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3つのお題に空想のひらめきを

🍊第47回 3つのお題(昭和ノスタルジー)
🎈お題①:「秘密基地の約束」
🐾お題②:「ビー玉の世界」
⏳お題③:「帰りたくない夕方」

僕達の時間は永遠だった。
カズ、シゲ、そして僕、ナオキ。
三人で作った秘密基地。
目の前の通りを近所の顔見知りのおじちゃんやおばちゃんがやたら歩いてて、秘密でもなんでもなかったけど、僕達は僕達だけで盛り上がる学校や遊びの話に夢中になって、時間を忘れて喋り続けた。
今から思えば、貧しくて無力な僕達だったけど、僕達の言葉に宿る想像力は無限大で、空想のロケットを何発も打ち上げるほどのパワーに満ちていた。

広がる宇宙

ビー玉遊びは、宇宙の星達を転がす惑星間戦争だ。
弾いて、太陽系から追い出された惑星は横取りされる。
いくつもの星の支配者となる感覚は、子供だった僕達のこの上ない支配欲を満たしてくれた。

キラキラ光るお星様。
なあ、カズ、シゲ。
あれから、自分にとっての輝く星を見つけたかい?
ビー玉遊びはカズが得意だったけど、起業した会社がトラブル続きで大変だって聞いたよ。
あんなにたくさんの惑星を手中に収めてたのにな。
シゲは、息子が犯した窃盗の罪で警察に呼ばれたって。
その場で息子を殴り倒して、そのまま収監されたって。
何やってんだよ、まったく。
……でもあの頃、僕達もよく大人に殴られてたよな。
それが当たり前だった。

待ってるよ

またあの頃みたいにさ、三人で集まって、他愛のない話をしたいんだ。
……無理かな?
他愛のない話なんて、持ち合わせがないのかもしれないね。
重い話や、不安な話ばっかでさ。
でもさ、僕達、あの頃は秘密基地を作り上げて、惑星を我がものにしてたんだぜ。
他愛のないガキンチョだったけど、怖いものなんて、体育の神崎先生くらいだった。
あの先生のビンタは本当に痛かったっけ。
でももう、神崎先生も地元の老人ホームにいるってさ。
あの場所に戻っても、もう叩かれる心配もない。
だから、あの場所で待ってるよ。

不慮の交通事故で、お前らより先に星になってしまった僕だけど、きっとまた会えると信じてる。
だから、あの場所で待ってるよ。

こちらの企画に参加させていただきました。
よろしくお願いいたします。

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