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風まかせ文芸部 『3秒後』

3秒後の世界。
想像しようとしたその時には、すでに訪れている3秒後の世界。
これを未来と呼べるのだろうか。
現状と何ら変わらない世界しか想像できない。
3秒で何かを変えられるとは到底思えないから。
だけど、その積み重ねで、世界は変化してゆく。
ということは、この3秒の間にも何らかの変化は起こり続けているのだろう。
目には見えないほどの、アハ体験のような変化が。

たとえばあなたが3秒後、カラスに変化するとする。
くちばしが生え、翼を授かり、体中が黒くなり始めた辺りで、3秒経過となるだろうか。
いや、実際には、そう流れるように変わりゆくことは不可能だ。
何年も何十年もかけて、ジワジワと進化、いや退化していくものだろう。
……うん。何の話か?
窓の外に見える電柱のてっぺんに、カラスが止まっていたもので……。

というように、3秒で思いつく展開にも限度がある。
そう面白いものなど浮かぶはずもない。
いや、これは私の才能不足の問題か?
と、とにかく、3秒という時間は短い。
3秒で出来ることといえば……この季節、上着を羽織ることくらいか。
背中に回して、右手を通して、左手を通して。
それを各々1秒で行う。
とはいえ、裸に上着だけで出掛けるわけにはいかないから、結局着替えるにはそれなりの時間がかかる。
そして、振り出しに戻る。

つまり何が言いたいかと言うと、「3秒後」から生まれるものなど、私には表現しきれないということ。
だって、「3秒後」を思い描こうとする、もうその時点で3秒が過ぎてる。
……ああ、これは最初に言ったか。
ならば、永遠に我々は、3秒後に到達できないんじゃないだろうか。
まあ……そんなことはないだろうが。

マズイ。迷宮入りです。

まあ、これ以上考えても何も浮かばずに、明日の仕事に差し支えるだけだ。
もう寝ます。そして明日の朝、投稿します。

……あ、眠りに落ちて、3秒後には朝が来る。
こんなのどう?

こちらの企画に参加させていただきました。
よろしくお願いいたします。

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