サイレントリーダーの経営戦略ノート(第20回) 9マス × 人生マップで人生のタスクが整い始める
はじめに
「やることは山ほどあるのに、なぜか前に進んでいる実感がない」
「頑張っているはずなのに、人生全体が整っていない感じがする」
コーチングの現場で、私は何度もこの言葉を聞いてきました。
そして実は、かつての自分自身も、まったく同じ状態にいたのです。
その転機になったのが、
山崎拓巳先生から学んだ「人生マップ」 と
9マス(9マトリックス)思考法 を組み合わせた実践でした。
この回では、
✔ 人生を「役割」で整理し
✔ タスクを“やらされ感”なく自然に動かし
✔ 現実と思い込んでいる世界(World1)から、理想の世界(World2)へ進む
ための、実際に私がコーチングで使っている方法をご紹介します。
1. なぜタスク管理がうまくいかないのか?
多くの人が、
「ToDoリスト」
「GTD」
「タスク管理アプリ」
を試しては、途中で挫折します。
理由はシンプルです。
タスクが“人生の文脈”とつながっていないから。
人生には同時に複数の役割があります。
仕事人としての自分
マネージャーとしての自分
親としての自分
パートナーとしての自分
学び手としての自分
一人の人間としての自分
これらを無視して
「やること」だけを管理しようとすると、
心と行動が分離してしまいます。
2. ベストセラー作家 山崎拓巳先生の「人生マップ」が示している本質
人生マップの本質は、
人生を“役割”で俯瞰すること にあります。
最初に行うのは、
「今の自分が担っている役割」を洗い出すこと。
ここで重要なのは、
優先順位をつけないこと。
良し悪しを判断しないこと。
ただ、
今の自分の人生を構成している役割を、正直に書き出す。
これにより、
自分が今どの世界(World1)に立っているのかが、
自然と見えてきます。
3. 人生マップを「9マス」に落とすと何が起きるか
私はこの人生マップの考え方を、
9マス(9マトリックス) に置き換えました。
▶ 人生マップ9マス(役割編)
中央:自分の名前
周囲8マス:今の人生における8つの役割
例)
マネージャー
マンション理事
父
夫
長男
少年野球のコーチ
親父の会会長
町内野球部のピッチャー
たったこれだけで、
「人生の全体像」が一枚で見えるようになります。
4. 役割を“動かす”アクティブ9マス
次に行うのが、
アクティブ9マス(Activate 9マス) です。
これは大谷翔平選手も実践していた方法。
やり方はシンプル
さきほど書いた「8つの役割」
それぞれを 新しい9マスの中央 に置く
周囲8マスに
「今、この役割としてやると良いこと」を書く
例えば
「マネージャー」という役割なら、
部下との1on1
承認の言葉
期待値のすり合わせ
情報共有
育成の視点
などが自然に浮かびます。
ここでのポイントは
“やらなければならないタスク”を書かないこと。
「これをやったら、この役割が一段上に進みそう」
という感覚を大切にします。
*人生マップ9マスのフォーマットをご用意しましたので、使ってみてください
5. World1 から World2 へ ― 週次レビューの力
この方法の真価は、
週次レビュー にあります。
私はコーチングで、必ずこの問いを投げます。
先週の目標は何ですか?
何がうまくいっていますか?
うまくいっていないことは何ですか?
どうするとそのギャップを埋めることができますか?
このこと(ふりかえり)より何を得ましたか?
この問いによって、
クライアントは「評価される」のではなく、
自分で理想の世界に行くために何をするべきなのか言語化することができます。
これが
サイレントリーダー流のタスクマネジメントです。
6. この方法が“静かに効く”理由
無理に頑張らない
自分を責めない
他人と比べない
ただ、
役割 → 行動 → 位置の確認
を淡々と見つめ続ける。
その結果、
人は気づかぬうちに
World1からWorld2へ移動していきます。
これが
「やらされないのに、進んでいる」
状態です。
おわりに
タスク管理は、本来とても静かな営みです。
気合や根性でやるものではなく、
人生の構造を理解した人から、自然に整っていく。
9マス × 人生マップは、
そのための「地図」になります。
本来は、きちんと人生マップコーチングの資格を持った方についてもらわないと100%の効果が保証できないので、もしお知り合いに山崎拓巳先生の「やる気のスイッチコーチング」を学ばれた方がいらしたら、ぜひ相談してみてください。
本当はわたくしができる限りサポートをさせていただきたいのですが、本業の会社員の仕事が大忙しで、コーチングの新たな募集ができない状態です。新たに、追加募集ができるようになりましたら、すぐにお伝えいたしますので、今しばらくお待ちください。
