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【エッセイ】冷やし中華が好き #予感の味 風まかせ文芸部 


先日、スーパーで「マルちゃん正麺」に冷し中華があるのを初めて知った。

以前働いていた職場の、大のラーメン好きだった男性が「インスタントなら袋麺のマルちゃん正麺が一番好きだ」とおっしゃっていたのを思い出す。

頻繁ではないが、私もこのシリーズはたまに買って作ることがある。
けれど、どちらかと言えば我が家では、もっと手軽なカップ麺を食べることの方が多い。ポットから熱湯を注ぐだけで完成する簡単なものだ。

中でも私は、明星の「一平ちゃん夜店の焼きそば」が一番好きだ。あの特製のからしマヨネーズがたまらない。

しかし、暑い夏のお昼となれば、やはり冷やし中華の出番が多くなる。
今までは、チルド(生麺)タイプの商品を買うことが多かった。
たまにコンビニやスーパーで出来合いの冷やし中華も買うのだが、自分で作るものに比べると具材が少なくて物足りず、結局あれこれ足して食べることもある。
しかもこの前、夫が「(出来合いのものは)麺があまりおいしくない」などと言うので、やはり家で手作りしかないのだなと思っていた。

だからその日も、いつものチルドの冷し中華を買おうとしていたのだ。
ところが、たまたま乾麺の「マルちゃん正麺」に冷やし中華があるのが目に留まった。
スーパーの通路に面した、一番目立つ棚に置いてあったのだ。

それを見た瞬間、直感的に「これは絶対に美味しい」という予感がした。

実は、最初に「これ、すごくおいしい!」と言い出したのは夫だった。
私が不在の日に、自分で作って食べたらしい。
私は心の中で「やっぱり私の予感通りね」と、ニヤリとしてしまった。

そうして、数日前のお昼。私も初めてその冷やし中華を作ってみることにした。

まずは具材の準備からだ。卵をボウルに割り入れ、砂糖を少量加えて箸でよくかき混ぜる。
二人分なら卵一個出足りるのだが、私はいつも多めに作って、刻んだあとに冷凍保存している。
この錦糸卵は、ちらし寿司やきゅうりの酢の物のトッピングなど、後々何かと重宝するのだ。

トマトもくし形にカットして冷蔵庫で冷やしておく。
きゅうりは洗って細切りしてから、塩を振ってしばらく置く。
そして、以前はロースハムを使っていたのだが、二、三年ほど前からは、旨味の強い焼き豚切り落としを使うのが我が家の定番になっている。

もちろん、中華麺だけを買ってきて、タレを自作したり市販の冷やし中華のタレを合わせたりする方法もある。
私も一度だけタレを手作りしたことがあるが、今回は「マルちゃん正麺」に付属しているタレを使った。
まずはこの製品のポテンシャルをそのまま味わってみたかったからだ。

さて、いよいよ実食。
一口食べてみたら、やはり麺がモチモチとしていて本当に美味しかった。言われなければ乾麺とは気づかない、まるで生麺のような食感だ。

私の「予感の味」は大正解の、大当たりだった。

冷やし中華は具材を揃えるのが少し面倒に思えることもあるけれど、スーパーのカット野菜を使ってもいいし、錦糸卵の代わりにゆで卵を添えるだけでも十分だ。ハムや焼き豚の代わりにカニカマも良さそう。余った紅ショウガ、キムチも美味しいかもしれない。

この夏は、我が家の食卓にこの頼もしい袋麺が何度も登場することになりそうだ。


マルちゃん正麺冷やし中華




iさま、どうぞよろしくお願いします。




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