交際に進めば「選ばれた」という感覚が得られます。

この感覚は心地よい。

でも真剣交際に進むと、その先には「断られるリスク」が待っています。

3ヶ月一緒に過ごした相手に断られたら、ダメージは計り知れない。

僕はそれが怖かった。

だから無意識に、仮交際を増やすことで「婚活を頑張っている感覚」を得て、真剣交際に進む恐怖から逃げていたのです。

数が増えるたびに安心する。でも本当に欲しい「深い関係」には近づかない。

まさに回避行動の典型でした。

精神科の現場で見てきた「同じ構造」

精神科ナースとして14年、同じ構造を何度も見てきました。

不安障害の患者さんの中に、行動範囲を広げるのではなく、安全な行動を増やすことで安心するパターンの方がいます。

例えば、外出が不安な人が「コンビニまでなら行ける」と分かる。

するとコンビニに何度も行くことで「自分は外出できる」と思う。

でもコンビニの先には行けない。

「行ける場所」を増やしているだけで、「行けない場所」に挑戦していないからです。

僕の仮交際10人も、コンビニ10回と同じだったのです。

深く向き合うのが怖かった本当の理由

カウンセラーの言葉の後、僕は自分の恐怖を整理しました。

なぜ深い関係に進むのが怖いのか。

書き出してみたら、3つの恐怖が出てきました。

恐怖①「本当の自分を知られたら、離れていく」

仮交際の段階では、まだ表面的な自分しか見せていません。

でも真剣交際に進むと、自分の弱さやダメな部分が見えてしまう。

精神科の仕事で疲弊している部分。趣味がゴロゴロしかないこと。自己肯定感が低いこと。

「これを知られたら、嫌われる」と思っていました。

恐怖②「3ヶ月かけて断られたら、立ち直れない」

お見合い1回で断られるダメージと、3ヶ月交際して断られるダメージは全然違います。

時間と感情を投資した分、損失が大きくなる。

精神医学的にはこれもサンクコストバイアスが関係しています。

「3ヶ月が無駄になるかもしれない」と思うと、最初から深入りしない方が安全に感じるのです。

恐怖③「一人に絞ると、他の可能性が消える」

仮交際が複数あると「まだ選択肢がある」と感じます。

一人に絞ると、その人にすべてを賭けることになる。

これは心理学でいう「決定回避の法則」です。

選択肢が多い方が安心に感じるけれど、実は何も選べていない状態。

僕は「選択肢を持つ安心」と「一人を選ぶ覚悟」を、すり替えていました。

回避をやめた日に、何が変わったか

カウンセラーに指摘された後、僕は仮交際を全て終了しました。

そして次のお見合いから、1人ずつ向き合うことに決めました。

正直、怖かったです。

「この人に断られたら終わりだ」という感覚は、仮交際を複数持っていた時にはなかったものでした。

でも、1人に集中すると、見えるものが変わりました。

相手がどんな時に笑うか。どんな話題で声のトーンが変わるか。何に不安を感じているか。

仮交際10人を同時に持っていた時には、絶対に見えなかったものです。

数を誇る婚活をしている人へ

もし今、仮交際の数やお見合いの数を「実績」だと感じているなら、一度立ち止まってみてください。

数が増えること自体は悪くありません。

でも、数が増えているのに先に進めないなら、それは回避行動のサインです。

怖いのは当然です。

深い関係に進むことは、自分の弱さを見せることだから。

でも、浅い関係を100回繰り返しても、深い関係には1回もたどり着けません。

僕が65連敗の末に妻と出会えたのは、数をこなしたからではありません。

1人と深く向き合う覚悟を持てた日からでした。

あなたの婚活が、数のゲームではなく、1人と出会うプロセスになりますように。

ぽん(@dai_konkatu)

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