セレネ美術館「法隆寺の国宝 ゴッホ マネに会える クローン文化財降臨展」
セレネ美術館「法隆寺の国宝 ゴッホ マネに会える クローン文化財降臨展」行ってきた(先々月)。
入口の解説で、(絵具などの)亀裂も再現してあるという。ほう、映画『万能鑑定士Q−モナ・リザの瞳−』で綾瀬はるかがモナ・リザの真贋を見分けさせられるシーンがあった。そんなん、原画の高解像度写真があれば又は記憶していれば、絵具の亀裂ですぐ分かるじゃんね、と思っていたがそうもいかなくなるのか。
「東京藝術大学発ベンチャー」のサイトでは、厳密に分けた場合、現状のあるがままの姿を質感まで高精細かつ忠実に再現した文化財複製をクローン文化財、劣化や欠損への想定による補完を含め可能な限り過去の状況を研究し復元した複製作品をスーパークローン文化財、制作時に表現したかったと考えられる本質を当時の技術・材料などの制約から解放し現代科学技術のもとで創造した作品をハイパー文化財としている。
モネ〈サン・ラザール駅〉 テレビで見ていた画像では、煙・水蒸気が混然となったイメージがあったが、汽車の煙がはっきりとしている。
マネ〈笛を吹く少年〉 想像よりも、衣服が平板。絵画に逆抗するように横に立体化した作品がハイパー文化財として置いてある。
「所さんの目がテン!」の企画で、大塚国際美術館のレプリカを鑑賞した場合と、「モネ展」の本物を鑑賞した場合の脳波を観察したことがあった。本物のモネの絵は、絵を見た瞬間は少し興奮するものの、ほぼリラックスという状態で実験終了。本物の絵が放つ魅力に引き込まれていたのではないか。一方、レプリカの絵は「興奮」の脳波が強く、リラックスへの変化は、ほぼ見られなかった。世界の名画がここにあったというアトラクションを味わったような興奮と驚きに終始、複製であることをあらかじめ意識していたためアウラを感じようとはしなかったのではないか。
