せりふ三題噺 『宇宙規模のスープの冷めない距離は、虫よけじゃ救えない』
「宇宙にはさ、俺達以外にも生命体は存在するのかな?」
「異星人ってやつか?さあ、宇宙は広いからな。果てしなく遠い星にはいるんじゃないか?少なくとも、スープの冷めない距離にはいないと思うけど」
「宇宙規模で冷めない距離なんてないだろ。保温パックに入れといたって冷めるよ」
「それだけ宇宙は広いってことだろ。だから、異星人の住む星があってもおかしくない」
「強引だな。まあ、あながち間違ってはいないか。そーいえば最近、どこかの星が消滅の危機にあるって話を聞いたよ。その星からは今までにも何度かメッセージが届いていた、って」
「メッセージって?」
「んー、なんか、こっちの受信システムのバグでうまく解読出来なかったらしいよ。SOSではあったみたいだけど」
「……バグ?システムに虫が侵入したの?虫よけでも用意しとけば良かったのに」
「バグの意味が違うって。まあ、プログラムにミスがあったってこと。それが無ければ、我が星の技術でその星を救うことも出来たらしいよ。もう手遅れだけど」
「へー、その星ってどれなんだろう?この夜空に見えるのかな?」
「あ、ほら見て、光ってる。あの光は、今まさに爆発したのかもね。確か……地球って名の星だったけど」
こちらの企画に参加させていただきました。
よろしくお願いいたします。
